masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

「経営相談室」@恣意的選別淘汰へ危機感

2016年04月11日 | メモ(GS業界紙より)

4月9日 燃料油脂新聞より

「経営相談室」5月2日開設(全石連)


組合員の撤退を防ぐ目的で経営部会が設置を提唱。
事業の統廃合や再生、承継、合併買収、金融問題など、個別問題に応じて会計士、税理士、弁護士などと連携して解決に当たる。

浜田部会長は
「もう少し早く手を打てばSS経営を続けられたかもしれない、あるいは(廃業するにしても)被害が小さくて済んだかもしれないというケースがあると思う。SS事業者の撤退を未然に防ぎたい」と強調。
当初6月の開設を予定していたが、早急な対応が必要と判断、設置時期を前倒しする。

行政による新たな価格指標をの確立を模索する動きもみられるが、浜田部会長は「元売、販売業者の双方が納得する価格のスケール(物差し)を探すのは相当難しい。新しい価格指標によって系列価格と非系列価格との格差が縮まっても、地域の安値は存在する」との見方を示した。


*****



系列施策に不満 恣意的選別淘汰へ危機感


特約店店主の一人は
「特定のセルフとの間に仕入価格差があると認識している。量販しなければならないとされる元売社有物件が安値の中心にあり、われわれが容易に価格追随できるレベルにない」

販売店店主も
「激戦区で続く価格競争は、もはやわれわれ地場SSが通常取引のなかで行っている価格設定とは別次元のものと見ざるを得ない。怒りを通り越して呆れるばかり。販売店など眼中にないのだと思っている」


一方では需給の改善や公正、透明な仕切り体系の確立など、元売再編後の新秩序形成に期待する向きも少なくないが
「その前にSSを一段のふるいにかけているのが現在の状況なのではないか。あまりにも恣意的なやり方だ」の声が多い。


ここはどこ?

2016年04月11日 | 日記



お天気はイマイチだったけど、昨日こうちゃんと京都へ行ってきたよ\(^▽^)/

京都駅でまず最初にしたことは撮り鉄(笑)

k(masumiさんがお手洗いに行っている間にこうちゃんが撮影)


m(お手洗いから出てきたmasumiさんが撮影)

ギュウギュウ詰めのバスに乗って仁和寺
お目当ての御室桜は満開でした。

m



























なぜか紅葉が(☆☆.





仁和寺を出て御室仁和寺駅





ホントはこっちの方向(嵐山)へ行きたかったけど、3時台には京都駅から電車に乗って帰らなきゃいけないからね。。。



2両の京福電車に乗ったら乗客は外国人観光客ばっかりで、車内で聞こえてくる会話に日本語は全くナシで、こうちゃんが「ここはどこ?って感じやな」(笑)



北野白梅町駅の改札を出ると太鼓の音が聞こえてきて、
パトカーの先導でこちらにむかってくる行列が・・・

え?何?何?と思いながら撮影開始(笑)


平野神社の桜花祭でした。



このお祭りを見物しながらこうちゃんが「地域のお祭りでもこれだけのことをやるんやもんなぁ・・・大したもんや。流石京都やなぁ」って感心してたけど、さっきネットで見てみたら結構有名なお祭りみたいですね(^^;



行列を見送って、
タクシーで新京極へ


錦天満宮



余程気に入ったのか、観光客がずーーーーっと牛さんの頭をナデナデしていました(笑)



新京極通りと寺町通りをブラブラしてからバスに乗って京都駅へ。

※寺町通りはその昔、学生だったこうちゃんがアルバイトしていた場所なのだそうです。
近くの“水車”という喫茶店によく通ったそうですが、そのお店ももうありませんでした(寂)



それにしても京都の“密度”は、わが町と雲泥の差でした。


どこもかしこも賑わいがあって、人も凄かったです。
最初に乗ったバスが、途中の停留所での乗り降りの際にドアの開閉もままならないほどのギュウギュウ詰めで、本当にビックリしました。

それにしてもアジア系の観光客の多さよ。
欧米人から見たら日本人との見分けがつかないだろうから、京都の人口自体が多いと思われているかも?なんて思ったり。



自宅に戻ったのが午後5時半過ぎで、それから1週間分の食材の買い物に行って、猫ゲージの掃除して(汗)

