ヒトリシズカのつぶやき特論

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埼玉県新座市の斜面林では、キツネノカミソリの花が終焉を迎えています

2013年08月23日 | 季節の移ろい
 埼玉県新座市の市営墓園北側の黒目川沿いの斜面林では、ヒガンバナ科のキツネノカミソリの花が終焉を迎えています。

 新座市営墓園の北側斜面林は通称「市場坂キツネノカミソリの里」と呼ばれるキツネノカミソリの花の名所です。今年の夏が猛暑だった影響によって、今夏のキツネノカミソリの開花は例年に比べて少なかったそうです。

 新座市の北東部にある新座市営墓園は夏の日差しが強く、サルスベリ(百日紅)の花が猛暑に耐えて、よく咲いています。

 墓地の北側斜面は、目黒川が削りとったためか、かなりきつい角度の斜面に大きな木が斜めに成長している雑木林です。



 この雑木林は木々がうっそうと葉を茂らせているために、その木陰はかなり涼しいです。

 その斜面林の木々の根元の所々に、キツネノカミソリの花がいくらか咲いています。





 8月初めから濃いオレンジ色の花が咲き始めたとのことです。大部分は咲き終わり、実を付け始めています。

 斜面林の雑木林は、アブラゼミ(ミンミンゼミを修正)が多数鳴いています。鳴き声がかなりうるさい場所もあります。

 アブラゼミの大部分は大きな木の上部で鳴いています。木の比較的下の方に留まって鳴くミンミンゼミです。



 当然、セミの幼虫の抜けガラもあちこちの木の幹に残っています。



 大きなクロアゲハ系が何回も目の前を横切りました。タテハチョウ系のツマグロヒョウモンが何羽か飛んでいます。



 斜面林の底部を流れる黒目川は水が透き通った流れです。渇水によって、やはり水量が少ないようです。一見清流らしくみえるので、カワセミがいないか探しましたが、いませんでした。

 この新座市営墓園北側の黒目川沿いの斜面林は、武蔵野の面影を少し感じさせます。30年から40年ぐらい前の宅地化される以前の雰囲気が少し残っています。斜面林の木陰は猛暑日でも涼しいことを改めて感じました。