週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

2017年高校サッカー決勝戦

2017年01月15日 | ★江戸っ子エッセイ★




【成人になる前の汗芝を蹴る】哲露


 1月9日、埼玉スタジアム2002に向かった。

 第95回になる、高校サッカー選手権の決勝なのだ。

 昨年はKING KAZU、今年の顔は岡崎選手。

 気温はいつもより暖かい。





 浦和美園駅を降りて、楕円の競技場へ一直線に歩く。

 巨大な建物にありがちで、目の前にデンとあるのに、なかなかたどり着けない。

 ラスベガスに行った時も、あっちのホテル、こっちの劇場、そっちのカジノと遠かった。






 やはり広いし、天然芝の競技場は見るだけでも素敵だ。

 この日は、4万人以上の満員御礼。

 大学サッカーの決勝の閑散に比べて、人気のありようが伝わる。





 選手権の今年の歌は、家入レオが熱唱。

 心地よい声が、スタジアムに響き渡る。

 闘いの気分が盛り上がってきた。





 青森山田 vs 前橋育英。

 前半は、前橋優勢。

 パスも、ドリブルも上手いし、連携が取れて気持ちいい。

 ただ、決定力に欠けた。

 そうしてるうちに、青森が対策を立て直す。

 そして、1点、2点と入っていく。





 終わってみれば、青森の圧勝。

 大学選手権の日体大同様、大味な試合になってしまった。

 かつては、追いついての大逆転、もつれてPK戦が多かった。

 これはどうした傾向だろう。

 こういう結果だと、みている方はつまらない。

 圧倒的な格差。

 まるで今の社会を写したよう。

 会社は少しずつ慣れてきたが、何処も課題は山積みだ。

 とはいえ、刺激をいっぱいもらっているよ。

 高校生の汗、もっと感動をもらえるような試合が見たい。

 おっさんも、もう少し汗を流すことにしよう。
  

  

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「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」と「ローグワン」

2017年01月08日 | ★江戸っ子エッセイ★





【摩天楼夜明けにかける魔法かな】哲露


 元日は、恒例の映画の日。

 今年は、二本はしごした。

 一本目は、「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」。

 ハリーポッターの世界観の続編くらいに思っていたから、その面白さに驚いた。

 新作の舞台はニューヨーク。

 お馴染みのテーマ曲がかかる中、摩天楼をゆく一人の男。

 英国人であり魔法使いの、主人公の野暮ったさが胡散臭く好感が持てる。

 主人公は、「リリーのすべて」で気持ち悪いほどの女装役を好演していたエディレッド・メイン。

 魔法動物学の魔法使い、ニュート・スキャマンダーを演じている。

 目を合わせて話をしない、シャイとも斜に構えたとも言える演技もなかなかのものだ。

 ティナことポーペンチナ・ゴールドスタイン役のキャサリン・ウォルターソンがいい。

 とても35歳とは思えない、可愛さだ。 

 また、パン屋さんを目指すノーマジ(イギリス的にマグル、人間)コワルスキー(ダン・フォグラー)がいい味を出していた。 

 ティナの妹のクイニーと終盤交わすくだりには、ほろりとしてしまった。

 また、MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)の長官、グレイブスこと、コリン・ファレルの悪役とは面白い。 

 物語自体はわかりやすい設定ではあるが、期待以上に楽しめた。





 5分休憩し、「ローグワン」を観る。

 前作のキャスティングが秀逸だったので、この作品も楽しみにしていた。

 やたら戦闘シーンが多く、人が殺し殺される場面が続く。展開も早い。

 零戦は、大和人の特権という認識が多数だが、アルマゲドンやインディペンデンスデイにも見られた現象がここでも。

 スルスルとリーダー格になったジンアーソに、最後はついていくキャシアンアンドーのセリフが忘れられない。

 大義がなくなったら、これまで反乱軍のために犯してきた数々の汚れ仕事が報われない。

 ISに流れる若者の言葉を聞く薄ら寒い気持ちになった。

 収穫もあった。

 チアルート・イムウェ役のドニー・イェンがカッコいい。

 わしは、イップマン以来のファンだ。

 これはネタバレになるが、ラストの終わり方は、これまたディープインパクトと同じやんけ。

 期待しないで観た方が○ということか。

 予期せぬサプライズが、人生の花束としたら、フラッと立ち寄るのが通というもの。

 それは、映画鑑賞も、飲み屋も、ある種男女の出逢いも変わらぬセオリーかもしれないね。

 それにしても、レイア姫こと、キャリーフィッシャーが亡くなって悲しい。

 そしてお母さんがデビーレイノルズとは、新聞で初めて知った。

 時代は移っていくものとして、年を経る寂しさを最近身にしみている。

 次は単館ものがいいな。

 成人式あたりは、いつものごとく冷える。

 さて、雨雪が降る前に走ろっと。

 