「疲れたな」「疲れたね」と言いながらも、2年ぶりの“お出掛け”はやっぱり楽しかったです。

「次は保津川下りやな☆」というmasumiさんに、こうちゃんは無言です。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ



よく歩いたからか昨夜はよく眠れました。
お出掛けバンザイです。

そしてよく眠れたから少し寝坊して、
バタバタしてたら猫ゲージの扉を閉め忘れて、ココが脱走して、
朝から家の中を「ココ、どこ~?」
「ココはどこ~?」と探し回ったのであります。

ちゃんちゃん。





一方的な環境省VOC対策も、“振るい落とすため”の・・・

2016年04月09日 | メモ(GS業界紙より)

4月6日 ぜんせきより



東電「ゼロ石油火力」へ
『環境』と『効率』という両面で、電力会社から“脱石油”どころか“ゼロ石油”を突きつけられようとしているもので、元売各社の今後の中期計画や精製2次装置構成にも影響を与え、ひいてはガソリン需給にも大きな影響が出そうだ。


エネ庁需要想定 販売減受け協業化検討
全石連の河本副会長・専務理事は「SSがどのように生き残っていくかを真剣に考えていかなければならない」としたうえで、
「SSの生き残りは石油の安定供給確保にもつながる。エネ庁の支援などもいただきながら、販売業者の協業化や共同配送、タンクの共同利用を検討していかなければならない」と述べた。


一方的な環境省VOC対策
石油販売業界にとって極めて深刻な問題に発展する可能性があるのに、業界側の主張をことごとく否定したうえで、議論を一定の方向に誘導しようとしているとしか思えない会議が行われている。
環境省の中央環境審議会自動車排出ガス専門委員会のことである。

(中略)

SSの存続に関わる大事な議論が、新たな事実や公平なデータ開示がないまま「結論ありき」で進められていることに強い不信を覚える。


*****


ガソリンベーパー排出抑制@SSは心の準備を。



廃棄灯油の引き取り、致します。

2016年04月09日 | ガソリンスタンドでの出来事

車はセルフで給油して、灯油もホームセンターや巡回業者から買っているのに、シーズンを過ぎて古くなった灯油の処分だけを持ってこられるのは嫌だと過去記事に書いているように、それは変わりません。

頭に来るし、処分を引き受けることも嫌です。
地場3者店が廃業していく理由を考えれば分かることです。

けれども持って来られたら、正当な理由なくお断りすることはできません。


そして、でも、
当店で販売していない灯油の処分でも、こういう場合は頭にも来ませんし嫌でもありません。


以下、常連さんを送り出すときに何か会話をしていたこうちゃんとmasumiさんの会話

こ、「今の○○さんが灯油持ってきはったら、処分しといてあげてな」
ま、「はぁい」
こ、「“灯油はここで買ってないのに悪いなぁ”って言わはったから、全然かまへんよって言っといたから」
ま、「うん、全然かまへん(^^)」







車の給油も灯油も他店で購入しているのに、“古くなった灯油の処分だけ”、しかもそれを“さも当然のように”地場フル店に持ってくるっていうのが嫌なのです。

地場3者店が廃業していく理由を考えれば分かることです。


「障害者差別解消法」とセルフ(続き)

2016年04月09日 | ガソリンスタンド2

先日6日に記事にした、「障害者差別解消法」とセルフの続きです。


当店にも車椅子を利用されている常連さんが何人かいらっしゃいます。
皆さん活動的でフレンドリーです。

私はこうした方々はセルフではなくフルを利用されるものだとばかり思っていたのです。
というのは、
当店を利用して下さる女性や高齢者のなかには、健常者であっても“手の力が弱くて自分で給油キャップを開けることが出来ない”などの理由で「セルフには行かない(行けない)」とおっしゃる方があったからです。

ですが、「障害者差別解消法」とセルフの障害者の方は普段からセルフを利用されていたようです。

セルフの数がどんどん増えているとはいえ、全国平均ではまだ30%未満です。
当市ではセルフ解禁後すぐに50%を超えましたが、それでも2軒に1軒はフルです。

当市のフルの中にはセルフと同値か、たまにそれより安値看板を出す店がありますが、
一般的にはセルフの方が安いので、フルではなくセルフを利用されるのはやはり金銭的な理由が大きいのかなと思います。


