masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

欧米から続々参入

2016年04月23日 | ガソリンスタンド2

4月23日 燃料油脂新聞より

石油製品の流通市場適正化に向けて 複数企業が「価格指標」を競い提供

欧米から続々参入 選択肢が増え信頼される指標形成を期待

PLETT(プラッツ)社に続き、OPIS(オーピス)社も参入・・


※エネ庁は2月に欧米諸国(英・米・仏・独)を視察。
価格形成メカニズムの調査を行ったんですよね?
その結果がこれなんですよね?


・・・
コストコがセルフSSを始めたこと(品確法の見直し)と今回のこととで、私には国が日本の石油市場を米に差し出したように感じるのですが・・・、思い過ごしでしょうか?






業転流通の抑制待望 元売集約で需給タイト化現実味

系列にとどまり頑張り続ければ、時間とともに市場適正化が実現し、適正マージンの確保、健全経営への道は開けると期待する地場業者の声が拡大している。

※全量系列仕入れの当店としてもそれを期待していますが、
如何せん公取委の方針が・・・

でもまぁ、「コストコが来ても今更」って開き直れる現状ですから、右往左往せず元売再編を見届けようと思います。





2017年5月11日 追記

OPISは日本市場撤退だそうです。

(2017年5月10日ぜんせきより)


あーでもない、こーでもない

2016年04月23日 | ガソリンスタンド2

4月22日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)

事後調整、基準明確化求める

公取委 調査結果まとめる
ガソリン流通市場の適正化を巡る問題で、公正取引委員会は元売の系列特約店に対する仕切価格決定方式や業転玉の取り扱い制限などに関する調査結果をまとめた。
仕切価格の事後調整的な修正(遡及値引き)について、実施基準の明確化とともに、当初の通知価格を市況実態に即した水準にするなどの改善策を提示。
公正な競争確保の観点から元売各社に適切な対応を求めている。
元売が出荷した業転玉を系列の特約店や販売店が自由に購入、販売できるような対応を促す方針も明らかにした。(※1)


ガソリン流通市場適正化

調査は自民党「石油流通問題議員連盟」による昨年5月の緊急決議を受け、公取委が元売や販売業者などに実施したもので、20日に開かれた同議連役員会で結果の骨子を報告した。

ガソリン市況の変動に応じて元売が系列特約店に対し翌月内に行う仕切価格の事後的な調整について、公取委は基準が不透明な価格修正の一方的な実施は元売の販売政策に従わせやすくする効果を生じ、相手方の事業活動を制限することになりやすいと指摘。
「価格修正の実施基準を可能な範囲で明確にして示す必要がある」としている。

仕切価格の修正が恒常的に行われている場合には、取引条件を不透明にし、系列特約店および系列販売店の自主的・合理的な経営行動を阻害する恐れもあるとして、「当初の仕切価格の額を可能な範囲でより市況の実態に即したものにする」見直しを併せて実施することを求めた。(※A)

個別の値引き交渉により特定の系列特約店を競争上、著しく有利または不利にさせるといった差別的な取り扱いをすることで、競争秩序に悪影響を与える場合は、差別対価など独占禁止法上の問題になると指摘した。

また同じ商圏の一般特約店にくらべて取引条件や取引内容の相違を超えて販売子会社に著しく低い仕切価格を適用するなど、差別的な取り扱いをすることも差別対価などに当たるとしている。



元売販社安値販売 不当廉売の可能性

販売子会社の安売りに関しては、油外事業の収益をガソリン事業に補填したり、元売から付与されたインセンティブを特定のSSが有利になるように配分するなどで低価格を設定、不当に安い価格で販売し、他の販売業者の事業活動を困難にさせる恐れがある場合には、不当廉売になるとの見解を示した。

調査では多くのエネルギー商社が業転玉を出荷元の元売の系列特約店および系列販売店に販売することを商道徳上、自粛している実態を把握した。(※2)
元売がエネルギー商社に圧力をかけ販売制限しているとの指摘もあるという。

公取委は元売がエネルギー商社に対して、自社の業転玉を系列特約店および系列販売店に販売することを制限し事業活動を不当に拘束する場合には拘束条件付き取引に当たると指摘。
公正な競争の観点からは、系列特約店および系列販売店が、系列元売りが出荷する業転玉をエネルギー商社から自由に購入することが可能になるのが望ましいと踏み込んだ。(※3)

さらに業転玉は元売によって安定的に供給されており、系列玉と業転玉との価格差が常態化していると指摘。
系列特約店や系列販売店の他社業転玉の取り扱いを理由として、一方的に取引を停止するなどの行為は不適切と断じ、改善の徹底を求めている。

