masumiノート

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他社買い系列店の「業転玉を取り続けている理由」

2017年06月23日 | ガソリンスタンド3

6月20日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)


4月以降マージン回復も「再投資できない」
「息子に跡を継いでほしいと言えない」




「後継者不足」「常連客流出」課題山積みする過疎地
エネルギー供給拠点としてのSS不可欠 自治体運営増えるか?

富士吉田・河口湖方面で営業している民族系フルサービスSS3者販売店では老朽地下タンク対策として電気防食の措置を行ったものの、今後数年~10年先を勘案した場合、SS事業を継続しているかどうか「分からない」としている。

店主は「営業を永続的に行っていくためには、どこかの時点で老朽化した地下タンクそのものを入れ替えるなど、全面改装を行わなければならない。しかしそれだけの再投資を行うことができる収支状況ではない。同じようなフルSS3者販売店は多いのではないだろうか」


同感です。
過疎地かどうかは関係なく、同感です。





系列仕切りと価格差縮小も「業転は重要な仕入れソース」

南アルプス方面のフルSS3者販売店主は
「今の時代は、ブランド料、フレート料を除いた裸の系列仕切りをさまざまなところで確認することができるが、あの値段で仕入れることができるのはあくまでも2者特約店レベルの話で、小規模な3者販売店はリットル数円高というケースが多いはずだ。
もちろん2者特約店の系列仕切りとほとんど変わらない3者販売店もいると思うが、それは2者特約店と特別な関係にある恵まれた3者販売店だけで、系列仕切りにかなりの割高感を抱いている3者販売店が一般的なのではないか。
系列仕切りと業転価格は最低でもブランド料3円、フレート料2~3円、合計で5~6円の価格差が生じており、3者販売店はさらに(特約店への中間マージンを)数円単位で上乗せされることになるから心穏やかとはいかない」
と、業転玉を取り続けている理由を明かす。



その通りです。
心穏やかでいられるわけがありません。

が、しかし、
それでもなお「お客さんを騙すような真似はできない」「安定供給のため」「化管法に係る証明書のため」、
歯を食いしばりながら系列仕入れを貫いている3者販売店は全国に存在しています。


そしてまた、
「10円前後もの大き過ぎる卸格差の是正を」という小規模3者販売店の声を、
「努力もせずに文句ばかり」という声で封殺しようとする者も存在しています。

卸格差が是正されたら我が身が危うくなるから。