他の障害者の方はどうされているのだろうと思って検索してみました。


以下、YAHOO知恵袋より
「威張る障害者。 バイト先(ガソリンスタンド/セルフ・・・」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1481824769

バイト先(ガソリンスタンド/セルフ)に最近になって頻繁に訪れる障害者の(腕が片方無い)方がいます。 給油もスタッフが代わって入れて、店内精算のシステムなんですがお釣りを渡す際もサイフの中に直接入れてあげていました。毎回当たり前の様にしていてお礼の一言も無し。まぁそういう人なんだなぁと思ってたんですが、入ったばかりのバイトの子がその方が来た事を気付かずに(その子は障害者の方の事を知りませんでした)他の仕事をしていました。すると障害者の方はその子に向かって「さっさと給油しろ!何時まで待たせるつもりだ!」etc罵詈雑言の嵐。「障害者というのが解らないのか!差別だ!」と店内で怒鳴り散らす始末。その時に店内にいらっしゃった他のお客様もドン引き。私はレジをしていたのですが「どういう教育をしてるんだ!」と怒られる始末。
確かに気付かなかったその子も気配りが足りなかったのかな?と思いましたが元々うちはセルフのスタンドです。その事があっていらい障害者の方は来るたび来るたび悪口を怒鳴り散らしていきます。

頻繁に来店されるのでスタッフとしても困り物。しかもいつも来る時間帯が社員がいなくなった後なんです。
どうにか罵詈雑言を止めさせたいのですが良い方々はないでしょうか…。

*****


代わりに給油するのはあくまでもサービス(厚意)です。
自分で給油するのがセルフなのですから、強要することではないと思います。
回答者の方も書いておられましたが、それがご理解頂けないなら来店拒否も仕方がないと思います。

ただ、障害者の方でもそれを理由に「高くてもフルを利用するしかない」とするのも納得がいきません。
ですから人員等に余裕のあるセルフであれば、代わりに給油してあげることが望ましいと思います。


でも、ここで又考えてしまいます。

障害者の方は障害者差別解消法によってセルフでも給油サービスを当然のようにして受けることができるようになるけど、
上に書いた、“握力が弱くて自分で給油キャップを開けることができない健常者の方”は、高くてもフルを利用するしかないままなのでしょうか?



セルフSSのなかには、「(着物、和服を着用など)給油が困難だと思われる方は声を掛けてくだされば代わって給油します」としているところもありますが、それはそれで首を傾げてしまいます。
セルフとフルの線引き・区別がつかなくなるからです。

まとまりなくつらつら思うままに書きましたが、片方を立てれば片方が立たない、みたいな・・・
何だかモヤモヤが取れないのです。

それに、
施設のバリアフリー化や、POSや計量機にテロップを流すなどの様々な対応も、資本力がない零細セルフには困難なことではないでしょうか?

うーーーーん。

障害者の方が給油するときはヘルパーさんが同行するとか、或は、フルを利用してもらってセルフとの差額分は行政が補助金を出すとか・・・

何か良い方法はないでしょうか?



ふぅ。。。(溜息)


安値店が出現して、“水は低きに流れて”、店頭の販売価格の差も3円が5円になり、5円が10円になり、
ところによっては30円もの価格差になっている・・・

恣意的な差別対価のもとに始まった価格競争がもたらしたことです。


ほんとうの被害者は消費者なのではないでしょうか。


めっちゃ可愛いお客さん。

2016年04月08日 | ガソリンスタンドでの出来事

初心者マークの若い子が来店してレギュラー満タン。
送り出ししようと「どちらの方向へ?」と訊くと、
キョロキョロっと首を回して

高校の方・・あ、違う。高校って言っちゃった(*・・*)ポッ
大学の方へ

今から3時限目の授業なんです。

***

その少し照れたような表情に癒されました。
新年度の4月ですから若い人の初々しい姿に接することができて楽しいです。



格差の広がり@歪みも顕著に

2016年04月07日 | ガソリンスタンド2

4月4日 ぜんせきより (※青系文字がmasumi)


「論説」SS運営規模格差の広がり

「1SS平均の月間ガソリン店頭販売量は83キロリットルで、過去5年間平均から変化なし」
(石油協会の15年度版・経営実態調査のデータ)
しかし、
1SS業者の47キロリットルに対し、10SS以上業者は145キロリットル。
これを09~13年度の年平均値と比べると、
1SS業者は10%減、2~3SS業者は7.3%減と大きくボリュームが減ったのに対して、4~5SS業者は0.6%増、6~9SS業者は3.1%増、10SS以上業者は6.2%も増販。
運営SS数による規模格差がそのまま反映された格好だ。

※ボリュームインセンティブで安値仕入れ、そして安値で集客すれば増販になるのは当然だし、その逆も又然り。





憤りと不安募る電気会員割引
レギュラー89円!
ジョイフル本田より10円超安値

※異業種が元売系列を不当廉売で訴える?




