日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2011-2012 ロシア選手権 女子シングルの感想

2012-01-10 12:45:49 | フィギュアスケート
いろいろバタバタしていました~
と思ったら今日から新学期、慌ただしい1月です。

さて、J-Sportsではなつかしの世界選手権の放送もありまして大事に録画しておきました。
あとでゆっくり鑑賞できる幸せ・・・

今日はやっと観られたロシア選手権の女子シングルの感想を書いておきたいです。
それにしても恐ロシア女子・・・
出てくる選手が若くてみんな3-3を普通に跳んじゃうなんて。


まず最初にレオノワですが。
お馴染みの「パイレーツ・・・」は振り付けが濃過ぎて見飽きた感がいっぱいです。
解説の太田由希奈さんが言ったコメントが
「スケーターなら滑る事が大事。 
選手にとってジャンプを前半にかためてしまうのは気持ち的に楽なんでしょうが
観ている人はバランスの良いプログラムの方が見応えがある。」とのこと。
優しい声ではんなりと、だけどズバッと言ってくれるのは気持ちが良いです。

レオノワ選手の試合を日本の放送で観ると「元気があって良い!」とか「表現力が素晴らしい!」とか
いつもべた褒めなのでずっと違和感がありました。
あまり足が動いていないと思っていたので、日本での解説はどうして良い点だけを大げさに褒め称えるのか不思議でした。
そんな事を思うと、J-Sportsの実況は演技中にはほとんど喋らないし、解説の人だけ手短に要素について
コメントをするだけ、それがとても視聴にじゃまにならないんですよね。
そして演技終了後のリプレイの時に全体の感想や良い点、悪い点をしっかりコメントできるのはストレスを感じません。
やっぱりそれは有料放送だし、特定の選手押しをする必要もないからなんでしょうが、これこそスポーツ中継の原点だな~と思いました。

と言う事で、自国でロシアの観客の前で演じたレオノワ選手の演技や反応を冷静に観られました。


次に最年少の12歳の選手、エレーナ・ラジオノワ選手。
とても小さくてジュニアと言うよりノービスの選手のよう。
   

   
とっても柔軟性があります。
3Lzー3Tは普通に跳んじゃうし、ポジションもとてもきれいでした。
SPの曲はとても12歳の演技には合わない大人っぽい曲。
フリーはタンゴに挑戦。
3Lz-3Tで転倒してしまったけれど、あまり影響を感じさせない演技でした。
技術点はしっかり獲れるすごい選手です。


続いて気になっていたユリア・リプニツカヤ選手。
まるで新体操のような滑りをする13歳の選手です。
   

   

   
現在のJrグランプリファイナルのチャンピオンで、エキシビションの演技を一足先に観ていたので楽しみな選手でした。

SPでは3T-3Tは軽々跳んで、その後の3Lzもきれい。 でもいつもeマークがついちゃうらしい。
スパイラルはもちろんの事、スピンのポジションとスピードは凄いです。
千鶴さんは思わず「もはやビールマンスピンではありませんね」と一言。

フリーでは3-3は入れずに2Aー3Tに。
それでもセカンドジャンプの高さに圧倒されるほど出来が良いです。
要素どれをとっても見応えがあるので観ていて楽しいです。
会場の歓声も大きく、太田さんも「すごいですね!」と称えていました。
フリーでは1位、技術点だけでもソトニコワよりも10点ほど上回る素晴らしさ。

非常にクールなイメージだったけど良い演技をして笑顔が可愛かったです。
とても素敵な「ロミオとジュリエット」でした。
最終的には2位ですが、今から恐ろしい選手ですね。


次はタクタミです。
グランプリシリーズはどちらも優勝、でもファイナルでは疲れも見えて調子を落としていた印象がありました。
   

   

SPではLzを転倒。
いつものようなキレがありませんでした。
手の動きは彼女らしくて素敵なんだけど、それ以外の演技が今一つだと手先しか印象に残らない。
SPの技術点は28.92点と伸びません。(減点1もつくし)

フリーでも2回転倒。
身体が重くなったのかファイナルからミスが目立ち、それをずっと引きずっている感じ。
SPは7位、最終順位は何とか6位でした。
ミーシンコーチが心配そうで慰めるようなシーンが多いです。


そして期待のソトニコワ。
現ロシアチャンピオンですね。
   

   

真っ赤な衣装でSPの「ボレロ」を演じます。
カラータイツはインパクトありますね。
3Lz-3Loはセカンドが回転不足になりました。
力強くてダイナミックな彼女の魅力がよく出ていました。

   

   
タラソワさんの力の入った応援が凄い。

フリーもセカンドのループジャンプは回転不足でした。
前半はとても良かったけれど後半のジャンプにミスが目立ちました。
そうなるとプログラムとしてもちょっとバタバタしたイメージが。
「愛の夢」はどうしても浅田真央さんの演技と比べてしまうのが正直な気持ち。
やっぱり振り付けも真央さんの方が素敵だな。

まだ15歳なのに追われる立場になっているソトニコワ選手の得点が出た後のホッとした表情が印象的でした。
見事な3回目のロシアチャンピオンは自国の競争の激しさを充分知っているのでしょう。

それから19歳のマカロワ選手。
   

このところ良い演技を観ていなかったのでSPでは3T-3Tを決め良かったと思いました。
プログラムも素敵な曲で彼女に合っていたな~
SPはとても良かったです。
フリーでは3Fを転倒。
そして多くのジャンプで回転不足をとられ、何と技術点47.04点・・・低いですね・・・
ジャンプがしっかり跳べたらもっともっと伸びるはずなのに、コーチ何とかしてください。


SPと最終結果はこうなりました。
   

   

   

  
何と言っても2位に入ったリプニツカヤ選手が素晴らしかったです。
最終的にもソトニコワ選手に近い得点です。
13歳のこれからの成長はどうなるか想像もつかないけれど、恐ろしい潜在能力を感じました。
昨年ブレイクしたソトニコワもタクタミも明らかに身体が大きくなっていてコントロールするのは大変だと思いました。
そしてジュニアからもどんどん伸びてくる選手がいっぱいです。

今回の放送は全選手ではないけれど、しっかりした実況と解説でたくさん楽しめました。
相変わらず太田由希奈さんは的確なコメントが多いので良いですね。
レオノワ選手のフリーにも「安藤さんのよう」とコメントしていたのが良い! 
これからも正直な感想を期待します。





   

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2011-2012 ロシア選手権 男... | トップ | 「127時間」 »
最新の画像もっと見る

フィギュアスケート」カテゴリの最新記事