フィギュア欧州選手権☆

J sports Plusでフィギュア三昧の週末です。
まずは欧州選手権女子をじっくり観ました。
何と言っても、司会進行　小林千鶴さん。
落ち着いた聞きやすい進行でした。
そして解説はあの樋口豊さんと村主千香さんのソフトコンビ
とても優しい語り口で、愛情たっぷりのコメントを聞かせてくれます。
やっぱりこんな実況は良いな～。
演技の合間にもインタビューのエピソードを聞かせてくれたり
会場の中の様子やショップの映像も映して良い感じ。
大会自体に夢を持たせてくれるようなひと時でした。

さて、フィンランドのヘルシンキで開催されていた大会。
地元の応援を受けてフィンランドの選手が大健闘でした。

まず印象に残ったのがポイキオ選手。
今までフィンランドでずっとフィギュアを引っ張って行ってくれた方。
思わずポイキオ姉さんと呼びたいくらい。
シンプルに美しいスケーティングを見せてくれました。
ＳＰは2位、フリーを終えて見事銅メダルでした。

そして優勝したのはレピスト選手です。（ＳＰを1位、フリー2位の総合）
雰囲気のある素敵な選手で最近はずっと注目していましたが
今回も力をつけてシニア2シーズン目から実力者になりましたね。
コストナー選手の個性的なプログラムに比べて、どうかな・・・と思ったものの
心配いらず、とても彼女に合ったプログラムで良かったです。
樋口さんが何度も「叙情的な良いプログラムですね」と言っていました。
ジャンプの失敗はもったいなかったけれどしっかり演技でカバーできました。
ポイキオ選手と抱き合って大喜びでした。
優勝おめでとうございます。

さて、もう一人のフィンランドの妖精、コルピ選手。
またまたコスチュームが可愛い～
前は白黒のボーダーでしたが、今度は赤白。
とてもチャーミングで良いですね。
ジャンプで両手をついたりミスはありましたが、フィンランドの三人娘として
頑張ったと思います。


それからイタリアのコストナー選手。
欧州選手権の三連覇がかかった大会でしたが、またＳＰで出遅れてしまい3位。
バランスを崩したり、トリプルルッツの前に引っかかり転倒。
スピードはあるもののミスの多い演技でした。
跳ぶ前に「赤ちゃんの泣き声が気になってしまった」とコメントしたらしいです。
欧州チャンピォンは逃してしまい2位となりました。

いつも思うのですが、コストナー選手は自分のミスを「悔しい！」と思うよりは
気持ちが消沈してしまうような。
もう少しだけ強い気持ちを持てれば表彰台の真ん中に上がれる回数も増えるのでは・・・。
どんな時でも優しく他の優勝者を祝福しているイメージがあるのです。

今回のフリーのコスチュームを変えて「ドゥムキー」を演じました。
この衣装もすごく素敵で、さすがイタリアの選手だな、と思いました。
プログラムも非常に特徴があるように思うのですが、あとはとにかくミスをなくして・・・そうしたら怖い存在ですよね。


欧州選手権って本当に見ごたえがあります。
サラ・マイヤー選手の欠場は残念でした。
とにかく今回はフィンランドの正統派の美しいスケートが印象に残り
とても良かったと思います。


さぁ、今日は全米選手権を観ようっと