笑う社会人の生活

笑う学生の生活 改め
主に、映画やドラマ、小説、音楽などの私的な趣味のことや日々の出来事を綴っています。

差別なき世の中は来ないのか?

2010年08月28日 | 小説
小説「手紙」を読みました。

著書は 東野 圭吾

犯罪加害者の家族がテーマ
強盗殺人の罪で刑務所にいる兄をもつ弟の苦悩・・・

東野圭吾とはいえ ミステリではなく
人間ドラマ 社会派な作品で

考えさせられる作品でした

差別は良くないと思っているが
実際はどうなのか 言葉通りに自分は差別をしない人間なのか・・・
そんなことを思いました

そして 加害者家族の現実のつらさ
甘くない世の中、上手くいかない人生

出される結論はあまりにもキツイ

弟の会社の社長の言葉も強烈であるが
説得力があり納得できてしまうが・・・

やはり 違うだろうとも思う
難しい問題である

重い内容であることは確かだが
小説としての読みやすさ、面白さがあり さすがに巧い 

最後の手紙、終わり方などは
とても感動できる 

それは 小説だからの救いであろうとも思うが

私的評価:5+
    さまざまなことを考えさせられる
    つらい話であるが読むべき1冊

この作品を読むきっかけは 大学で被害者について学ぶ講義で
この作品を紹介していて 読んでみようと思ったのですが
そういう意味でも学べる1冊でした


それでは、また




最新の画像もっと見る

コメントを投稿