日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ハルフウェイ」

2010-07-17 22:56:10 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
WOWOWでたま~に邦画を観る事があります。
TSUTAYAでは絶対借りないけれど、話題作になったと聞いたものなどを適当に鑑賞。
今回は岡田将生特集(?)とかで彼の作品を一気に放送していました。


ちょっと前に「ホノカアボーイ」は観ました。
洗いざらしのTシャツとハーフパンツが似合うハワイの小さな島で暮らす青年役でした。
この作品はベテランの脇役陣がまた良かったから、印象に残りました。
「人間、年をとったからってやっちゃいけない事は何もないよ」のセリフが一番良かった。


さて、今回の岡田将生作品は「ハルフウェイ」
あの北川悦吏子の初監督作品、岩井俊二プロデュース。
そして俳優陣がなかなか良いから期待された作品だったでしょうね~


物語は北海道小樽の高校三年生のカップルが進路に直面して東京の大学に行くの行かないのモメる話です。
それだけ!


今が旬の役者、岡田将生が演じるシュウ・・・早稲田に行きたいとひそかに思っている。
今、私生活が話題になっている北乃きいが演じるのがシュウの彼女ヒロ。
(もう名前からして北川作品ぽいと思ったけど・・・)

このヒロがもうかなり自分勝手でイタい女子高生だった。
そしてちょっとウザい・・・
最初は自分の方が好きだったのに、シュウから告白された事をずっと強調するあたりも好きじゃない。
そして保険の先生に嫉妬したり、もうわがままいっぱい。
そんな行動を恋する高校生は当たり前と言うかもしれないけど、何だかね~。
ハッキリ言って付き合っていたら受験なんて絶対に乗り越えられない。


一方、振り回されるシュウは優柔不断。
第一、ヒロと土手で会っている時に片手に参考書って・・・
そんな片手間だったら受験なんて無理ですから。


地方に住んでいたら東京の大学に行く→付き合っていた人と離れるのは良くある話です。
もうちょっと描き方を変えたらせつない恋の話になっただろうな。
もうこのあたりで北川作品は無理があると思いました。


そしてカメラの手ぶれよりもセリフの聴こえ難さも目立ちました。
ほぼアドリブで進められたという会話・・・自然さを出したいのだろうけれど難しいのだろうな。
最近の日本の映画は自然体の演技を優先するあまりに、セリフがかなり聴きづらい事が多いです。
いつもボリューム20ほどで観ている私がこの映画は35にしても聴こえないよ~
そんな中でも大沢たかお演じる書道の先生のセリフは難なく聴こえたんだけど。


ヒロがシュウを無理やり引っ張って職員室に行き「早稲田に行かせてあげてください」ってお願いするシーンで一気にまたテンションが下がりました・・・
いかにも北川・・・・・・・・・・・


この映画はドンピシャ高校生だったら感動するのかな?
せっかくの北海道の舞台、素敵な役者陣、でも中身は何もなかったような気がします。
もういっその事、18歳以下限定の視聴をお勧めします。
そんな私は観るべきターゲットじゃない訳ですね、きっと。


岡田将生君、可愛い顔とすごく長身なアンバランスさが良いと思いましたが。


今回の評価は・・・   星2つ  ☆☆   仲里依紗の素の演技が好きでした。







このショットはすごく良いのに本編では使われていません、残念。


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