 

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2017年の幕開け。

2017年01月04日 | ★江戸っ子エッセイ★





【陽を浴びて澄みし大気に並ぶ顔】哲露


 A Happy New Year ☆ 2017

 1月1日6時に目覚め、体をアップする。

 聖水を飲んで、いつもの隅田川RUNを開始する。

 胸のすくほど蒼い空を見上げれば、踏み出す足も軽やかになる。

 吸い込む大気はさほど凍てついてもいず優しい。

 いいスタートだ。





 江戸を戦火から救った立役者の一方、勝海舟が未来を指す。
 
 勝が、坂本が、山岡が闊歩した街に住まう。

 彼らは往時何を語り、何を思っていたものか。

 はて、我々はどこへ向かう。

 おいらはただ前を向くばかり。





 駒形橋で上がりかけた陽が、吾妻橋辺りで輝きを増す。

 欄干には人々が立ち並ぶ。

 老若男女、みんな笑顔で溢れる。

 そしておもむろに、スカイツリーの背後から後光が下町を照らしていく。

 歓声が上がり、シャッター音が鳴り止まない。

 2017年が明けたのだ。






 川沿いも、雷門も、笑顔で溢れている。

 初詣に夜通し行列の絶えない仲見世だが、ここらはいちばん空いている時。

 これから三が日は故郷の街に、世界中から観光と参拝の人々が集うのだ。一年中だけどね。

 おいらは、喧騒のわずかな合間を縫って走り抜ける。

 何処も、スマホを構えているから、ファインダーから逃れるのも忘れない。





 寝る前に、家族揃って氏神様である、熱田神社で初詣を済ませている。

 早朝は、浅草寺、浅草神社、浅間神社を巡り、身を清め、思うところを祈る。

 穏やかな朝だが、参拝で動きを止めると、途端に汗が冷却されて震えだす。





 知らんかった。

 浅間神社に、浅草富士が建っていた。

 いつの間に、びっくりぽんや。

 頂上に登り、わが街を眺めた。

 ヤッホー!






 たっぷりの昆布出汁、鶏肉、三ツ葉のあっさりとした雑煮が我が家流。

 おいらが一年に一度、餅を食う珍しい日。

 おせちもいいけど、あったかい汁が体内をゆくと温まる。

 わしも子どもたち、悩めるオトナたちの心がほっこりする物語を描きたいものだ。

 だけど、焦りは禁物。

 じっくり自分のペースで、一歩ずつ歩いていきますわ。

 元日は、恒例の映画の日。

 次回、感想を書いてみるつもりだす。

 みなさん、2017年もよろしゅうお頼み申し上げます。

 
 海光拝 

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海辺に想いを馳せて。

2016年12月31日 | ★江戸っ子エッセイ★

 

 【万物のめぐみを浴びて事始め】哲露


 今日は大晦日。

 なまはげやら各地では風習の行事がおこなわれていることだろう。

 おいらの実家は下町で商売をしていたから、年末は大わらわだった。

 年越しの蕎麦は、出前を掻っ込むならわし。

 コンビニが出来てからそれもめっきりと。

 いずれ遠き思ひ出に過ぎない。

 そして、今年も湘南、師匠の地茅ヶ崎に何度も足を運ぶ。






 師走には、湘南国際マラソンがあり大磯を起点に、数年ぶりに走った。

 三月に行われる三浦と比して、この時期は温暖だから助かる。

 むしろランナーには暑いくらいで、目の前で倒れる人もいた。

 風もあるから脱水症かもしれない。

 天気は上々。

 海辺のRUNはなんと爽快なことか。

 いつか晩年はこの地で暮らすのもわるくない。







 友人夫妻とおきまりのご褒美で乾杯!

