日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「地上5センチの恋心」

2010-10-08 20:29:25 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「地上5センチの恋心」をDVDで観ました。
2006年のフランスとベルギー製作の映画です
このちょっと変わった邦題がDVDジャケットの写真と関連していますが、原題はというと・・・
「ODETTE TOULEMONDE」です。
つまり主人公女性のオデットのフルネームなんですね。


おもな内容は・・・

10年前に夫を亡くした女性オデットはデパートの化粧品売り場で働き、夜は羽飾りを作る仕事をしています。
美容師をしているゲイの息子、ちょっと扱いにくい無職の娘と暮らす彼女は好きなシャンソンをいつも口ずさみながら明るく生きている。
そして一番の彼女の楽しみは小説家バルザンの本を読む事!
そんな彼女が憧れのバルザンと近づく幸運が・・・・   
というようなファンタジーの入った物語です。
フランス版のラブコメとも言われるようですが、私にはラブコメには感じなかったかな。


まずオデットを演じるのはカトリーヌ・フロ。
彼女は「譜めくりの女」で演じたちょっと神経質なピアニストの役が印象深いです。
この「地上50センチ・・・」はそれとは全然違ったイメージ。
この作品の時は50歳くらいだけど、ふっくらした頬のお顔はもっと若く見えました。
憧れの作家バルザンの前で最初は名前も言えないくらいでしたが、その後一緒に暮らす頃にはすごく自然体。
もちろん心も体も浮き上がるくらいの幸せ感はありますが。


バルザンを演じるのはこれまたフランス映画によく出るアルベール・デュポンセル。
今回は作品に対する酷評や妻の浮気(?)をきっかけにどんどん自信を失くして鬱状態になってオデットの元を訪ねてきます。
このバルザンは本当によく悩む!
というか、アルベール・デュポンセルが悩むのか、ってくらいに「モンテーニュ通りのカフェ」でも
「PARIS」でも苦悩の表情ばかりいつも浮かべていましたね~
今回のお話ではバルザンはオデットのそばで元気を取り戻していくのですが、オデットのバルザンに対する気持ちは「恋」から「愛」に変わっていったのがなるほど、と思いました。


途中に歌って踊るオデットの姿やウキウキ感で地に足がつかない状態になるのがコメディでした。
ただ、ラブコメというよりはちょっと不思議な作品に思えました。
時々登場する「イエス」は実在しない人物に思えたし、ラストの展開もハッピーエンドに思えるのか、観る人によって違うような気もしたな。


カトリーヌ・フロの服装や映画全体の洒落た映像は良かったです。
化粧品が踊る可愛いシーンも好き。
ただ映画そのものはまぁまぁだったかも。


今回の評価は・・・   星3つ  ☆☆☆


















地上5センチよりももっともっと浮いてるよ・・・





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