ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙のコラム「核心」の見出し「平成の『敗北』なぜ起きた」を拝読しました。

2019年04月23日 | 日記
 2019年4月22日に発行された日本経済新聞紙の中面に掲載されたコラム「核心」の見出し「平成の『敗北』なぜ起きた」を拝読しました。

 日本経済新聞の西條都夫論説委員が解説する日本企業の多くが事業再編などにリスクをとっていないと指摘するコラムです。

 このコラムは以下の刺激的な文章で始まります

 「4月末に経済同友会代表幹事を退く小林喜光・三菱ケミカルホールディングス会長は鋭い舌鋒(ぜっぽう)で知られている論客です。2007年に同社の社長に就任した直後には『先輩は戦犯』と発言し、怒った同社のOBにねじ込まれる一幕があったというエピソードの持ち主です。小林会長は、本来ならば、ずっと昔に処理すべき不採算事業を温存してきた、上の世代の『不作為』に批判を突き付けたのだ」と指摘します。

 直言居士の小林会長は、平成年間をずばり「敗北の時代」と読んでいます。

 このコラムの記事は、日本経済新聞のWeb版である日本経済新聞 電子版も見出し「平成の『敗北』なぜ 企業老いて成長できず 」と伝えています。



 このコラムでは、平成年間がずばり「敗北の時代」だったことの証拠は、株式時価総額ランキングで示しています。

 平成元年(1989年)には、世界の上位20社の内に、NTTをを筆頭に日本企業は14社も入っていました。第一位にNTT、第二位に日本興業銀行、第三位に住友銀行などと続きます。

 これに対して、平成31年(2019年)には、世界の上位20社には日本企業はゼロです。一番上位の日本企業はトヨタ自動車の41位です。かなりの様変わりです。

 マクロの経済指標の一人当りの国内総生産(GDP)は、1989年は世界4位でしたが、2018年には26位まで落ちています。

 この原因を小林会長は「生産セクター、つまり企業の活力の衰えだ」と指摘します。「日本企業がインパクトのある新製品や新サービスを生み出せなくなって、企業と経済の成長が止まった結果だ」と指摘します。
 
 昭和の時代に急成長した日本企業も、徐々に老いて、平成の時代にはリスクを嫌う保守的な組織になったと指摘します。

 小林会長には、以下のような経験があります。他社に事業統合や買収・売却などの話を持ちかけると、その交渉はある程度は、進みますが、その途中で、「有力OBの〇〇さんが反対で、説得できませんでした」と話が頓挫します。

 現役の経営陣が、過去の経営陣のOBに反対されると、そこで話は留まります。現在の経営陣の経営責任はどこにあるのでしょうか・・。経営陣のOBは責任を持てるのでしょうか・・。

 役目を終えた元役員の発言がなぜ、経営方針に重みを持つのか・・。日本は民主主義の国ではないのかもしれません。

仙台市青葉区川内にある仙台城二の丸跡の公園では、サクラが花をよく咲かせています

2019年04月23日 | 旅行
 仙台市青葉区川内にある仙台城二の丸跡の公園でも、さまざまなサクラが花を咲かせています。

 この“仙台城二の丸跡の公園”部分は、正確には東北大学川内キャンパスの南端にある公開されている公園部分です。

 ここは、広瀬川の河岸段丘の上で、眼下に流れている広瀬川越しに、仙台市のJR仙台駅がどの繁華街が見えています。

 東北大学川内キャンパスの南端にあるため、この“仙台城二の丸跡の公園”の一郭には、東北大学の百周年記念館(通称、萩ホール)が建っています。現在は工事中です。



 東北大学の百周年記念館の向かって左側に見えている背の高い木の並木は、メタセコイアの木です。まだ新芽は出ていません。

 この東北大学の百周年記念館の周りには、点々とサクラの木が植えられていて、花をよく咲かせています。



 

 見た感じでは、サクラの品種がソメイヨシノなどであれば、八分咲きぐらいです。花びらは散っていません。





 背の高い古木らしいサクラの木が点在しています。





 この白い花の大きな木は、サクラ系の木か別のバラ科系の木か不明です(例えば、ナシ系の木?)。



 また、白い花をたくさん咲かせてる垂れ系の木です。最初はハナモモの垂れ系だと思ったのですが、違う可能性もあります。



 背丈はあまり高くない木ですが、ハナモモの木としてはやや大きな木です(割と最近植えられた可能性もあります)。

 この“仙台城二の丸跡の公園”に花見に来ている方はわずかでした。パラパラと散策されています(目立たない場所には、花見の場所取りをしている方もいました)。

 ここでは、5月連休ごろにはツツジなどが花をよく咲かせます。

 この“仙台城二の丸跡の公園”の中には、支倉常長像が建っていますが、植栽の陰で、あまり目立ちません。仙台藩士の支倉常長は、藩主の伊達政宗の指示によって、メキシコ経由で現在のスペインまで行って来た派遣団のリーダーです。

 “仙台城二の丸跡の公園”の近くにある仙台城大手門脇櫓跡は、とても目立つ、人気が高い観光スポットになっています。仙台城の天守閣跡に上る道沿いにあるからです。

 なお。弊ブログの2019年4月21日編で、ご紹介した仙台市博物館は、この仙台城大手門脇櫓跡のすぐ下側にあります。