最終日の第5日目に、沖縄本島26市町村の最後となった南風原町(はえばるちょう)を訪れました。
※ 大きな円形が特徴の南風原町の役場庁舎です。
先のレポートにも書きましたが、当日が土曜日のために役場庁舎に入れないということに南風原町役場まで行って気付きました。
南風原町では守衛の方の親切でガイドブックを入手することができましたが、私の事前の計画ではこの日も5市町村くらい巡る予定でしたから、予定通りに行動していたら、私の計画は水泡に帰する恐れがあったということです。(ホッ)
南風原町も豊見城市と同様に那覇市のベットタウンという感じで、人口密度が3,200人強と大都市並の人口密度です。(札幌市の人口密度が1,677人ということからも、南風原町の人口密度がいかに高いかがお分かりいただけると思います)
沖縄唯一のスケートセンターが南風原町にあるということからも那覇市のベットタウンであることがうかがわれます。
南風原町では親切な守衛さんに紹介されて、役場近くの南風原町文化センターを訪れました。
ここを訪れることができたことは私にとっては幸運でした。ここで入手した【沖縄陸軍 南風原壕群】という冊子を南風原町の記念の品としました。
沖縄観光「南風原町文化センター」
観光というには少し趣きが違いますが、先にも記したようにここを訪れることができたのは幸運でした。
センター自体は地味な建物で、昔の公民館のようなものでしたが、展示内容に心を動かされました。その展示とは・・・、
① 南風原と戦争
② 南風原と移民
③ 南風原の民俗
④ 南風原の民俗芸能
の4つで構成されていました。
その中で私の目を捉えたのは、やはり「南風原と戦争」でした。
戦争に関してはあまり免疫力のない道産子にとっては当然の反応かと思います。
特に文化センター内に再現されていた陸軍病院壕は当時の悲惨な光景を彷彿とさせる展示に息を飲みました。
実はここを訪れた後に知ったことですが、文化センター近くにある「沖縄陸軍 南風原壕群20号」跡が最近になって復元され、一般公開されていたのです。
知っていれば必ずや訪れていたであろう、と思うと残念ですが後の祭りです。
たくさんの沖縄に触れ、多くのことを知ることができた今回の沖縄の旅でした。しかしたった5日間くらいでは、沖縄の表面をなぞっただけの5日間に過ぎないこともまた事実です。