平日にも関わらず大変な人出だった。特に道産子のラーメン好きを裏付けるように飲食スペースはびっしり、チケットコーナーは長蛇の列という状態だった。ライラックまつりのほうも花はどこへやら?飲食コーナーが千客万来という有様だった。
今日は好天に恵まれ、12時の気温は23度を超えたという。5月ではあるが完全に初夏の気候である。現在札幌では大通公園を会場にして「第61回ライラックまつり」(会期 5/15~5/26)と「札幌ラーメンショー」(会期 5/14~5/26)が同時開催されている。ライラックまつりは61回を数える歴史ある祭りだが、ラーメンショーの方は今年でまだ5回目と歴史の浅い祭り(?)である。
天気も良かったし、スケジュールも空いていたので珍しいラーメンでもいただきながらひやかしてみようと出かけてみた。大通公園に着くと、確かにライラックの花は満開の時を迎えていた。しかし、大通公園がライラックの花一色に染まっているわけではけっしてない。むしろそれほど目立たないとさえ表現できそうである。ライラックは札幌のシンボルとなる花とされている。だとしたら市民も観光客も最も集まる大通公園にもう少し集中して栽培(育成)したらと思うのだが、どうなのだろうか??
※ 札幌市資料館の前、大通12丁目からライラックの花と共に大通公園を写しました。
※ 一部つぼみの花もありますが、紫色をした典型的なライラックの花です。
※ 白いライラックの花もときおりみられました。
私の住居から歩いて大通公園に向かうと、最初に出合うのが西6丁目広場で開催されていた「札幌ラーメンショー」である。着いてみて驚いた!凄い人出なのだ。飲食スペースはもう満席状態。全国から出店した10店のブースの前は大勢の人だかりである。その上、その前に購入しなければならないチケット売り場の前は長蛇の列といった状態だった。この光景を見て、私は一気にラーメンを食する気を無くしてしまった。
※ チケット売り場の長蛇の列です。
※ 各店舗のブースの前で自分の番を待つ人たちです。
※ ラーメンを食するスペースもいっぱいでした。週末はどうなるんでしょうか?
ということでラーメンショーを通過して、7~5丁目で開催されていた「ライラックまつり」の方へと向かった。ライラックまつりではさまざまな催しが行われていた。私の目的は道産ワインを味わうことだった。しかし、その前に5丁目広場で開催されていた「らいらっく茶屋~美味しい日本茶の淹れ方コーナー~」を訪れた。ここでは200円で新茶や手もみ茶を日本茶のソムリエに入れてもらい解説を聞きながら味わうというコーナーだった。
※ 今や手もみも機械化されていて、実演されている方は無形文化財の方だということでした。
新茶、手もみ茶のどちらを味わうか迷ったが、アドバイスを聞き「手もみ茶」を味わってみることにした。日本茶のソムリエの方は、いろいろとお茶の淹れ方について説明してくれ、手もみ茶の場合、一煎目は湯の温度を42度、二煎目は70度で入れたものを試飲させていただいた。一煎目はまるでだし汁を飲んでいるかのような旨味を感ずる味わいだった。
※ 右側の状態から全て手もみによって左側のような製品になるまで揉み続けるそうです。
※ 針のように尖った製品です。
※ 一番茶です。旨み成分が口の中に広がりました。
二煎目は渋味、苦味を感じさせる味わいだった。同じお茶でも温度や淹れ方でずいぶん味わいが違うことを実感させていただいた。ソムリエの方は「お茶の味は、温度、お湯の量、葉の種類で決まる」と言われたが、ふだんの私はお茶に関しては鈍感そのものである。
※ わずか200円でお茶うけまで用意されていました。
さて、その後7丁目広場の「ライラックワインガーデン」に足を運んだ。ワインが目的と言いながら、私はあまりワインを得意としていない。特に赤ワインはあの渋味がどうしても馴染めない。だから目指すは白ワインだった。30種以上の品種が並んだ中から私が選んだのは「鶴沼ミュスカ」という白ワインだった。「鶴沼ミュスカ」には「オレンジやマスカット、バラの花のニュアンスがあふれる華やかなアロマが特徴的で、ほどよい口あたりのやや甘口に仕上がりました」という説明書きがあった。グラス600円の鶴沼ミュスカはなるほどフルーティな甘い味わいで私の舌には合っていたようだ。傍のフードコーナーから「ケバブのトルティーヤ巻き」(700円)を買い求め、「鶴沼ミュスカ」を2杯味わい帰途に就いたのだった。
※ こんなにたくさんのワインリストの中から選びました。
※ 私が選択した白ワインの「鶴沼ミュスカ」です。
※ 写真のように羊の肉を炙りながら削ぎ落すのがケバブです。
それをトルティーヤというパン生地に包んだものを食しました。写真を撮るのを忘れました。
※ 最後に大通公園の代表的なシャッターポイントからの一枚を付け加えます。