ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県茅野市の車山高原では、群生するヨツバヒヨドリの花が満開です

2013年08月11日 | 旅行
 長野県茅野市の山麓の北山にある車山高原は、夏には数10種類のさまざまな野草が咲く、高山植物の宝庫です。車山高原は霧ヶ峰高原の中心部に位置する高原です。

 10日ぐらい前の7月末には、車山高原の草原ではニッコウキスゲ(ゼンテイカの花が一面に咲いていました。現在は、ニッコウキスゲの大部分が咲き終わって実をつけ始めています。その代わりに、ヨツバヒヨドリの花を中心に、さまざまな花が咲いています。

 午前6時少し前に、霧ヶ峰高原を通る山岳道路「ビーナスライン」にある「車山肩」と呼ばれる車山高原の駐車場に到着しました。朝霧に覆われているためか、気温は10度(摂氏)以下の感じで、やや肌寒いです。

 標高1925メートルの車山の山頂近くに立つ、気象庁の気象観測レーダーのドームがみえます(現在は利用を停止中)。車山にかかる朝霧が朝日に照らされています。



 車山肩の駐車場から、裏側(ビーナスラインと逆側)の北東方向になだらかな斜面を下ると、車山湿原に出ます。山道の一部が木道になっています。



 なだらかな斜面にある車山湿原の向かい側には、蝶々深山(標高1836メートル)のなだらかな山頂がみえます(蝶々深山の北西に八島湿原があります)。

 ササ薮の中で、ヨツバヒヨドリの花があちこちに群生しています。



 ササ薮の中では、さまざまな野草が咲いています。現在、一番目立つのは背丈の高いヤナギヤンです。ちょうど濃い桃色の花が咲き始めたころです。

 山道の脇に咲くウツボグサです。まだ、咲き始めのようです。



 山道の脇に咲く花では、ピンク色のカワラナデシコの花が目立ちます。可憐です(高山植物のタカネナデシコかもしれません)。



 ツリガネニンジンの淡い紫色の花もあちこちに咲いています。



 ウツボグサなどの野草は、その美しい花がたまたま目についたもので、他にもさまざまな野草が咲いています。

 高い木がほとんど生えていない車山湿原では、ホオジロ、アオジ、ウグイスがよく鳴いています。すぐ側のササ薮の中でさえずるのですが、野鳥の姿はなかなか見つけられません。

 高原に咲く野草の花と野鳥の鳴き声は、夏の高原らしさを十分に楽しませてくれます。朝方は涼しく、散策しやすい天候です。