田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コンサドーレ 最終戦

2009-11-30 19:25:22 | ボランティア
  昨日(11月29日)コンサドーレの2009シーズンのホーム最終戦の対横浜FC戦が札幌ドームでありました。今シーズン5度目のCVS(ボランティア)の任務に就きながら、いろいろな思いに駆られた最終戦となりました。 

 当日の私はいつものゲートでの券種チェックの他に、選手のサイン会の整理係の担当となりました。
 サイン会には上里、石井の両選手が出てきました。ゲーム前のファンサービスをする選手は、ケガや累積警告などで当日ベンチ入りできない選手が担当します。
 上里選手は累積警告で出場停止のため、しかし石井選手は調子が上がらないためにベンチ入りできなかったようです。特に石井選手は前日に戦力外通告を受け、退団が決定している選手でした。
 サインの間に上里選手と話していましたが、気丈に振る舞いつつもやはり寂しさは隠せないようでした。まだまだ若い石井選手はどこかのチームに移籍して活躍してほしいものです。
        
        ※ サイン会でサポーターにサインをする石井選手です。        

        
        ※ サイン会の横では箕輪選手とチョー・ソンファン選手と一
         緒の撮影会が行われていました。

 ゲートチェックはSA席の担当でした。
 これが大忙しでした。SA席はほぼ満員状態で、その方々が激しく出入りするので目を凝らしながらのチェックは大変でした。聞くところによると、当日の入場者は21,000余人とか・・・。今シーズン最高の入場者数でした。しかし、これにはからくりもあったようです。というのは、見慣れぬチケットでの入場者がとても多いのです。聞いてみると優待チケットというものでした。どのような優待なのか私には判りかねますが、まあ普段スタジアムに足を運ばないような人が大勢詰めかけてくれたのだと思います。
        
         ※ 21,000人余名を飲み込んだスタジアムです。
         
 この日のゲームは最終戦であると同時に、ミスターコンサドーレと称された曽田選手の引退試合でもありました。
 札幌出身で、札幌一筋に9年間の選手生活を送った曽田選手も最後は怪我に悩まされ引退を余儀なくされたようです。
 ちょうどゲートチェックの任務も終了し、私たちもゲームを観戦することができた最終盤になって曽田選手が交代でピッチに入りました。石崎監督が粋な計らいをしたのです。すると幸運なことに曽田選手が相手選手に倒されPKを獲得しました。それを曽田選手自らが蹴ってゲームを決定づける3点目を入れました。
 試合は3対1で勝利し、21,000余の観客も大満足だったことでしょう。

 試合後、曽田選手の引退セレモニーが行われ、曽田選手が「変わらない美しさ、変わる寂しさ…」というフレーズを用いた詩的な引退の弁を述べたのが印象的でした。
 その後、全選手による場内一周のサンクスウォークが感動的だったようですが、私はCVSの任務に還ったためにその様子を見ることはできませんでした。
        
        ※ U12からトップまで、オールコンサドーレの選手が一堂に会しました。

 こうして今年最後のCVSの任務を終えたのですが、この日は9時15分集合に間に合わせるため、自宅を出たのが8時30分前、帰宅したのが午後6時少し前と、拘束時間が実に9時間30分にもなりました。
 同じ志を持つ人たちと一緒にゲーム運営のお手伝いをすることはとてもやりがいのあることですが、体力的にはかなりきついのも事実です。
 さて、来年はどうしようかな・・・、と考えています・・・。
        
        ※ 朝9時15分にはボランティアのみなさんが全員集合していました。