日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2011 グランプリシリーズ 中国杯 男子シングル まとめて

2011-11-11 14:41:31 | フィギュアスケート
いよいよNHK杯が始まる日ですが、中国杯の男子の感想だけUPしておきたいです。
女子はまたゆっくりと観ようと思っています・・・


さて、BS朝日で観た「中国杯」ですがいろんな意味で見どころがありました。
今回、解説はもちろん田村岳斗氏。
いつもの無駄のない喋りの中で見事に的中させる今後の試合展開予想にいろんな場面で驚きました。
田村氏の読み通り!

そして心配だった実況アナですがSPは森下アナ。
彼は低音の声で落ち着いていて無駄な煽りもなく安心して聞けました。
演技後に田村さんからうまく感想を聞き出し、「じゃまにならない実況アナ」としてはとても良かったです。
フリーは清水アナ。 こちらも合格。 


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まず初めにSPです。 私の印象に残った選手の感想を書きます。

最初はケヴィン・レイノルズ。
何が嬉しいかと言ったら、彼が登場すると実況の森下アナが・・・
「さぁ、楽しみな選手が出てきました!」ですって。
成績はパッとしないかもしれないけれどレイノルズの4回転ジャンパーの挑戦ぶりは好きですね~

   
なかなか人気者のレイノルズ。
相変わらず髪がとっ散らかっていて良い。
彼なりのこだわりが長さや乱れぶりに感じられて私は好きです。
4S-3Tは回転不足か・・・・



続いて羽生結弦君。
彼の今季の衣装はとても似合っていて演技の動きがきれいに見えるし素敵だと思います。
   

   
4Tは単独になってしまっても落ち着いてカバー。
3Aも3Lz-3Tも完璧!
ステップもスピンもポジションがきれいで見とれてしまった。
一つ一つの動きが絵になるスケーターですね。
終わった後は金魚のパクパクのような呼吸・・・いつもそうですが渾身の演技を観られました。
実況も思わず「すごい!」とつぶやいていましたね。


そうなるとライバルのガチンスキーは・・・
「セントルイス・ブルース」を滑る彼はまったく力まずに冷静な滑りを披露。
4T-3Tだけで15.26点ですか?! すごい。
時々いつものように「人を小馬鹿にするような動き」があって ← これは褒めています。
彼の大物ぶりをいつも感じさせられる余裕の動きってことです。
   

   
ワールド3位の実力を披露した彼はSPでは1位でした。
存在感のある18歳ですね。


そして楽しみにしていたジェレミー・アボット。
今季のSPは「素敵なあなた」との事。
でも正直に言ってEXナンバーのように感じちゃった。
私はアボットの事が好きだからここ2年間のプログラムに惚れこんでいて、それから考えると
今季のSPはちょっと期待外れでした。
もちろん滑り自体はいつものように美しく良いんだけど、好みの問題ですね。
サスペンダーに指をかけて、コミカルな動きも入れたり。
あぁ・・・でもこれはやっぱりEXのように見えちゃう。
アボットにはすごく難しい曲調で重厚な音楽を滑ってほしかった。 (個人的な願望です)
   

   
今年もお姉さんのように優しい有香さんと。


SPの結果はこのとおり。
織田君も堅実な滑りで良い位置につけています。  おまけにケヴィンの髪型の画像 !(^^)!

   



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続いてフリーの感想です。

やっぱりまずはケヴィン・レイノルズ。
昨シーズンは持ち越しプロだったので今季の新しい「クロノトリガー」は楽しみでした。
まず衣装が良い! 
いつもはシャツやベストが定番だった彼が身体の華奢なラインを目立たせる素敵な黒の衣装。
とても似合っていました。
   

   
世界でも初挑戦と言われる3種類の4回転に果敢にチャレンジ。
4Sは成功、4Tは両足着氷。 3Aの転倒の後に挑戦した4Loも転倒してしまった。
でも挑戦した事が素晴らしいです。
その上、3F-3T-3Loの連続ジャンプを見られて私は幸せですよ。
3-3-3を跳んでくれるのはまさに「二人のケヴィン!」だけですからね~
ヴァン・デル・ペレンもレイノルズも成績はトップじゃないかもしれないけれど記憶に残るジャンパーですからね~
田村氏も「後半にコンビネーションを3つも入れられるのはすごい」と褒めていました。
今までのプログラムと違って緩やかな曲を滑るケヴィンも好きです。


続いて大躍進の中国の宋楠(ソウ・ナン)君
松たか子のお兄さんですね。
今までも何度か彼の滑りは観ていますが、今回の演技は成長を感じました。
地元の中国で見事な演技。
4T-3T、4T、3Aが全て完璧で素晴らしかったです。
最初の4T-3Tは16.40点ですか! 
後半もスピードも落ちずに見事な演技でした。
   
初の表彰台、おめでとう~


さて織田君ですが。
SPの時に田村氏が「若い選手のペースに巻き込まれないで自分の出来る事をやれば結果はついてくる」と予言。
まさのその通りの結果になりました。
膝のケガがあったので今大会は4回転は封印。
でもベテランの彼らしい落ち着いた演技でした。
3Fなど小さなミスはありましたが、曲調の変わる「シェルブールの雨傘」を演じきりました。
   


続きましてアボットです。
フリーは一転して静かなゆったりしたプログラム。
秀逸なスケーティングが披露できますね。
最初の4Tは転倒しましたが、あとはしっかり立て直していました。
   
演技構成点の高い事! アボットここにあり。


さぁ、ここからは若者対決!
まずは結弦君です。
4Tと3Aを決めた後、彼の気持ちのこもった滑りに夢中になっていると、田村氏の予言が・・・
「このあとしっかり休んでおかないと。 後半のためにしっかり足を残しておかないと・・・」
そして予言通りに3Aー3Tのあと転倒してしまい、その後のLzでも転倒してしまった・・・
でも、彼の3-3をあきらめずに入れたあたりは胸が震えるほど感動してしまったのです。
確かに3-2にしていれば表彰台は乗れたでしょうが、今の結弦君の若い挑戦する力とか負けず嫌いの性格が見られて嬉しくなったのです。
「跳ばないで後悔するよりも跳びたい」・・・これは気持ちが良い。
もちろんベテラン勢の試合運びはこれから必要になってくるだろうけど、今の若い彼はこれで良いと思いました。
今季の羽生君はいろんな意味で注目します。
   

   
結果は残念でしたが、「ロミオ・・・」良いですね~


そしてそれを観ていたガチンスキー!
ライバルの失速を彼はどう捉えたのでしょうか。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」のプログラムでしたが、冒頭の4Tは転倒。
起き上がるのが早っ!
3Aも両足着氷になってしまいました。
その後もジャンプのミスを重ね、彼の演技は不完全燃焼のよう。
   

   
思わず頭を抱えたガチンスキー。
もしかして彼の方が羽生君を意識し過ぎたか。
同じように表彰台を逃した二人ですが、その「逃しぶり」はちょっと違うのでこれからに注目です。
18歳のガチンスキーも人間だった、という事でしょうか。


最終結果はこの通りです。

   
宋楠君の表彰台はフレッシュな空気がありますね。
そしてベテラン勢が1位と2位です。



そんな訳でなかなか大満足の中国杯、男子シングルでした。
解説の田村氏の鋭い読みは、面白かったな。


さて、次は真央さんだ!!
今からドキドキ、ワクワクです。

   

   
   
      


      



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