日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

中国杯 2012 男子シングル フリー

2012-11-11 12:50:06 | フィギュアスケート
カップ・オブ・チャイナの男子フリーを観ました。
はい、もうロシア杯に追い越されているのは承知しております。
そんな訳で、とりあえず男女シングルの感想はこれでいったん区切って
録画したままのスケアメ、ペアとアイスダンスの視聴を始めるつもりです。

それにしても、日本男子や女子の勢いが素晴らしくて、そろそろISUの思惑とかもいろいろと働きかけて
いくんだろうか~と邪推するこの頃。
だって、そうじゃなかったら各6選手の出場国が大きく偏りそうだし。
「日本選手ばかりじゃ困るのよ!」って、ね。
最近コルピ選手とかにいろいろ感じちゃう私は性格がねじ曲がっているようです、はい。


なにはともあれ、男子のフリーの感想です。

まずはやっぱりレイノルズ!
細い身体に似合う衣装で、プログラムは「ピアノ協奏曲第4番」。

   

   

    

     

最初の4Sは足がついたか、減点あり。
頑張ったと思ったけどな~
次の4Tの予定はダブルに・・・
3A-3Tはターンが入ってしまった。
ピアノの音に合わせたステップやスピン、素敵でした。
ジャンプだけじゃないよ、と思わせたいです。
3F-3Tの後に2A、そして何とフリップがダブルになり転倒~
あ~これが痛かった。

田村さんも「4回転以外のジャンプミスが目立ってしまった。」と。
実況アナも「全部跳べば38回転! そうとう本番で減ってしまった。」と厳しい言葉。

確かに構成だけは凄いって言われるレイノルズだけど、さ。
私は昨シーズンのカナダナショナルで鬼構成のジャンプを全部降りた彼の凄さを知っているから
これからも応援しますよ。

それから気になったのが彼のスコアです。
TV画面ではフリーが128.37点、SP合わせて合計が198.24点と表示されたけど、実際のプロトコルとか
他の結果表示ではフリーは132.00点、SPと合わせて合計202.07点なんだけど。
気になって何度か計算してしまいました。

まぁ、どんな結果でもキス・クラでのレイノルズはいつも穏やかで表情も変えないんだけど。
コーチもずっと替えないで頑張る彼です。
新しいフリーの衣装を着たケヴィン人形を誰か作って~


そして後半グループの練習の時、宋楠君とリッポン選手が激突・・・
宋楠君は脳震盪と顔面打撲で病院に運ばれて棄権となりました。
地元の試合で大いに期待されていたので残念でしたね。
その上、ジュベール選手も体調不良で棄権、帰国したそうです。


次はロシアのセルゲイ・ボロノフ選手。
サッカーボールの衣装じゃないです。
フリーは「ロミオをジュリエット」・・・アドリアンを思い出すプロじゃないか。
ついでにモロゾフは帯同していませんね。

   

   

何か彼の安定した滑りを観たのは初めてでした。
SPから4回転の調子が良かったようで、フリーでも冒頭に4T成功。
その後も3Aや3A-2Tもバッチリ。
後半だって3T-2T、3F(e付いたけど)、2A-2T-2T、3Lo、3Sと大きなミスなくまとめてきました。
ボロノフも長い経験が生かせたのか、ジャンプをまとめる力がありましたね。
終わってみれば彼は総合で3位、表彰台に乗れて嬉しそうでした。
ガチンスキーが不調の中、メンショフやボロノフがベテランの力を発揮しそう?


さぁ、期待の町田君登場です。
「第5の男」と言われる彼のフリー、素晴らしかったですね。

   

   

   

3Aを決めてから次の4Tは惜しくも転倒(スケアメと同じ)
でもしっかり切り替えて3Lz-3Tは決めてきました。
スピンもステップシークエンスも手先まで神経の行き届いた動き、彼は自信を持って演じています。
3Aはオーバーターン、何とか持ちこたえました。

3Lo、3Lz、3F-2T、3Sと続く終盤の四連続のジャンプがとても盛り上がりました。
もうフリーで失速する彼じゃないですね。
田村さんも「決まったジャンプの質が良かった。4回転も回りきっての転倒。」とコメント。
合計236.92点、素晴らしい得点でした。



最後は橋大ちゃん登場。
どんな「道化師」を見せてくれるでしょうか。

   

   

   

う~ん・・・とにかくジャンプミスが多かった。
いつもの思い切りの良さがなく、中途半端なイメージがジャンプには出てしまった感じ。
4Tは二つとも両足。
後半の3Aもオーバーターンになったり、3Loはまさかの転倒・・・
スピード感もなく、今ひとつだったよう。

田村さんのコメントは・・・
「最初の4回転は悩んでいたようだ。
『ソチへ行くためにファイナル進出』と『4回転を二回入れる』の二つを目指すのは難しい。」
とのこと。

確かにこのフリーでは優勝はできないと思いました。
昨シーズンの難しいブルースがあまりにも凄かったので、どうしても「道化師」にはまだ馴染めない気持ちがあります。
ステップやスピン、音楽表現は彼は素晴らしいけど、今季のプロに勢いをどうしても感じられないのです。
あ~、トップ選手に対する期待の大きさ・・・
選手は本当に大変ですね。

フリーは技術点65.30点(低っ・・・)演技構成点は82.66点、マイナス1.00点。
総合では146.96点、何とか2位に入りました。

ご本人の言葉は「演技は本当に最悪だった。2位でもかなり良かったと思う。
4回転は一番中途半端になってしまった。」と反省ばかり。

一方、優勝した町田君のコメントは・・・
「スケアメと同じミスをしてしまった。
帰ってからまた死ぬ気で練習します。
大先輩に勝てたのは光栄だけど、自分の中では(優勝しても)まだ消化不良の出来です。」との事。

コメントはちっともドヤ顔ではなく、町田君も他の日本選手と同じで反省してこれからもっともっと
精進するという頑張り屋のコメントでしたね~
立派ですね、本当に。


最終結果はこちら。





   

   

   

   

町田君、ファイナル進出一抜けおめでとうございます。
もうすでに出来上がっている印象の「火の鳥」は素晴らしいプログラムになっていますね。
 
橋大ちゃん、NHK杯は厳しい闘いになると思いますが、ここぞで決められる強気の大ちゃんに戻ってください。
頑張れ~
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