“駆けつけ給油”指針策定 消防庁 全国に周知を要請
3月30日 燃料油脂新聞より
総務省消防庁は、中山間地域のSSで顧客の呼び出しに応じて併設・隣接店舗の従業員が給油する、いわゆる「駆けつけ給油」の安全確保策に関する指針を策定した。
係員がSSを離れている間の施設管理方法、SSからの店舗の視認性に対応した設備機器、予防規定への記載などを盛り込んだ内容。
都道府県消防防災主管部長および東京消防庁・各指定都市消防庁に25日付で通知し、周知を要請した。
指針は昨年6月から検討を行っていた「地域特性に応じた給油取扱書の運用形態に係る安全確保策のあり方に関する検討会」(座長・小林恭一東京理科大学教授)の報告書を踏まえて策定した。
顧客の呼び出しに応じて給油する場合、SSと店舗の距離は15-60メートル程度。
危険物の販売量は、中山間地域のSSの来店頻度を勘案して1カ月当たり10-40キロリットル程度を目安として示した。
係員が店舗にいるなどSSを離れている場合は
1、給油(注油)ノズルのロック
2、計量機の電源遮断
3、POSシステムによる計量機の使用制限ーのいずれかの方法で、係員以外の給油やいたずらを防止するとともに、ポンプ室、油庫などの施錠管理を求めた。
従業員が顧客の来店に気づいてすぐに対応できるようにするため、店舗からSSを直視できない場合は、インターホン、センサー、看板を設置する。
ただし監視カメラを設置した場合はインターホンは不要とした。
店舗からSSを直視できる場合は、インターホンと看板を設置するとしたが、センサーを設置すればインターホンは不要とした。
ただ給油空地や注油空地に死角があり来店客の覚知に支障がある場合は、センサーと看板が必要としている。
看板は見やすい位置に複数設置し、係員を呼び出す方法、係員の所在場所、緊急時の対応、顧客が給油や注油をしてはいけないことを簡潔に表示。
表示内容は「インターホンを押して、そのままお待ちください。向かいの店舗から係員が参ります。緊急時は119番通報してください」などとすることを求めた。
過疎地のSSなどが駆けつけ給油を行うに当たっては、SSの実情を踏まえて管轄の消防機関が適否を判断する。
すでに地元消防機関の判断で実施しているSSについては、施設の実態に応じて指針を参考にすることが望ましいとしている。
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※混乱や思わぬ事故が起きるのを防ぐため、全てのドライバーに知って貰わないといけませんね。
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指針策定にあたって、実際に過疎地域で営業をされている方の意見は取り入れられているのでしょうか?
言われてみれば、駆け付け型の給油所の細々した所が煮詰められて本格的に稼働するんだなーとは思いましたが、実際に過疎地で給油を担う方々の意見は取り入れられているんですかね?
実際自分がすると考えると、カメラにセンサー、インターホン、給油の度に数十メートル走って計量器へ。計量器には使う度にカギかけたり電源落としたり……これ、進んでやる人居ますかね?明らかに今ギリギリでやってる我々より仕事量が多い様な……
今日も、オイルのペール缶でガソリン売ってくれと、お客さん。
お断りしたら、セルフのお店で、つぐから良いよと。
ルールって、どうなってるんでしょうかね
先日の業界紙にも載っていましたが、セルフのコンプライアンス違反・・・
過疎地ではない都市部でも経費削減か何かで人員がおらず、計量機の常時解放などが散見されるようです。
それに設備の設置費用等も考えてしまいますね。
何れにしても採算に合わないことは想像がつきます。
>セルフのお店で、つぐから良いよと。
なら最初からそうして下さい、って思いますよね。