小説「異類婚姻譚」を読みました。
著者は 本谷 有希子
またも芥川賞 受賞作品でして
本谷 有希子は劇作家なので、舞台を見たことあり知ってるけど 小説は初でして・・・
うーん、なんとも抽象的な感じというかね、不条理な
ちと不気味な、恐ろしいまでな感というか この感じは
やはり芥川賞らしいといえるのか
正直 面白味は微妙というか、理解しきれずにね
私的評価:2
なんとも 分から . . . 本文を読む
小説「コンビニ人間」を読みました。
著者は 村田 沙耶香
36歳 古倉恵子は就職せず、コンビニのバイトは18年目 これまで彼氏なし 日々コンビニのものを食べており、夢にまでコンビニの仕事のことがよぎってくる
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが・・・
第155回芥川賞受賞もして話題の本作
芥川賞の作品というと、ちと面白味に欠け . . . 本文を読む
小説「教場2」を読みました。
著者は 長岡 弘樹
前作は 読んでいまして
良くも悪くも 前作と同じような印象であり、作りで
警察学校を舞台にした、6話の連作短編
教官・風間を今作も軸として、警察学校 生徒が起こす事件や謎をみせていく
やはり警察学校という場所の独特な世界、普通とは違う場所が物語を面白くしていて
前作では驚きの実態があったけど、2作目なのでそこはないが やはりこの特殊感は引 . . . 本文を読む
小説「ナミヤ雑貨店の奇跡」を読みました。
著者は 東野 圭吾
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった
廃業しているはずの店内に突然 郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた 時空を超えて過去から投函されたのか?
3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…
久々の東野作品!
今作は異色というか、ミステリや殺人ではない東野圭吾作 . . . 本文を読む
小説「恩讐の鎮魂曲」を読みました。
著者は 中山 七里
弁護士・御子柴礼司シリーズ3作目
過去作も読んでいまして、好きでして
今作は 御子柴礼司の医療少年院での恩師・稲見が殺人で逮捕されて・・・
という 設定だけで ワクワクとね
ある種 彼の過去は描き切ったともいえるわけで、そこからの恩師とのね
まずは ストーリーがしっかりとしていて、ミステリとしてもね
どんでん返しもありと、二転三転と . . . 本文を読む
小説「人生相談。」を読みました。
著者は 真梨 幸子
新聞の「人生相談」欄を軸にした連作短篇
各短篇の最初に質問欄、最後に回答欄があり、その間で質問を具象化した物語が展開される構成
この設定というか、構成はかなり面白いし、ストーリーも引き込まれ
また、連作短編ということで 人物の繋がりや絡み合うストーリー展開など
けっこう考えられていると思うし、好みてせもあって!
ただ、ただ・・・
. . . 本文を読む
小説「ニセモノの妻」を読みました。
著者は 三崎 亜紀
4つの短編からなる作品集
どれも独立した話だけど、どれも夫婦が中心となっているところがキーワードかな
「終の筈の住処」「ニセモノの妻」「坂」「断層」
どれもが、三崎さんらしい現実なのだが ちょっと奇妙な世界観で
そこがノレるか、ノレないかというところかな
今作はより奇妙な物語のような感じだなぁとも ドラマで見たいですね
私的には「 . . . 本文を読む
小説「挑戦者たち」を読みました。
著者 法月 綸太郎
古今東西のミステリ小説の「読者への挑戦」のみを集めた という
小説というかなんというか
これは なんとも変わっているというか、新しくもあり
まさにミステリ小説のパロディというか、それ以上の意欲作かな
いわいる、犯人当てのショートショートでもないので
純粋にミステリを楽しみたい人には向かないけど
あくまで、読書への挑戦 部分だけの寄せ . . . 本文を読む
小説「メビウス・ファクトリー」を読みました。
著者は 三崎 亜紀
好きな作家さんの1人、三崎作品であります
今作も世にも~でありそうな設定というか世界観の中で
けっこうなSF感ですがね
巨大工場、いったい何を作っているのか・・・
それはもう町全体までものものでして
やっぱり三崎さんは町が好きなんだなぁとも
寓話的な感もあり、もはやカルト団体のようなね
いったい真相はという引き込みもあ . . . 本文を読む
小説「火星に住むつもりかい?」を読みました
著者は 伊坂 幸太郎
交代制の「安全地区」とそこに配置される「平和警察」 住人が相互に監視し密告する。危険人物とされた人間は処刑に
今年安全地区に選ばれた仙台で全身黒ずくめで謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかり・・・
題名から火星が舞台のSFかと思いきや・・・
SFというか ある種の仮想日本というか 近未来なのだけど
内容は . . . 本文を読む
小説「ひらいて」を読みました
著者は 綿矢 りさ
主人公 愛は同級生のたとえに恋をする。しかし彼には美雪という彼女がいて・・・
とっ、ありがちな三角関係モノと思うけど・・・
そこは やっぱり綿矢さん、単純な展開にはならずにね
本当に 繊細な、微妙な想いを汲み取るというかね
これは やっぱり女性の方が感じられるとは思うけど
読み物として エンタメとは違うけど 面白く読めたかな
私的評価: . . . 本文を読む
小説「アイネクライネナハトムジーク」を読みました。
著者は 伊坂 幸太郎
久々かな、伊坂作品
共作ではコレがあったけど
さて今作は、6つの連作短編
この作り、それぞれの物語が緻密な計算によってつながっている巧みさは まさに伊坂節というかね
殺人や怪奇性、ファンタジックさは今作はなく
人間ドラマとして読ませてくれ、キャラの良さやコミカルさがあり 飽きずに
高校生や大学生、サラリーマン、夫婦 . . . 本文を読む
小説「神様カルテ0」を読みました。
著者は 夏川 草介
シリーズとしては3作あり、第4弾となるわけですが
ここにきて エピソードゼロというかね
前日譚 過去の物語を、それも短編にて4つのお話
今作もいままでと変わらずの良さというかね
読みやすさもありで
やはり 今作はいままでを読んでからの方が よりグッとくるというか
その先を知っているからこそのね
思いのほかというか どの話も良かった . . . 本文を読む
小説「家族シアター」を読みました。
著者は 辻村 深月
久々の辻村作品ですが
今作は家族を題材にした、7つの短編でどれも独立したストーリー
割と今まで読んだ辻村作品はサスペンスやミステリ系が主だったけど 今作はまさに日常のドラマでして
姉と妹、姉と弟、母と娘、父と息子、祖父と孫など
まさに家族同士の物語
どれも ちょっとしたドラマがあり、ほっこりする結末と
読みやすいし、短編を気軽に読 . . . 本文を読む
海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」を見ました
フジにて深夜に一挙放送していました
ワシントンの政治モノ
ちとお堅いドラマかと思いきや、サスペンスフルに引き込まれるドラマで
目的、復讐、野望のために動く主人公
まさにパワーゲームな面白さ
裏をかき、嘘を使い、人を動かし・・・
その狡猾さといったら!
中盤で まさかここまで戦略だったとかという驚きもあり
政治の裏側も知れたりと ま . . . 本文を読む