 茅ヶ崎まで出て正解。

 ザーサイだけでいけるが、餃子も炒め物も量もたっぷりと嬉しい。

 お店の名物という玉ねぎ炒めも、温かな接待もなかなかのもの。

 横濱屋さん、ごちそうさま。





 
 行く年来る年。

 切なさと儚さを感じつつ、気持ち新たに前に進もう。

 それが生まれ来るときから死に向かう生き物の定めなり。

 新年はどんな出会い、どんな発見が待っているだろう。

 まずは、今夜の蕎麦を何でシメるか。

 やっぱり鴨のセイロか。

 わしの干支の猿は去り、酉でござる。



 ご愛読のみなさま、拙いたわ言に一年お付き合いくださり感謝します。

 どうか良いお年をお迎えくださいませ。

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文学の館。

2016年12月19日 | ☆文学のこと☆


                本郷の旅館【森川別館 鳳明館】


       同人誌季節風さま御一行いらっしゃい


【語れども語れ悩まし深し館】哲露

 

 浅草寺で歳の市が始まった。

 羽子板も人気が落ち目なのかお店の数が減っている。

 ひとの一生など本当に儚いと思う。

 転職のあれこれ、旅などしている間に、師走どころか聖夜が迫る。

 いまさら振り返る秋の同人の集い。

 今年も日本全国、海外から仲間が本郷に結集した。
 
 懐かしい顔に思わず気を許したら最後、旦那、下手な小説ツッコ込まれまっせ。





         昭和モダニズムな館内


         幹部たちも真剣でござる

 
 いずれ味のある昭和レトロ旅館の佇まい。

 これこそ親父、淑女の癒し系。

 わたしは、そそくさと馴染みとなる【愛の物語分科会】へ参戦。

 多忙を言い訳に一度は逃避行を空想したが、姐さんたちの励ましでラストまで疾走した。

 この分科会。いずれも名うての書き手ばかり。

 現役の作家があっちにもこっちにもゴロゴロ。

 棚ぼた式にいただいた皆さんからのご推薦。

 ありがたいこってす。

 励みになりやす。





 恐れ多いことだが、旅の前、転職前にしか手を入れられないと思いどうにか手を染める。

 怠け者は、およそ一年ぶりの執筆なのだが、やっぱり書くことは気持ちいい。

 薬師丸ひろ子の言葉を借りると、”快感”ということだ。

 快楽は、薬より好きなことなのだよ、とどこぞの元ミュージシャンに伝えたい。

 ああ、万里の河よ。





 時間延長してまでの白熱の論戦、アレヤコレヤ。

 点心でビール、そして、いつもの宴会場に、いつもの秋田の富豪より差し入れ。

 ご欠席だが、酒だけ送ってくださるとは何とも粋な計らいや。

 井嶋さん、ありがとう。

 天寿、心して、いただきやした。





 作家に囲まれ、

 敦盛の一節、人生50年下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり。

 ひとの一生は本当に儚い。

 愚息の所属するインカレ決戦はボロボロ。

 ここから成長するしかないのね。

 新宿しょんべん横丁で、先輩方と合流。

 齢52にして彼岸に旅立った仲間に、献盃す。





 橋本さん、いままでありがとう。

 またいつか天国で飲もう。

 どうかいい旅を。



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酉の市。

2016年12月10日 | ★江戸っ子エッセイ★




【鳥居抜け黄金の餅に験担ぎ】哲露


 お日様の温さがありがたい冬真っ盛り。

 今年も酉の市をそぞろ歩く。

 幼い頃、普段クルマが占有する車道に、寝転んだり、「なんでも」という遊びができるのが嬉しかった。 

 景気が悪くとも、熊手を担ぐ主人の顔は晴れやかだ。

 眩ゆい灯りをゆく家族や若者たちが、どの露店を冷やかそうか思案しつつも皆笑顔。







 下町ローカルならではの賑やかさが、一服の清涼をもたらす。

 夜風は、二の酉、三の酉になるほど冷える。

 今年の暦は、二の酉までだから、火事が少ないと思うのも一興。 

 はてさて。



 


 植木市にも出ているタイラーメンのお母さん。

 着物姿が目の保養と思ったら、なんとインバウンドのアジア人。

 随分と国際的な街になったもんだ。 

 寒風吹きすさぶ中で、すするコメの麺に心もほっこり。

 看板通り、ここのスープはクセになる味なのだ。








 小さなお店から大企業、有名人やら政治家の先生方やら、我が倭人は縁起を担ぐ民族というのがよくみえる。

 あちらこちらから熊手を買い求める方が続く。

 シャンシャンシャン、と景気のいい三本締め。

 ああ、2016年も終わるのだな。


 


  転職した会社から青山墓地は、程よい散歩道。

 乃木神社も近いからこんな石碑も建っている。

 日の当たる場所で、弁当を食らうのもいいもんだ。

 怒涛の飲み会、覚えること多しで脳がフル回転している。

 茂木先生曰く、あえて体験しえない環境に身を置くことが、ボケの防止になるそうだ。

 アルコールで破壊される脳と、活性脳、どっちが勝つのか。

 そんなしょうもないことを考えつつ、今日も走る。

 今週も飲み会だらけだな。

 好きこそ物の上手なれ。

 気の合う仲間と飲む酒は、いつでも旨い。 

 さて、今宵も。 

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リジェクションを読んで。

2016年11月27日 | ★江戸っ子エッセイ★


    リジェクション
    佐藤まどか著


【拒絶とは心の葛藤銀杏踏み】哲露


 秋たけなわ、それとも初冬に入ったか。

 酉の市も二の酉を過ぎると、今年も冷える習わし通りだ。

 予てから読みたいと思っていたまどか氏の「リジェクション」を読む。(この先ややネタバレ)

