日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「127時間」

2012-01-13 23:32:24 | 映画・DVD・音楽・TV・本など




ジェイムズ・フランコ主演の「127時間」を観ました。
アカデミー賞作品賞ノミネートの頃から想像通りの内容でしたが、なかなか見応えがありました。

2010年製作、監督はあのダニー・ボイルです。
一足先に「スラムドッグ・・・」でオスカーを受賞しています。
私はあの映画はあまり好きではないのだけれど・・・
でも良い意味でダニー・ボイル監督の味が出ていて「127時間」は息をのんで観ました。

おもな内容は・・・

若き登山家アーロン・ラルストン(ジェイムズ・フランコ)はユタ州のブルージョン・キャニオンでロッククライミング中に落石事故にあい、右腕を岩に挟まれ身動きがとれなくなってしまう。
わずかな所持品で生き延びようとするアーロン。
5日間が過ぎようとする時にある決断をするのだった・・・というような話。

この作品が実話である事、そして内容もだいたい想像通りでした。
ただ映像や音楽表現がとても生き生きしていて、冒頭のシーンからアーロンの自然の中での存在が躍動感いっぱいでした。
実生活ではきっと親にもあまり連絡をとらず、付き合っていた彼女と一緒にいる事よりも「孤独」を愛するアーロン。
若さゆえの自分勝手な生き方もあったのかもしれません。
大自然の中では本当に生き生きと動き回り、彼の気持ちを想像するだけでもワクワクしてきました。

そんなアーロンが運の悪い事に落石にあい大きな岩に挟まれる・・・
きっとこの場から出られるとしてもかなり痛いシーンがある事も想像通りでした。
2003年当時のデジカメに映す毎日の記録。
「落ち着け」「取り乱すな」と自分に言い聞かせながら、岩を削り続けるアーロン。
ほとんどがアーロンと岩だけのシーンでもまるで疑似体験をしているかのように息がつまります。

誰にも行き先を告げずに来たアーロン、改めてその事に気づく時の表情も巧かったです。
あんな極限状態で思い出すのは父親に日の出を見に連れて行ってもらった思い出など。
改めて親への愛情を感じているシーンも良かったです

最後のかなり痛~いシーンは直視できないほどですが、その決断なしでは絶対生還しなかったでしょうね。
それにしてもあの糸のようなものは「神経」ですか・・・ピーン
映画全体の映像や音楽がとってもエネルギッシュな作りでした。
観て面白かった・・・というのは申し訳ないから、観て良かったという言葉にします。
それにしても気を失いそうなシーンが多かったです。
ジェイムズ・フランコ頑張りましたね。


今回の評価は・・・   星3つ半  ☆☆☆★


   

   










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