まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
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デンマーク王クヌート6世妃 ゲルトルード

2010-02-27 10:07:29 | デンマーク王妃
                アヴェ・マリアなんですけどね…
                      聖女っぽいイメージで


聖女のような王妃
クヌート6世妃 ゲルトルード・アフ・バイエルン


1152~1197/在位 1182~1197

ゲルトルードは列聖されたわけではないので聖ゲルトルードとは別人なのです。

ザクセン公女ゲルトルードは、14歳の時に7歳年上の
スワビア公フリードリヒ4世と結婚しましたが、翌年死別してしましました。
で、19歳でクヌートと婚約したのですが、クヌートは11歳年下の8歳!
6年後にやっと結婚いたしました。

         
なぜにそこまでして?

デンマークは古くからドイツ方面と熾烈な争いを繰り返して
領土を獲ったり獲られたりしていたわけですが
ゲルトルードの父ハインリヒ3世は、当時ドイツで捨て置けない存在だったのよね。
後に失脚しちゃうけど…

弟のヴェルデマー2世もゲルトルードの妹リチェンツァと婚約しましたし
妹ベアトリクスはゲルトルードの弟リューネブルク公に嫁ぎました。

結婚したと言ってもクヌートは14歳ですから、最初は形式的なものだったようです。
でもクヌートも大人の男になってくるわけよね。

ところが彼女はクヌートに、清く敬虔な生活をしたいと望みました。
うーん、つまり、何もしないってことかしらね?
そしてクヌートも彼女の希望を尊重したんですって。

当時ふたりを興味津々で見ていた年代記作家のリューベックは
「貞節な妻と暮らしている夫の方が、妻よりも慎み深い人物だろう」と記しています。
確かに

もちろん子供はいませんで…王室的には清純すぎるのも困りものですな。

(参考文献 Wikipedia英語版)
コメント
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