 主人公はミラノの美術高校に通う16歳の女学生アシュレイ。

 ネイルガンで心臓を打ち抜かれるという凄まじい事故の後、他者の心臓を移植される。

 その若きドナーの心臓を拒否する反応が、リジェクションというらしい。

 移植後に性格が全く変わってしまったアシュレイ。

 よく聞く話だが、興味をひく。

 ありきたりな言葉でしか対応しないカウンセラーや医者にうんざりしてしまう。

 人間は規定を外れると拒絶するのは万国共通らしい。

 ある日、図書館で読んだ米国の脳神経学者の記述に激しく納得する。

 「・・至福体験は、脳に記憶されると同時に、血液や器官、筋肉、組織、および骨格に生じる」

 この言葉に、アシュレイは自分の中にドナーの記憶が入って来ていると確信する。

 読者である私も至極頷いた場面だ。

 そして、物語は進み、A1ライセンスでは乗ってはいけないはずの、

 125ccだが出力のデカい単気筒2ストロークでボローニャ地方へ向かう。

 ところが、思わぬ交通事故に遭遇し、モデナとボローニャの間の小さな町に降りる羽目に。

 そこで出会ったのが、運命の人、ルカだ。

 療養の話ではなく、旅にこそ物語の何かが潜んでいると思ったが、

 まさか死体を運び事件に巻き込まれていくとは意表を突かれた。

 自分ではうかがい知ることのできない、等身大のイタリアの姿がそこにある。

 あー、面白かった。

 それにしても、女も男も内面までよく書けているなぁ。

 また、バイクの記述が詳細で気になった。

 原作者まどかさんのライダー姿が目に浮かぶ。

 まさに時速200kmで読み切ってしまった。

 アシュレイとルカのその後が気になる今日この頃である。





 外苑の銀杏並木が見頃。

 新しい職場から散策できる。

 分科会で推薦していただいた小説を入稿。

 読むこと、書くことだけは、やめられない。 





 こちらは横網公園の銀杏並木。

 北斎展をやっている。

 まさに芸術の秋ってわけだ。 


  

