ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

地ビールの銀河高原ビールの「ヴァイツェンビール」を緑陰で味わいました

2013年08月16日 | グルメ
 日本では原則、特定地域で小規模ビール会社が限定量生産するものを地ビール(クラフトビール)と呼んでいます。その1社に当たる銀河高原ビール(岩手県和賀郡西和賀町)の看板商品の一つの「ヴァイツェンビール」を楽しみました。

 日本では平成6年(1994年)4月に酒税法が改正され、ビールの最低製造数量の基準が2000キロリットルから60キロリットルと大幅に小さくしたことから、地域密着・小規模醸造ビール会社の生産態勢が可能になる条件が整備され、各地に地方ローカルブランドの地ビールが誕生しました。一時は乱立気味でした。

 銀河高原ビールの「ヴァイツェンビール」は活きたビール酵母が入っている、新鮮さが売り物の地ビールです。



 ビール酵母が活きているために、冷蔵保存されて販売され、購入後は冷蔵庫に保管します。

 上面発酵のビールらしく、フルーティーで芳醇な味わいです(各地ビールの味の違いはなかなか表現できません)。口当たりよく飲みやすい味です。

 銀河高原ビールの「ヴァイツェンビール」を、長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原の緑陰で飲んでいます。

 涼しい風が吹く森陰には時々、シジュウカラやヒガラ、コゲラ、ホオジロなどが飛来します。木の枝の中に潜む虫を探しているコゲラです。





 昆虫をくわえたホオジロです(フォーカスが少しあまいです)。



 飛来する野鳥を見ながら、Webサイトで銀河高原ビールについて調べてもました。

 平成6年(1994年)11月に創業した銀河高原ビール(創業当時の社名は異なります)の小規模醸造生産拠点が置かれた西和賀町の当該地は、岩手県中西部の奥羽山脈に囲まれた山奥です。冬にはかなりの積雪量があるとのことです。同社は住宅建設メーカーの東日本ハウスが新規事業として設立しました。その後の事業継続では、かなりの紆余曲折(うよきょくせつ)があったようです。

 一時は、創業地の岩手県西和賀町の醸造工場に加えて、岐阜県に飛騨高山工場、熊本県に阿蘇白水工場を建設し、生産規模を拡大ました。さらに醸造工場と大規模レストランを併設した「那須ビール園」を栃木県那須町に設立します。この那須ビール園は、東北自動車道の那須インターを降りて、すぐの場所にあり、何回も通ったところにあります(現在は、別の企業が経営中)。

 地ビールブームに乗って生産規模を大幅に拡大した銀河高原ビールはその後、事業不振に陥り、創業時の岩手県西和賀町だけに生産工場を集約します。日本の地ビールメーカーもさまざまな紆余曲折があることを知りました。

 実は、長野県佐久市や軽井沢町などのスーパーなどでは、地ビールといえば「よなよなエール」「軽井沢高原ビール」などが販売されています。この地ビールはヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)が製造し販売しいます。ヤッホーブルーイングの醸造生産工場は佐久市内にあります。

 このため、地ビールは長年「よなよなエール」を中心に楽しんできました。購入しやすいのが一番の理由です。

 旅行先では、その地の地ビールを楽しむように心掛けています。ふくよかな味わいが好きだからです。