ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都市左京区の京都府立植物園の桜林で咲くサクラの花を見に行って来ました

2016年03月29日 | 旅行
 京都市左京区下鴨半木町にある京都府立植物園の中にある桜林に、サクラの花を見に行って来ました。

 京都府立植物園の蓮池近くには、大きな桜林があり、いろいろな種類のサクラの木が花を咲かせることで有名です。

 大きな桜林の中では、この時期はヨウコウ(陽光)の木が華やかなピンク色の花を咲かせています。この時期の主役のサクラの木の一つです。





 ヒカンザクラ(緋寒桜)の木がが濃いピンク色の花を多数、咲かせています(ヒカンザクラは、カンヒザクラとも呼ばれています)。



 オオカンザクラ(大寒桜)の標識をつけたサクラの木が花をたくさん咲かせています。このオオカンザクラは、アンギョウカンザクラ(安行寒桜)の別名です。



 桜林の中で、花を一番たくさん咲かせているのは、ホソイザクラ(細井桜)の木です。中ぐらいの高さで、木の枝振りの姿がきれいです。



 褐色の葉と花が同時に出て、花を咲かせているには、ヤマザクラ(山桜)です。花と葉がパラパラと出ています。



 桜林の中以外では、北門近くで花をたくさん咲かせているのは、トウカイザクラ(東海桜)というサクラの木です。





 サクラの木に付いた標識によると、中国のカラミザクラと日本のコヒガンの交配種と説明されています。

 今回の注目すべき木は、やはりアンズの花です。標識がないと、早咲きのサクラの花と見間違えそうなアンズの花です。



 桜林の周辺に、アンズの木が植えてあり、サクラの木と紛らわしいです。

 京都府立植物園は1924年に日本で最初の公立植物園として開園した歴史ある植物園です。桜林を中心に、多彩なサクラの木が花を咲かせています。またサクラと見間違えそうなアンズも花を咲かせていて、アンズの花を学ぶことができます。

京都市左京区の京都府立植物園に早咲きのサクラの花を見に行って来ました

2016年03月28日 | 旅行
 京都市左京区下鴨半木町にある京都府立植物園に、早咲きのサクラの木を見に行って来ました。

 この京都府立植物園には、蓮池近くに、大きな桜林があり、いろいろな種類のサクラの木が花を咲かせることで有名です。
 
 北山門から京都府立植物園に入園すると、比較的ご年配の方々が園内のガイドツアーに出かけ始めたところでした。


 
 たまたまですが、2組のガイドツアー集団が出発して行きました。
 
 北門近くには、“桜品種見本園”があり、数種類のサクラの木が花をよく咲かせています。
 
 桜品種見本園の中で、花をたくさん咲かせているのは「天城吉野」(アマギヨシノ)という標識がついた木です。



 淡いピンク色の小振りな花を多数、咲いている木がありました。



 この花を咲かせているサクラの木には「ソメイヨシノとシナオウトウの掛け合わせ」という説明用の標識がかかっています。

 その近くには、「啓翁桜」(ケイオウザクラ)という標識がついた木が花を咲かせています。



 この「啓翁桜」の木は、天龍寺の境内で観賞した早咲きのサクラの木です。ここでの説明では、「福岡県久留米市のシナミザクラにコヒガンを接木したもの」と説明されています。また「啓翁桜」の“啓翁”とは、品種改良した方のお名前だそうです。

 この“桜品種見本園”の西側に、つばき園があり、こちらに進みました。ツバキの木は花期を少し過ぎた感じですが、これだけ立派なツバキの木が続くツバキ園は珍しいです。

 実は、ヤブツバキの大きな木々の根元の落ち葉が積もったところに、冬鳥のシロハラなどが落ち葉を突っついていました。薄暗い木陰に、トラツグミのような野鳥がいましたが、すぐに飛び去りました。トラツグミかどうかは不明です。