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時の過ぎゆくままに☆

2016年11月20日 | ★江戸っ子エッセイ★




 過ぎ去りし、10月某日。

 荒川を走る。

 吹く風は穏やかで、12年ぶりの有給休暇というのを楽しむ。

 実際、同僚や世間の皆さんは仕事している方がほとんどだから、心は休まっているようで休まらない。

 それでも、室内にいるよりはマシと、走ることにした。


【ぶつかって避けて走った秋の土手】哲露



 どこまでも真っ直ぐな道。

 走るようになって初めてフルマラソンを走ったのもこの荒川だった。

 6月という気候の初チャンレンジは、今思えば無謀のひと言。

 全身から塩が噴き出して結晶となり、炎天下なのに寒気がし、仕舞いには心臓がばくばくしていた。

 あれは、熱中症というやつなんだろう。

 それでも完走したら、それまで感じなかった別種の何かが見えた。

 あれから、何年経ったろう。





 貨物船の駅の名残か、国鉄のような案内看板が随所に立つ。

 江戸の頃は、千葉や全国からこの川を下り、上って荷が届いたという。

 まさに交通の要所だ。

 そんなことに思いを馳せて走る。

 晩秋の陽光だが、どこまでも優しい。





 ついに東京湾へ出る。

 遠くに見えるのは、葛西臨海公園の観覧車。

 川幅は優雅に広がり、潮の香りが鼻腔を刺激する。

 ああ、ここまでよく走ったなぁ。

 両手を広げ、胸いっぱいに潮風を吸い込んだ。





 一年ぶりに描いた小説世界では、主人公が荒川を走る。

 川沿いに野球場とサッカー場が上流まで続く道。

 土手には、犬を釣れる人、走る人、猛スピードでスポーツ自転車が過ぎ去る。

 まもなく日が沈む。

 ボールを蹴っている親子が微笑ましい。





 12年間走ってきた会社を辞めた。

 出版社に転職して20年以上、この業界に携わってきた。

 国内はもちろん、海外も単独で取材に飛び回った20代が懐かしい。

 スーパームーンから二日後。

 新しく勤め始めた会社の帰り、クリスマス色のツリーと屋形舟が祝福してくれた。

 版元を離れるのは、いい仲間と別れることでもある。

 一抹の寂しさはあるけど、前に進むと決めた。

 これからは、尊敬する兄貴とともに、グルメサイトを盛り上げていく。

 もうアラフィフ。

 気張り過ぎず、飄々と、柳のように生きていきたい。

 時の過ぎゆくままに。  

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「セカイの空がみえるまち」を読んで

2016年11月08日 | ★江戸っ子エッセイ★


  「セカイの空がみえるまち」
  工藤純子著 くろのくろ画


【冬枯れのホームに匂う異国臭】哲露


 久しぶりに読書の時間が持てた。

 工藤純子氏の新刊を読む。

 本を開く前に、仕事柄で表紙の装丁をまじまじと見てしまう。

 まずタイトルに惹かれる。

 セカイを、世界としないこと、みえるまちを、見える街としないことにこだわりを感じる。

 カッコいいと思った。

 絵もいい。

 期待に急かされるまま、ようやく頁を捲る。

 新大久保は、大好きなサムギョプサルの店があり、15年くらい前から通っている。

 ここでも触れられているように、その間嫌な事件がいくつも起こった。

 怪しさと活気、隠微と表層はいつでもどこでも同居する。

 新宿歌舞伎町の隣町、多国籍が織りなす怪しさが人々を惹きつけて止まない。

 韓国アイドル好きが高じて、異国の言葉を話して暮らす人がいる一方で、

 安いナショナリズムを声高に踊る輩もいる。

 今や抑圧され肥え太った巨大な怪物が、世界中で安易な道を選ぼうとしている。

 もう目を瞑り、知らん顔をしている時は過ぎた。

 現状と真実を知り、深く広く考えることが喫緊の課題だ。

 そして本論に戻せば、小説を書く上で、無駄な文章を省くことは常に命題として存在する。

 私が知る限り、作者の中でも傑出した文章が連なる。

 それにしてもこの骨太のテーマによくぞ挑んだものだ。

 読み終えて思ったのはまずそこ。

 工藤氏の常時の言動を見ていれば判ってたはずなのに、改めてその潜在力に驚かされる。

 丁寧な街の描写が物語をリアルにしている。

 間違いなく現時点での彼女の代表作だろう。

 主人公の高杉翔、藤崎空良の周辺の人々の魅力が満載だ。

 物語の大きな流れの中の、それぞれの小さな物語が重いはずのお題を小説世界として見事に結実させている。

 もっとこの世界を知りたい。

 同人の工藤氏に書くことの大切さを教えられた。

 ただ一つ、工藤さん、ひとみは三丁目の住人だと思ってたよ。

 その当ては見事外れたが、このお話しに厚みを持たせた一番のキャラだと感心した。

 やっぱり小説は最高のエンターテイメントだな。

 そう思えたことが何よりも嬉しい。


  

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「まんぷく寺でまってます」を読んで。

2016年11月03日 | ☆文学のこと☆


  「まんぷく寺でまってます」
   高田由紀子著 木村いこ絵 
   

【山寺のブランコ揺らし秋の暮れ】 哲露

 
 週末、高田由紀子氏の新刊を読む。

 佐渡の情景が全編に溢れる力作だ。

 郷土愛に満ちた筆致で、そこに暮らす人々の営みを丁寧に描いている。

 家業であるがゆえのリアルがすごい。

 私の町も寺が多く、中学時代は寛永寺の墓地が延々と続く道を通っていた。

 部活のあと、暗闇を歩くと確かに薄気味悪い。

 美雪の素直な言葉に共感したが、寺が自宅の裕輔にとってはそれが日常なのだ。

 亡くなった人は空でなく、お墓から語りかけてくる。

 掃除をする裕輔を労う声は異界との交信というより、人を想う愛に満ちている。

 この作品の中で最も好感を持てたくだりである。

 彼女の故郷という舞台設定も相乗し一気に高みに上った感がある。

 謙虚の中で貪欲に学ぶ姿勢を貫いた証だろう。

 そしてここでも継続の力をまざまざと考えさせられる。

 書き続けたものだけが得られる愉悦。

 地元では静かなブームとして飛ぶように売れているらしい。

 未だ知らぬ佐渡のお話し、仲間の筆で読めるって幸せだな〜。

 お祝い会の時は未読だったので今更なんだけど。 

 高田さん、おめでとう。

 次作が楽しみだわ。 

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いざ貴船の納涼床へ

2016年10月27日 | ★江戸っ子エッセイ★




 嵐山つづき。

 祝って飲んで走った翌日の朝。

 旅館の朝飯を食らう。

 これぞ正しい日本の朝ごはん。

 鮭の干物、納豆、漬物、梅干し、がんもどき、温泉卵、白いご飯とお味噌汁。

 もはやいうことはない。

 しばし二人には広すぎる部屋で寛いでから、また渡月橋へ。


 
 


