fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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石川達三と秋田

2015年10月21日 | 日記
 先日秋田に行ったときのことですが、いつも利用している秋田県立図書館がめずらしく休館だったので、市立中央図書館へ行きました。(ここは、千秋公園の下、明徳館ともいい、かつて藩校のあったところです)ふだんここへ行かないのは、パソコンの電源の使用ができないから。
 でも、ここに「石川達三記念室」という一室がひっそりとありました。
 写真はダメだったのでありませんが、達三は絵も描いていたようで、油絵やスケッチもあります。改めて著作を見ると、『蒼茫』は、第一回芥川賞を受賞しているのですね。ブラジル移民となった秋田の農民を描いたもののようです。かなりの著作がありますが、今はあまり読まれていないのでは? と思いました。こんど『蒼茫』読んでみましょう。『僕たちの失敗』は若い頃に読んだような気がするのですが、まったく内容は覚えていません。

 秋田県横手市で生まれ、2才から7才まで秋田市で過ごしたようです。
 達三の言葉として、「文学には社会的視点が必要」とあったのが印象的でした。

    岩手の散歩中にいたトンボ

 

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