 途中で、1本の低木のシデコブシの木を見つけました。花がパラパラと咲いています。



 お目当ての大きな桜林の横を通り、観賞温室近くの花壇などの近くも歩きました。

 通称“リリー”と呼ばれる花びらが尖った形の品種のチューリップが花を咲かせています。





 鮮やかな黄色いラッパスイセンも花を咲かせています。



 ミツマタも黄色と白色が混じった花を咲かせています。



 広大な京都府立植物園では、各所で様々な草や木が花を咲かせています。

 この後の続編では、今回、お目当てだった桜園での各種のサクラの木の花の咲き具合いをご報告する予定です。

人気ミステリー作家のディーヴァー・ジェフリーの単行本「石の猿」を読み終えました

2016年03月27日 | 
 米国の人気ミステリー作家のディーヴァー・ジェフリー(Jeffery Deaver)の単行本「石の猿」(原題はTHE STONE MONKEY)を読み終えました。

 この単行本は、約13年前の2003年5月30日に翻訳本として、文藝春秋社から発売されました。書庫の中に眠っていたこの単行本を、今ごろ読んだ結果、たまたま欧州(EU)に押し寄せる不法移民の問題を、米国での不法移民問題から少し感じとりました。

 この単行本「石の猿」(原題はTHE STONE MONKEY)の表紙です。



 表紙写真の「石の猿」は、あの孫悟空の像で、中国では幸運のお守りだそうです。
 
 この単行本は、中国南東部の福建省の反体制派が政府から弾圧や嫌がらせを受けている家族たちが米国に向かった話です。中国反体制派は、自由の国である米国(中国語表記では、美国)に不法移民として、中国から脱出を図ります。
 
 この不法移民たちを連れて行く“ゴースト”と呼ばれる蛇頭は、不法移民約20人を飛行機でロシア国境を超えさせ、ロシアからフィンランド海岸につれていき、船に乗せます。
 
 この密航船の福州竜丸が米国ニューヨーク州ロングアイランド海岸に近づくと、米国沿岸警備隊に見つかり、追跡を受けます。米国沿岸警備隊の船に追いつかれそうになると、“ゴースト”は福州竜丸を爆弾で破壊し、沈没させます。不法移民約20人の中の10数人は、ゴムボートに乗り移り、海岸を目指します。ゴーストは、不法移民を隠すために、海岸に辿り着いた不法移民を殺し始めます。
 
 ゴムボートに乗ってロングアイランド海岸にたどり着いた不法移民約10数人は、2人がゴーストに射殺されます。不法移民約10数人は、車を盗んでニューヨーク市内に向かいます。ニューヨーク市内には、中国の各州の“秘密結社”の堂(とん)が組織され、渡す金によっては助けてくれるからです。
 
 当時から、中国などからの不法移民は最下層の市民として、助け合う仕組みをつくっていました。米国は2000年代初めでも、不法移民問題がありましたが、事実上は最下層の市民として吸収していました。現在、共和党大統領候補のトランプさんが「メキシコからの不法移民問題」への極端な対応策を挙げて、人気を集めています。当時でも、米国は不法移民問題に悩んでいました。この当時は、欧州(EU)ではあまり話題になっていなかったようです(実際には、ドイツへのトルコからの移民、旧ユーゴスラビア系難民問題などがありましたが・・)。
 
 以下は、単行本「石の猿」のネタばらしです。ゴーストを追う、ニューヨーク市警捜査顧問の科学捜査専門家のリンカーン・ライムのチームは、科学捜査から、ゴーストの真の意図を明らかにします。実は、ゴーストは、中国政府に頼まれ「反体制派を不法移民として、米国に連れて行くとして集め、米国沿岸で殺害する仕事」を引き受けていたのです。
 
 当時の中国は、1989年に起こった天安門事件以来、反体制派の動きが続き、これを政府が気にしていたという背景が、本書の不法移民問題の提起にあるようです。
 
 当時の中国の市民からみれば、米国(美国)は豊かな自由に溢れた国と映っただろうという見方が、本書の執筆動機になっているようです。
 
 話はかなり飛びますが、現在、日本の桜開花を楽しむために、日本を訪れている外国人観光客の方々には、日本の安全・安心を感じて楽しんでいただきたいと思います。平和の良さを味わっていただきたいです。

