田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 8 火天の城

2009-09-12 20:39:29 | 映画観賞・感想

 鳴り物入りで全国でロードショーが始まった初日の今日(12日)さっそく映画館に足を運びました。(それほどの映画ファンではないんですけどね)見終えて「評価が分かれるのでは」というのが率直な感想です。 

 「火天の城」は織田信長の命で安土山に壮大な安土城を築いた西田敏行演ずる宮大工の岡部又右衛門の物語です。
 前宣伝では制作費1,000億円、撮影参加人員延べ100万人(えーっ?)と壮大なスケールを想像させてくれました。
        

 私は今、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と山岡荘八本を読み進めていることもあり、築城わずか3年で炎の中に消えた幻の安土城について大いに興味がありました。ですから大きな期待を抱いて札幌ファクトリーに併設されているユナイテッドシネマ札幌(場所はこちら)に出かけました。

 確かに随所にスケール感に溢れる映像が映し出されましたが、ストーリーは岡部又右衛門の家族の愛を中心として描かれているように感じられました。(見方は分かれるかもしれませんが)
 私としては、当時世界に類を見ない壮大な城を築城する様子を余すところなく描いてくれることを期待していたのです。    

 見る人によって評価が分かれる映画のように思いましたが、はたしてこの映画の評判が今後どのように推移していくのか興味深いところです。
 意外だったのは、北海道新聞でも特集していましたので公開初日には観客が詰めかけるのではと思っていたのですが、意外や意外、午後の一番良い時間帯だったのですが館内はかなり空いていました。
 制作費の回収はできるのだろうか、などといらぬ心配をしてしまいました。