変わる元売販社SS網戦略
同系列店が隣接でも新設
拠点確保の姿勢鮮明

地場業者が撤退した後を考えているのだろうが、子会社SSの進出で地場業者が一層苦しくなることを考えていないーと断じ、
元売直販化の流れに警鐘を鳴らしている。

※「直販=安い」だから消費者には好まれます。
だけど、
今、大手が不採算だとして行わない小口配達を担っている地場業者は・・・・・・・


困っている人に冷たい対応・・・

2016年04月07日 | ひとり言

>困っていたにも関わらず、心ない対応をされ、

「障害者差別解消法」とセルフ より


**********


元売へのクレーム、当店の事を電話した消費者も多いのではなかろうか(爆)


***

自店の仕入れ値以下で売る店の出現とともに、来店されると先ず「いくら?」と訊く人が急増しました。


「高い」「暴利」「よくそんな真似ができますね」etc.

業転なども公にされておらず、価格差の説明をする術も無かったあの頃・・・

我慢できずに流通経路が2つあることを説明しようとすれば嘘つきと罵られた。



心に澱がどんどん溜まって


「儲けも無い(どころか自己資産を投入し)、休みも無い、そのうえ悪徳呼ばわり、もう嫌だ。店を畳もうよ」

こうちゃんにそう訴えた、あの頃。


社員が辞め、アルバイトすらいなくなり、
「ガス欠した」「パンクした」「バッテリーが」
そういう困っている人からの電話に、「今、主人がいないので・・・」と応えた、
「それでもフルか!」「それならもう利用しないぞ」というお叱りも多々受けました。

ガス欠で来店され「これに入れて」とペットボトルやオイル缶を出される方に、消防法適合缶にしか給油できないとお断りしたときには
「こんなに困っているのに? 冷たいね」と言われました。


貸し出し用の携行缶を用意して、返却されない方がいてー
預り金を頂くことにしたらしたで、嫌味を言われて・・・




勝手に涙が流れてくるー、などという症状が現れた出したあの頃

単価を訊いてくる一見さんに、「安い方が良いのなら、この先にセルフがありますからそちらへどうぞ」と返すようになり、

Tポイントが後付できないことに文句を言う消費者にも、発券店値付けカードでゴミ捨てを断ったことに立腹された消費者にも、どうしても頭を下げることができなくなりました。



非定型歯痛(仮面鬱)になり、店を畳んでくれるように泣いて頼んだ私に一旦は首を縦にしたこうちゃんは、ですが、地下タンク改正法対応工事を申し込み・・・・・


“回収不能”ということもあり、この“ガソリンスタンド2月危機”では夫婦で随分言い争いました。

でも、

「Tポイントをつけてやるために商売しているわけじゃない」
(燃料供給のためだ)

「うちの店の客は、良い客だから」
(普段は安値店を利用して、困ったときだけ当店に来るのは消費者であって当店の顧客ではない)


「やれるところまでやる」

こうちゃんのこれらの言葉に、


付き合うことにしたのです。



回収不能と理解しながら自己資産数百万円を投入して地下タンクの工事をしたのは消費者のためではなく、当店の顧客のためです。


だけど、こういう状況ですから人員は増やせません。


当店の大切な顧客である掛け会員さんに「ガス欠になったらすぐ来てくれるのか?」と言われても、
「主人がいたら行きます。けどもし配達に出ていたらすぐには行けません」と答えるしかありません。


こうちゃんが配達などで留守の時は、“油外”へのご注文にもお応えできません。


当店の常連顧客のおかげで、
燃料“油”の供給を第一の目的に、営業を続けさせて頂いております。


・・・

社員がいた頃はこういう状況(採算割れの低マージン)でも、
発券店値付けカード客にも少量給油客にも、窓拭きやゴミ捨てなどのサービスを行い、又、ガス欠なども隣の市まででも助けに駆けつけていたことを記しておきます。