 レトロチックな車両に乗って、嵐山を発つ。

 バイバイ、嵯峨野よ。

 また逢う日まで。



 


 さらにローカル線叡山電鉄へ乗り込む。

 かねてから行ってみたかった貴船の納涼床。

 電車内では、岩手とコラボした写真コンテストが行われていた。

 南部鉄を使った風鈴は我が家にもある。

 見た目涼やかな江戸風鈴もいいが、澄んだ音色は南部鉄器にはかなわない。

 盆地の夏に涼感をもたらしてくれた。






 貴船口の駅を降りて歩く。

 男の旅は、なんといっても歩きなのだ。 

 川の瀬音をBGMに、ホタルの岩を通過する。


 


 見えてきた、きた。

 あれが夢にまでみた納涼床か。

 いくつかお店があるので、下から吟味していく。



 



 テレビで見た神社を参拝。

 やはり映像で見た清水につけて占う光景を目の当たりにする。

 俺たちはやらなかったけどね。





 道を歩くと思わぬ発見がある。

 巨大な大木に女性が。。。


 


 ついに来ました、納涼の床体験。

 まだまだ歩いて登ると汗を掻く九月初旬の気候。 

 床に座ると、それだけで感じる温度が違う。


【床の下流るる水に今昔】哲露




 


 納涼といったらビールでしょ。

 昨日も散々飲んだのに<これだから酔っ払いは嫌ね。

 なはは。

 定番の鮎の塩焼き、葉唐辛子の漬物、胡麻豆腐、具の入ったソーメン。 

 これで十分。

 これだけでビールを何杯も飲んでしまう。

 ああ、この世の極楽たぁこのことよ。 

 川の流れが足元を落ちていく。

 まさに自然のクーラー。 





 思えば、利江子姐さんのお祝いがあっての極楽浄土。

 都会のストレスあれこれ。

 光化学スモッグの大気。

 せせこましくみみっちい飼われた犬の性根。

 すべてを洗い流してくれた、そんなひと夏の休暇でござった。

 可愛い子には旅をさせろ、とはよく言ったもの。

 幾つになっても、旅はいい。

 京都よ、また来るぜ。

 おいでやすぅ、と聞こえてくるわ。 

 皆さま、ご愛読感謝! 

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嵯峨野の朝。

2016年10月16日 | ★江戸っ子エッセイ★





 嵐山の宿を早朝から飛び出す。

 前夜の酒もなんのその、離れて暮らす友との朝RUNもこの旅の楽しみで来た。

 涼しい山の朝とはいえ、まだ夏の名残で気温は高い。

 軽いストレッチ後、軽快に走り出した。





 天龍寺を駆け抜け、桂川に出る。

 山と川の霊気が生の喜びを与えてくれる。

 鷺が潔く立ち、鮎釣り師がぽつぽつと長い竿を操っていた。 






 名所の渡月橋は遠景から眺めるのがよろしいようで。

 渡って戻って、嵯峨野の竹を目指す。

 台風の影響で雲が怪しいけど、天上の蒼さが清々しい。

 この辺り、ランナーやバイクリストも多い。

 自転車で回っても気持ちいいだろうな。







 船着場の先に、静止画のような川面が輝いている。

 天と水に森の緑が鮮やかだ。

 風の少ない朝の特権だろう。






 猿ってこんなに凶暴なのか。

 人が他の生き物たちの行き場を奪って、何を言っているという本末転倒だ。

 人間様の行いの業は深い。 





【青竹のすっくと伸びる秋の涼】哲露


 憧れだった、嵯峨野の竹林。

 まさに自然界のナチュラルマイナスイオンのシャワーを浴びる。

 汚れきった都会の排気ガスやらストレスやらが溶けて落ちていく。

 涼しい冷気が笹を揺らす。

 駆け抜ける足音だけがざっくざくと木霊する。




 


