「ロード・オブ・ドッグタウン」をDVDにて鑑賞。
実は観るきっかけは「ヒース・レジャー」だったのですが。
この作品はなかなか良かったです。
1975年のアメリカ、ドッグタウンと呼ばれるベニスビーチでサーフィンとスケボーに明け暮れる若者三人とその他仲間達の青春映画!
これ、実話なんですね。
それぞれの青年がとても丁寧に描かれていました。
冷静な性格のステイシー。
まじめな努力が身を結んで着々とスケボーで成功していく。
野心家で目立ちたがり屋のトニー。
スケボーの腕はすごいのに短気な性格がアダになったり。
彼を取り巻いていくお金の絡んだ大人達も様々。
そして、貧しい家庭で暮らすジェイをエミール・ハーシュが演じます。
(私の大好きな「イントゥ・ザ・ワイルド」の役者です!一押し!)
この青年はすごく奔放で悪なんだけど、母親思いで心の奥はすごく優しい。
でも、家賃の調達にも困って日々苦しい毎日。
お金の苦労って性格も荒んでいくものですね・・・
スケボーは大好きだけれど他の二人とは違って、なかなか成功の道には遠い。
彼が鏡の前で坊主頭になるあたりはすごく見ていてつらくなります。
今回もエミール・ハーシュにぴったりの役だったのでは。
そして、もちろんヒース・レジャー!
彼自身も若いはずですが、周りの青年達ははじける若さ!
ヒースもかなわない?
青年達が集まるサーフ・ショップのオーナーで憧れの存在だったスキップ役です。
彼はスケボー・チーム「Z-BOYS」を作り、売り出していこうとします。
ヒースが演じると派手でお酒がいつも抜けなくて、傲慢で・・・・
でも、やっぱり最後は理解者でもあるんです。
全体的に音楽が良い!(ロッドの「マギーメイ」でご機嫌なスキップとか)
スケボーのシーンが良い!
こんな青年達が周りにいたら迷惑だろうけれど、一人一人が魅力的。
そして、水を抜いた青いプールで技を競う合うシーン。
脳腫瘍で動けない友達シドのために集まる仲間達。
一度はバラバラになった青年達が本当に大事な事は「ドッグタウン」にあると信じて、その後も生きていったのでしょう。
エミールの魅力がまた一段とわかって、大満足の映画でした。
もちろん、いかれた役のヒースも最高でした。
今回の評価は・・・ 星4つ ☆☆☆☆
1970年代は確かにスケボーの時代でした。
なつかしいな~。