この鳥は、ツグミ。
















SSを続けるために

2016年04月06日 | ガソリンスタンド2

4月5日 燃料油脂新聞より


SS存続のために異業種進出
「6000人の町で車屋と車検を奪い合っても仕方がない。SS以外の商売を考えていた」
洋菓子FC店を出店されたワキモト石油の脇本恭成さん
異業種進出は「SSを続けるためだ。異業種進出で人材確保の間口を広げたい。町内唯一のSSだけに存続自体が地域貢献になると思う」

***

偉いです。
※洋菓子FC店は「世界で2番目においしい焼きたてメロンパンアイス」で、イオンモールとなみ店(富山県砺波市)です。






ライフラインとして存続を決定 JAひだ高根SS
住民からライフラインとして存続を求める声が多かったことから営業継続が決定。
ポータブル計量機の導入で、地下タンクなどの建設コストを削減でき、JAひだ高根支店従業員が“駆けつけ給油で”給油することで運営コストを軽減した。


「障害者差別解消法」とセルフ

2016年04月06日 | ガソリンスタンド2

4月5日 燃料油脂新聞より



「障害者差別解消法」に対応 サポート給油を展開
やさしいSSで 共生社会実現へ  千葉県セルフ

元売の消費者相談室に県内セルフへのクレームが寄せられた。
車椅子に乗る障害者からのもので、走行中に燃料切れを示す警告ランプが点滅したため、最寄りのセルフに入店した。

以前はセルフで自ら給油していたが、車椅子に乗るようになってからは給油口が近くてにおいがきつく、ガソリンを浴びやすく、火がついても逃げられず危険なため、今までどこへ行ってもスタッフにやってもらっていたが、初めて「自分でやってください」と言われた。
困っていたにも関わらず、心ない対応をされ、近くの他系列セルフに行くと「今回だけは入れます」と給油してくれた。
ガソリンを買う客なのに客でないと切り捨てられたようだった、という憤りを隠さない情報だった。

障がい者からのこうした意見を参考にし、元売のなかには、障がい者に限らず“給油困難”と思われる人に、可能な範囲で配慮するお客本位の対応や 「スタッフまでお声を掛けてください」という告知ポスターの掲示、施設のバリアフリー化を検討・推進。

またPOS画面を誰にもわかりやすいように工夫するほか、セルフでの給油サポートも安全第一を基本に給油サポート中はほかのお客に給油許可が出せない場合があることを理解してもらうテロップを、サポート計量機以外に配信するといった対応を系列セルフで推進している。

同法による罰則規定もあるが、セルフでも人にやさしく、ケースバイケースで対応することが、系列のブランド価値向上にもつながるといえる。





セルフ「油種間違い」増
救援依頼1カ月269件 JAF

ただ、ドライバーが入れ間違いに気づかずに走行、車が動かなくなってから初めて救援依頼を出すケースもあるため、実際の件数はさらに多いとみられる。


***(以下masumi)


「障害者差別解消法」
「見守り活動に関する協定」

ほんとうはこんなことは法や協定などなくても、皆が思いやりを持っていれば済むことだと思うけど...
だけど、そういう法や協定が必要な世の中になったということなのかな...



>障がい者に限らず“給油困難”と思われる人に

元売と資本提携しているような大手特約店は、昔からセルフでもこれを実施していました。
“お着物で来店された女性客”にはスタッフが代わってー、というのをオープン時のチラシだったか、月刊ガソリンスタンドだったかで見ました。

「スタッフが給油します。機械操作はお客様がして下さい」という看板を広域大手量販セルフの店頭で目にしました。

これらを目にしたときは「なら最初からセルフにせずにフル形態でやればいいのに」と思いました。

フルなら・・・




そもそも、フルとセルフの違いは何でしょうか?