 洛西随一という、野宮神社のじゅうたん苔。

 京都駅の喧騒から近いところで、こんなものに遭遇できるのが古都の魅力の一つだろう。

 鳥居は黒木で、樹皮がついたまま建っている。

 これぞ原始の慣いそのものだ。

 嵯峨野の宮恐るべし。

 宿に帰って風呂を浴びる。

 朝飯で、名編集者のご夫婦と挨拶を交わした。

 市内を散策するという。

 熱中症にお気をつけを。

 あっし達は、貴船神社の納涼床に向かう。

 次号も乞うご期待。 

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嵐山の夜。

2016年10月10日 | ★江戸っ子エッセイ★





 利江子姐さんのお祝い会の後、嵯峨野へ向かう。

 嵐山駅を降りて踏切を渡る。 

 懐かしい景色に心が和む。

 どうにか尼崎の友と合流し宿へ。

 虹が出迎えてくれた。



 


【七色の人生駆けて嵐山】哲露


 あった、あった。

 出版健保の京都の奥座敷。

 前回はクリスマスに来たから、この季節の雰囲気は初めてのこと。

 柔らかい夕日が旅の疲れを癒してくれる。

 秋に入ったせいだろう、広い部屋に通された。

 男二人には贅沢なほど。

 湯に浸かり浴衣に着替える。





 昼酒を控えていたので、温泉後のビールの旨いこと。

 友との泊まりがけは20代以来か。

 せっかくなので、近所を散歩する。

 嵐山駅がライトアップされていた。

 くまモン列車に、京友禅の光林が映える。
  







 駅はキモノフォレストという粋な装い。

 不思議な球体を囲む光の柱が遠目に幻想的だ。

 大学のイベント、ナイトハイク。

 夜通し歩いた友は今やRUN友。

 何でもあっしがフルマラソンを走ったことが刺激になったとか。

 元陸上部だから、とっとと抜かれてしまう。

 この歳になってのRUNは記録ではない。

 それぞれのペースで走ろうとする気持ちが大切なんだ。

 明日の朝も走るつもりだ。





 渡月橋の灯りに吸い寄せられるように人が集まっている。

 久方ぶりの泊まりがけに酒と話しは尽きない。

 理系の彼、文系の俺。

 あの頃のように彼と旅に出たら愉快だろうな。

 そんな日が来ることを願って飲んだ。

 学生時代の友ってのはありがたいね。

 嵐山の夜に乾杯! 

  

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京への旅 第1幕 利江子姐さん100冊出版す

2016年09月24日 | ☆文学のこと☆




【書き綴る年月褪せぬ仲間たち】哲露


 9月3日土曜日、台風の谷間の快晴。

 同人の大先輩、越水利江子姐さんの出版百冊記念祝賀会が開催される。

 なんと100冊ですよ、100冊。

 少年少女、老若男女に向けて良質で楽しめる小説をこんなに書いたなんて。

 凄い胆力だ。

 一冊すら出していないおいらからしたら天文学的数字でござんすが、
お祝いのスピーチでは、300やら700やら気の遠くなる数字を刻む先達たちが沢山いらっしゃるとのお話し。

 ああ、小説道のなんたる険しいこと。




 
 ということで、とりあえず東京駅から京の都へ。

 のぞみは高いけど快適。

 プライベートの京都は何年ぶりやろ。

 それにしても、山手線並みのダイヤなのに、常に座席が埋まるとは現代人のなんと忙しいことよ。

 さぁて、出立!




 
 あっという間に着いた。

 小説の続きと思ったが、少し音楽を聴いて本を眺めているうちに着いちまう。

 京都駅を出ると、台風が嘘のようなご覧の紺碧の青空。

 古都に燦々と照りつける日差しのすごいこと。

 やはり盆地の気候はハンパない。


  

 素敵なイラストがパネル展示されている。

 その前にいらっしゃいました、姐さん親子。

 早速お祝いを、おめでとうございます!

 100冊の迫力は本の並びでも判る。

 見るのは簡単、書くのは地獄。

 よう頑張りました。







 先般銀座で講演を聞いたばかりの、山川健一さんにホテル入り口で遭遇。

 皆さんのお祝いの言葉に続いて、山川さんもさすがの感動的なお言葉。

 そして、歌あり、ハーモニカありと宴は深まっていく。

 芸達者が揃うのも姐さんの交友関係の広さと深さ、まさに人徳なのだね。







 姐さんの息子さんにもお会いできた。

 ご長女のA子さんにも再会できた。大会へ向けて書いてないという。

 おいらもこの時点で書き出したばかりと励ます。

 ガンバ、Aちゃん。

 土山さん、宮下さんの司会に、同人のお仲間にもたくさん会えた。

 また他にも書き手の方ともお話しさせていただいた。

 まるで結婚式のような盛大なパーティーは、ラウンジの二次会へと続いた。

 
  