公取委は不公正な取引方法の差別対価、不当廉売、拘束条件付き取引、優越的地位の濫用など独禁法に違反する疑いのある具体的な事実に接した場合には厳正に対処する方針。
元売の経営統合が実現した場合の新会社の対応を含め流動動向を注視していくとしている。


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>出荷元の元売の系列特約店および系列販売店に販売することを商道徳上、自粛している(※2)

それはつまり、元売Aの業転玉は元売Bの特約店&販売店へ、元売Bの業転玉は元売Aの特約店&販売店へ、ってことですね?
上から見たら“お互いさま”っていう、滑稽な図ですね(失笑)

「商道徳上」と言うのなら、系列店に非系列ルートの業転玉を販売する時点で、自粛しなきゃいけないと思いますけど...?




何度も書いているように、系列店と非系列店(PBや無印)があって、その仕入れルートに系列ルートと非系列ルートがある。
系列ルートで流れる系列玉と、非系列ルートで流れる業転玉の違いは、ブランド料(コスト+品質連帯保証+安定供給)つまり、ブランド価値が付いているか付いていないか。

だから公取委の
>元売が出荷した業転玉を系列の特約店や販売店が自由に購入、販売できるような対応を促す方針も明らかにした。(※1)

これは本当に馬鹿げたハナシだと思います。

現に非系列店(PB・無印)というものがあるのですから、業転玉で商売がしたいならマークを下ろしてPB・無印店になれば済む話でょう。



公正な競争の観点からは、系列特約店および系列販売店が、系列元売りが出荷する業転玉をエネルギー商社から自由に購入することが可能になるのが望ましいと踏み込んだ(※3)


つまり
元売→特約店→販売店という系列ルートを、

元売→エネルギー商社→特約店→販売店
元売→エネルギー商社→販売店

こういう流れに変えようと?


これも可笑しなハナシですね。


もし本当にそんなことが出来るのであれば、「販売店は同系列であればどの特約店から仕入れてもよい」ってする方が よっぽど手っ取り早くて簡単だと思うし、それなら整合性もあるのに。




>「当初の仕切価格の額を可能な範囲でより市況の実態に即したものにする」見直しを(※A)

今現在の「コスト連動方式」の前が、その「市況連動方式」でした。
それが上手くいかなくて「コスト連動」に変わったのですが、それも上手くいかなかったから、今度は又 市場連動に戻しなさいと・・・

・・・「行ったり来たりしていなさい」、ってことかな?



で、この公取委の方針を、諸手を挙げて喜んでいる浮気組さんもまだいらっしゃるのでしょうか?



それからマークのない非系列店の方々は、この方針に対してどのような感想をお持ちなのでしょうか?
今後、系列店はマークを掲げていることによるメリットと、業転玉の安値仕入れというメリットと、その両方を手にすることが出来るようになるわけですが。




不透明仕切りへ反発

業転購入の後押しにも

ある販売店がリットル6円前後の大幅な事後値引き受けた時、同じ元売系列の販売業者には1円の値引きもなかった。
後者がかなりの量の業転を手当てしているため、仕切りの待遇に大きな差が付いたと考えられるが、さじ加減1つで仕切りが変わってしまうと言うのも事実だ。

系列玉から大幅な値引きを受けた前者と、業転で薄めた後者の仕入の仕上がり価格は結果的にほぼ同じだったが、後者は「最終的に仕入価格が同じなら、最初から価格を把握できる業転の方が商売をするうえでは有利。元売や特約店が助けてくれるという保証がない以上、業転手当まで含めて自分の経営は自分で守るしかない」と話す。

こうした考えに同調する販売店主は増えており、前出とは別の販売店主も「自己防衛のためには業転購入も辞さない。これまで業転に一切手を出してこなかったが、検討せざるを得ない。近隣の同業者も同じ動きを見せている」と明かしている。


*****

※公取委の方針でもありますしね。


でも、「業転との格差を無くせ」という声もある。
「元売統合で需給バランスが整えばそうなるだろう」という予測もある。

そうなれば系列店が業転玉を購入する必要はないわけで・・・



やっぱり、
あーでもないこーでもないと、行ったり来たりを繰り返しての、時間稼ぎでしょうか?


逃れたい。

2016年04月23日 | ひとり言

嫌な季節。
草刈りの季節。
携行缶だけの消費者が来る季節。

消費者の立場も分かるし、消費者に罪はない。

だけど、私の身体が

どうしても息が詰まって苦しくなるし、身体の芯が震える。
わなわなする。

だからできれば
携行缶だけの消費者は他店に行ってほしい。