販売価格の高い安いではない、というのは全国のガソリンスタンドの価格を見ればわかりますよね。
そして、スタッフの人数の違いでもないということも。

セルフより安値のフルもあるし、フルよりスタッフの人数が多いセルフもある。

どうしてそういう事が起きるのかといえば、
仕入れ値に“大き過ぎる”格差があるからです。



フルとセルフの違いは、
スタッフが給油するか、消費者が自分で給油するかです。




仕入れ値に今のような大き過ぎる格差がなく、
或は規制緩和以前のように、仕入れ値には格差があっても販売価格には差がないのなら、

自分で給油したい人がセルフを利用し、給油してもらいたい人がフルを利用する。

そういう感じになるかも知れませんね。












*****

4月7日追記

ブランド料が課金されないPBよりも安値販売している元売系列店もあります。
これも差別対価、“大き過ぎる”仕入格差によるものです。


リスクを背負いながら

2016年04月05日 | ガソリンスタンド2

4月4日 燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)

価格設定 高いリスク

フルSSとしてはトップクラスの販売量を維持している静岡県有力特約店社長は 「月末に計算した2月の燃料粗利はわずか十数万円だった」と語る。
だが翌月半ば頃に通知される事後調整による値引きが三百数十万円にもなった。
結果として差引トータルでは燃料から300万円超の粗利を得たことになったものの、値引きの金額がはっきりするまでは深刻な「赤字」の状態に陥っていることになり、
値引きが実際にあるのか、どのくらいの事後調整があるのかは、元売から通知があって初めてわかる仕組みだという。

「値引きがあるから“安心だ”と安易にいうことはできない。いまの会社の状態は元売に“生殺与奪”の権利を握られており、値引きが無かった場合、資金繰りはすぐに行き詰るだろう。掛売顧客の価格設定も最終的な仕切価格がわからないなかで進めなければならない。事後調整を考慮すると業転玉を購入することもできない」と不安げに話す。



下期分仕切り最終調整へ 業転との価格差解消目的

「業転との価格差解消は大歓迎だが、複雑な気持ちだ。
結局業転は元売自身の問題に起因するため、自らの首を自らが絞めているようなものだ。
仕切価格にわれわれが振り回され、結果、疲弊していること自体が元売の犠牲にほかならない」
特約店関係者は口を揃える。


***

「接待で10万円使っても100万円になって戻ってくる」
昔、業界掲示板で特約店の方と思われるこんな感じの書き込みを目にしたこともあります。
地場零細3者店には無縁の世界です。



流通取引慣行ガイドライン

2016年04月04日 | ガソリンスタンド2


4月4日 燃料油脂新聞より

流通取引慣行ガイドライン改正案まとめる(公取委)

公正取引委員会は、流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針(流通・取引慣行ガイドライン)の一部改正案をまとめた。
昨年6月に閣議決定した規制改革実施計画を受け、いわゆるセーフハーバー(違反・違法にならない範囲)の基準や要件を見直したもので、4月26日まで行う意見募集を経て施行する。

現行ガイドラインでは、市場の有力な事業者について(市場シェアが10%以上または上位3位以内が一応の目安」と規定。
この有力な事業者が、取引先に対して競合他社と取引しないように拘束する条件を付けたり、取引を拒絶させる行為を独禁法違反としている。

また市場シェアが10%未満で上位4位以下の下位事業者が、こうした行為を行っても通常、市場閉鎖や価格維持の恐れはないため、違法とはならないとしている。

改正案では有力な事業者を「市場シェアが20%を超えることが一応の目安」に変更。
20%以下の事業者が拘束条件付取引や排他条件付取引、取引拒絶といった行為を行っても通常、違法とはならないと改めた。


***(以下masumi)


何のための、また誰のための、改正案なのでしょうか?

石油業界紙に載るということは、他社買い(業転)か?、と思って読んでみました。

・・・

市場シェアが10%未満で上位4位以下の下位事業者(中小特約店)が、販売店に対して、
拘束条件付取引や排他条件付取引、取引拒絶といった行為を行っても通常、違法とはならないと改めた。

要するに他社買いした販売店に対して特約店が「他社買いするな」と言ったり「マークを下ろしてもらう」と言ったりしても、それは優越的地位の濫用にはならない。



で、次にこれを元売と特約店間の取引で考えてみると・・・
市場シェアが10%以上または上位3位以内の有力な事業者(最大手元売)が、特約店に対して、競合他社と取引しないように拘束する条件を付けたり、取引を拒絶させる行為を行った場合は、独禁法違反となる。


・・・こんなところでしょうか?
もし私がとんちんかんなことを書いていたらご指摘くださいm(_ _)m



かきかけ