 利江子姐さん、よくぞここまで書いてこられました。

 読者一人一人にとって、姐さんの本は宝物。

 そして祝いに集ったお仲間の一人一人は姐さんの宝物。

 本当におめでとうございました。

 これからもお体に気をつけて、ご執筆に励んでくださいまし。

 お招きいただき、光栄でござんした。





 朝一で着いたので、島原まで行ってきた。

 往時、住吉神社に植えてあった大銀杏。

 島原の外も染まるや藍畑、は封建の俳人、嵐雪の一句。




 揚屋の名残。

 角屋は新撰組芹沢鴨が最後の晩餐を過ごした場所。

 世が世なら、酒を飲むのも命がけや。

 新吉原とは違う、町家造りの格子が美しい。 

 文人墨客が通ったのは江戸の遊郭と同じ。

 やはり遊郭は当時の文化の集積地だった。 


 


 ここにもあった見返り柳。

 元は大陸の傾城から模したと聞く。

 一顧傾人城,再顧傾人国。

 男一匹どころか、国をも滅ぼす美女を名残んで振り返った柳。

 何とはなしに切ない垂れ。

 吉原から消えた門があったのは感動もん。

 現代の日常の足、車もビュンビュン通るのはご愛嬌。

 せっかくの景観を損ねる電線だけはどうにかならんもんかね。

 この日は嵐山へ宿泊。旅は第二幕へと続く。 

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游俠沓掛時次郎とモスクの夕べ

2016年09月11日 | ★江戸っ子エッセイ★




【游俠をモスクに誓い秋刀魚食う】哲露

 演劇なぞとんと観た記憶がない。

 能、歌舞伎はちょろちょろ、どこかでアニーを観たし、ラスベガスで観たアバのミュージカルは感激した。

 演劇の体験は学芸会以来かもだが、とても比較にならないレベルだろう。

 西の酔狂な知人から便りがあった。

 ええい、と誘いを断らないのが元来の信条だから初台までトコトコと出掛けた。





 シスカンパニー公演のお題目は、遊侠沓掛時次郎。

 原作は長谷川伸。

 あの池波正太郎の師匠ではないか。

 劇作家北村想が大衆に愛された長谷川を慕ってのオマージュということだ。

 現金なもので、長谷川伸と知り俄かに心が逸る。

 青空に茣蓙を敷き、田舎芝居を見ることはかつて日本各地での原風景でもあったのだろう。

 開始時刻になると、館内の照明が落ち、真っ暗闇に蝉しぐれが舞う。

 一気に作品世界に飛べる素晴らしい仕掛けだ。

 麦わら帽子、スイカ、ソーメンの入ったアルミ鍋、

 長谷川團十郎一座が来た素朴で純粋な日本古来の夏の思い出がそこかしこにある。

 そして主役の段三役、段田安則の太い声とどっしりとした貫禄、

 戸田恵子の凛と響く声音が舞台を締める。

 劇中、長谷川伸の筋書き通りの人生を歩む人間模様が泥臭い臨場感をもって迫る。

 生まれ変わったら、芝居もいいな。

 歌舞伎、相撲、河原乞食と揶揄され差別を受けたた芸能も、今や社会的ステイタスの極みに登った。

 テレビや映画では味わえない、小劇場ならではの親近感。

 生身の役者の動きと汗、息遣いがズドンと伝わる。

 好きなことを頑張っている姿ってのはいいねぇ。

 雪夜の汽笛が鳴り、幕は閉じる。

 現代の天井座敷に酔いしれた。

 さぁて、皆の衆、おひかえなすって・・・






 芸能界は狭い。

 話題のあのメンバーの祝いの花もあった。 

 やはりライブは人間臭くて面白い。

 Yさん、おいらにぴったりな作品と、思い出してくれてありがとう。

 分かっちゃいるけど、意に反して闇に踏み込んでしまう破滅衝動って誰にでもあるのかもしれない。

 創作のヒントにもなった、気がする。。

 心より多謝。 





 劇場から代々木上原まで歩き、山の手のビールの名店へ。

 蕎麦屋呑みの仲間であり、先輩と呑む。

 それぞれ製造法やホップに工夫があるのか、個性溢れる味。

 冷えた大麦は、日本の夏に欠かせない。

 過去、現在、未来といろんな話しをした。

 夕暮れの八幡様で契った約束。





 ここはトルコか。飛んでイスタンブール。

 こんな立派なモスクが都内にあったなんて。

 二軒目に行く前に、大兄に連れられ、瞬時に世界の旅へ。

 広くて狭い世の中。

 まだまだ知らないこと多し。

 日々是修行。

 小説道や如何に。 


 

 
 そして今日は9.11、マンハッタンに黙祷。

 Love&Peace。

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