親としての難しさ

埼玉県川口市の「父親殺害事件」のニュースを追っても
本当の原因ははっきりしていません。
「勉強しなさい」と言う言葉はどこの家庭にも
ありえる言葉だと思うのです。
それが彼女を追い詰めるほど、日々の教育に極端にうるさかったのか？

成績の落ちてしまった子に「勉強の必要性」をどう導けばいいのか
親としては誰でも考えることです。
大切な子どもの将来の可能性を少しでも広げてあげたい。
それは親心だと思うのです。

本当に勉強に関して追い詰められての犯行なのか？
難しい年頃の本当の気持ちがわからないのはどこも同じだと思いますが
何かが空回りしてしまい、今回の事件になったとしたら
それはそれで切ないですね。

ネット上では家族の部屋の使い方に関してまで論じられています。
どこの家庭にもいろんな理由があると思うのに。



一方、八王子の通り魔事件でまた尊い命が奪われました。
犯人はこの歳で「ムシャクシャしたから」と言っていたとか。
これを「幼い動機」と言いますが、「ムシャクシャ・・・云々」は
犯人が若くても高齢でも誰でも言い訳として言いますよね。

考えると、職を転々としていたこの容疑者を社会のはじかれ者と表現する
マスコミが多いですが、親としてはどうするべきだったのか考えます。

社会で生きていけない子どもを家で支えれば「過保護で親の干渉が自立を阻む」と言われ。
反対に家から無理やりでも追い出せば、事件が起きた場合「親からも見離され」と報道されます。

親としてどう育て上げれば良いのか？
「良い子育てをしました！」と言われるためにはどうすれば良いのか？
もっともそんな言葉は私はいらないけれど・・。
子育ての結果ばかり求められる親の立場に、最近はとても苦しくやりきれない思いを感じています。


親の愛は希薄でもいけないし、あり過ぎてもいけない。
本当にその加減が難しいです・・・