田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市出初式

2012-01-06 21:26:23 | 札幌(圏)探訪
 以前から一度は見たいと思っていた出初式でしたが、今年ようやく見ることができました。そのお目当てはもちろん梯子乗りです。不安定な梯子の上での軽い身のこなし、粋だねぇ~。 

          
          ※ 会場には各種の消防車両が展示されていました。

 新春の風物詩でもある“出初式”を一度見てみたいと以前から思いながら、なかなか果たせないでいました。
 今日(6日)、札幌市の出初式が大通公園8丁目広場で行われ、その一部始終を見ることができました。

          
          ※ 出初式を前に整列した消防署職員(写真奥の紺色の制服)と消防団員(写真手前の橙色の団服)のみなさんです。

 式はまず、ヘリコプターの編隊飛行から始まりました。計4機による編隊飛行は札幌市消防局と北海道警察ものということだったが、その保有割り合いについての説明はありませんでした。(せっかく望遠機能の充実したカメラを持参しながらヘリコプターを撮り損ねるという失態を演じてしまいました。ドジっ!)
 火事ばかりでなく、あらゆる非常事態に敏速に対応するためにもヘリコプターの存在は頼もしいかぎりです。

          
          ※ 消防音楽隊と共に開会前の会場を盛り上げたカラーガード隊です。

 式はその後、市長(札幌市消防の最高責任者?)の式辞、消防局長の決意表明、各界からの祝辞と続きました。
 そして、特色ある活動をしている少年や婦人の消防団組織や、特殊な消火活動に従事する部署の人たちを幹部が観閲しました。

          
          ※ 現代の消防にはこうした特殊な服装をした部署もたくさんあるようです。

 そしていよいよ札幌市木遣り保存会の登場です。
 江戸時代の火消し組をほうふつさせる法被を身にまとい、40名ほどの保存会の人たちが登場しました。

          
          ※ 札幌木遣り保存会の方々です。

 木遣り歌、纏振りと続き、最後に梯子が登場しました。
 鳶で梯子を支える中、若手の梯子乗りが登場して梯子上でさまざまな技を披露しました。
 軽い身のこなしはさすがです。
 札幌における梯子乗りは、その技が熟達していなければならないことはもちろんですが、寒さと戦わなければなりません。観ている方が震えてきます。
 若手の後にもう一人、今度は中年の方が同じように披露しました。

          
          ※ 梯子乗りについては本文の説明で十分でしょう。
          

 梯子乗りは江戸時代に高いところに登り火事の方角を確かめたことがその起源とされているようです。
 粋でいなせな梯子乗りは、新春を飾るに相応しい日本に伝わる古き伝統です。
 これからもぜひ伝統を継承していってほしいものです。