田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スノーシュー in 藻岩山

2012-01-16 20:57:49 | スノーシュートレック & スノーハイク
 藻岩山ロープウェイの年間パスを利用して、山頂からスノーシューで降ってみようと思い立った。藻岩山のパラフィンスノーはスノーシューを付けてもなかなか困難だった。藻岩山の山中で雪と戯れた2時間でした。 

 先日、藻岩山ロープウェイに乗ったとき、下を見てみると雪の上を人が歩いた跡が見えた。「あゝ、物好きな人は自分の足で降りてくるんだ」と新たな発見をした思いだった。それを見て、私も「物好きな人になってやろう」と思い立ちました。
 
 今日、岩見沢市は大雪だったようですが、札幌市はきれいに晴れ上がっていました。
 山麓駅11時発のロープウェイは観光客で満員状態でしたが、その中、一人だけ異質の恰好でロープウェイに乗っている姿はちょっと恥ずかしかったのですが…。

          
          ※ 誰も足を踏み入れないような木々の間を縫い、雪面を進みます。

 11時20分、山頂に立ちスノーシューを着け、まずは山頂付近の新雪を求めてあちこちと歩き回りました。
 その時、一つ発見をしました。初め北斜面に入ったのですが、北斜面の雪は北海道特有のサラサラ雪(パラフィンスノー)でスノーシューを着けていても深く潜り込み歩きにくいことこのうえありません。バランスを崩して何度も何度も転んでしまいました。
 それに対して南斜面は表面が一度融けて、それが固まっており、スノーシューもそれほど埋まらず歩きやすかったです。

          
          ※ 木々の間から札幌の街が覗きます。正面の山は円山だと思われます。

 ところが!!私が降るのは北斜面です!!
 30分ほど山頂付近を徘徊した後、藻岩山を降ることにしました。サラサラ雪の上、斜度がきつく、とても真っ直ぐには降りられません。斜行を繰り返すような形で降りはじめました。
 サラサラ雪に足を捕られます。何度も何度も雪の中に転倒しました。

          
          ※ 斜度が急で私が滑り落ちてしまった跡です。

 その転倒の影響でしょうか、ポケットに入れていたデジカメが動かなくなってしまいました。(結局、帰宅してからも動かず大損害です)
 また、雪中での悪戦苦闘で背中の方は汗をかいているのに、足先が冷たいのです。後で分かったことですが、転倒の度に長靴に雪が入り、それが靴の中で融けたため靴下が濡れてしまい冷たかったようです。

          
          ※ 頭上をロープウェイが静かに登っていきます。

 そんな中、山中で家から持って行った熱いコーヒーがことのほか美味しかった…。
 夏にはけっして踏み入ることができない世界に踏み入り、藻岩山に住むというエゾリスとの遭遇を楽しみにしていましたが、残念ながらその思いはかないませんでした。
 また、木々の芽はまだまだ固いものの、来るべき春を目ざしてその準備に怠りないといった感じでした。

          
          ※ ザックを小枝に引っ掛けて、ちょっとコーヒーブレイクです。

 結局、13時30分頃、なんとかロープウェイ山麓駅のところに着くことができました。
 ふだん運動不足の私にとってはかなりハードなものでした。
 スノーシューには滑り止めのための爪はついていますが、急な斜面の上り下りには不向きなようです。特にサラサラ雪には…。
 もう一度やりますか?と問われたら、「遠慮しときます」と答えるでしょうね。
 今度はもっとイージーなスノーシューイングを楽しみたいと思います。