なお、ディーヴァー・ジェフリーの単行本「石の猿」を読み始めた話は、弊ブログの2016年3月4日編をご覧ください。

京都市右京区にある天龍寺では、「啓翁桜」という早咲きのサクラに出会いました

2016年03月26日 | 旅行
 京都市右京区にある臨済宗天龍寺派大本山の天龍寺の“望京の丘”に登ってみました。天龍寺のお庭などに咲く花を見に行った話の続きです。

 天龍寺の観光スポットである曹源池の庭園の背後(西側)に築かれた小山が“望京の丘”です。多宝院と百花園の脇道から“望京の丘”に上ります。

 坂道を上ると、すぐ眼下に、多宝院を囲むように植えられたシダレザクラ(枝垂れ桜)の木々が見えます。





 もう10日もすると、このシダレザクラの木々が満開になり、その満開の木々を見下ろす絶景が、“望京の丘”から見えます。

 “望京の丘”を回って下りると、曹源池の南端に出ます。方丈の横側に戻ります。



 再度、多宝院に向かい、百花園に入ります。百花園の中では、ミツバツツジがあちこちでよく咲いています。



 鮮やかな赤紫色のミツバツツジの花と、白いハクモクレンの花、黄色いサンシュの花が競演しています。



 「啓翁桜」(けいおうざくら)という札がかかった、早咲きのサクラの低木が花をよく咲かせています。



 百花園の北側には、北門があり、外国人観光客が何人か出て行きます。ここから竹林を通って、次のお寺に向かうようすです。

 北門からは外に出ないで、天龍寺の方丈側に戻り、曹源池の庭園の横を通って、入り口の庫裏(くり)に戻りました。


 
 天龍寺の望京の丘と曹源池のあたりをうろうろしました。春を迎えつつある景色でした。

京都市右京区にある天龍寺にも、早咲きのサクラの木を探しに行ってみました

2016年03月26日 | 旅行
 京都市右京区にある、臨済宗天龍寺派大本山の天龍寺に行ってきました。天龍寺のお庭は、春早くから、いろいろな木々の花が咲き誇るお庭だからです。

 天龍寺の観光スポットは、天龍寺最大の建物である方丈の裏に広がる曹源池の庭園です。



 曹源池の庭園は、曹源池庭園(そうげんちていえん)と呼ばれる池泉回遊式庭園です。嵐山や亀山などの周囲の山を背景とした池泉回遊式庭園は、嵐山などが新緑から紅葉する時期まで、長い期間にわたって、美しい借景となります。

 方丈は、大方丈と小方丈(書院)を組み合わせた大きな木造建屋ですが、実は明治・大正時代に再建された、比較的新しい建物です(戦乱で被災したために)。

 この大方丈・小方丈の西側から北にゆるやかな坂道を上ると、多宝殿(たほうでん)に出ます。

 この多宝殿の前や横には、大きなシダレザクラ(枝垂れ桜)の木が並び、開花すると美しい景色になります。現在は、シダレザクラの木は一分咲きか二分咲き程度です。





 多宝殿の北側には、百花苑(ひゃっかえん)という庭園があり、様々な木が花を咲かせています。ソメイヨシノ(染井吉野)の開花前でも、ここでは多彩な木などが花を咲かせています。

 この百花苑では「コヒガンザクラ」という名札がついた比較的背の低いサクラの木が花を咲かせています。



 今回、驚いたのはスモモの木です。スモモが咲かせている、比較的小さな白い花です。



 「スモモ」(正確には、ベニバスモモ)という名札がついていないと、サクラの木の一つと見間違えた可能性が高いです。

 シデコブシの低木が1本あり、花をいくらか咲かせています。正確には「ヒメシデコブシ」という名札がついています。





 濃い朱色の花を咲かせているボケが数本、あります。





 とても美しい花です。白地にうすい朱色の花を咲かせているボケの木もあります。

 天龍寺は、正式には寺号は天龍資聖禅寺(てんりゅうしせいぜんじ)という名前だそうです。今回も、入り口近くの通りから天龍寺の曹源池庭園まで、多くの観光客が来園し、一部ではかなり混んでいました。見た感じでは、入場している方の半分以上は外国人の観光客でした。、