[3月5日10:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原学探偵事務所]
私の名前は愛原学。
都内で小さな探偵事務所を経営している。
今日は善場主任の方から私の事務所を訪ねてくれた。
善場:「先日は東京中央学園への捜査協力、ありがとうございました」
愛原:「いえいえ。お役に立てて何よりです」
善場:「便槽から発見された少女の遺体については、新型BOWエブリンで間違い無かったようです。解剖中に石灰化したので、間違いないと思います」
特異菌の特徴として、宿主が生命活動を停止すると石灰化するというものがある。
これ以外にもエブリン自身が寄生先の特異菌を石灰化させることもできるという。
だが、自分が石灰化するとは皮肉以外の何物でもない。
善場:「それと、旧校舎の屋根裏から見つかった鞄についても、『1番』の物というのが分かりました。
愛原:「やっぱり。何か手帳が入っていたと思いますが……」
善場:「その中にエブリンを殺したのは自分であることと、それと『2番』に対する怨嗟の言葉に挑戦的な文章が書かれていました」
愛原:「ほう?ついに『1番』が出て来るということですか?」
善場:「そうかもしれません。どこかで『1番』がエブリンと戦った機会があったのでしょう。『2番』のリサの見立てだと、『1番』は臆病で逃げ回っているということでしたから、エブリンの方から襲ったのかもしれません。しかし、『1番』はそれを倒してしまった。それが自信に繋がり、これなら『2番』も倒せると思ったのかもしれません」
愛原:「リサの見立てでは、『1番』は強いみたいです。最悪、自分より強いかもと言ってました。強いくせに臆病なのだと」
善場:「実はエブリンは、確かに新型ではありますが、コンセプト的には日本版リサ・トレヴァーの方が進んでいるんです。正直、特異菌を使わなくても、強いBOWは作れるんですよ。それが日本版リサ・トレヴァーです」
愛原:「ふむふむ」
善場:「『1番』がどこにいるのかは分かりませんが、私は近いうち『2番』を襲ってくると思います。もしかしたら、『0番』の私も対象かもしれません」
愛原:「どうしますか?どこかで迎え撃ちますか?」
善場:「私は霧生市がいいと思います」
愛原:「霧生市!?」
善場:「霧生市が全ての始まりですし、あの廃墟の町でなら、どんなに暴れても迷惑は掛かりません。それに、最後の危険BOWが倒せたとあらば、政府はようやく霧生市に『安全宣言』を出すことができるでしょう」
愛原:「なるほど。それは名案ですね」
私は早速リサにLINEを送った。
明日は学校が休みで、特に予定も無いという。
中学校の卒業式は3月15日である為、授業もそんなに忙しくないのだろう。
もっとも、今は高等部にだけ影響が出ているが、中等部にもそれが波及しないとは限らないのだ。
恐らく今の高等部の校長並びに理事長辺りは、無事では済まないだろう。
例え黒木や白井が働き始めた後に就任したとしても、立場上の責任を問われるのは致し方ないことだ。
[同日20:00.天候:晴 東京都区内某所 某ラブホテル]
(この項は三人称かつ18禁です)
明らかに援助交際と思しき、歳の差の男女。
女の方はどこかの学校の制服を着ている。
中年男:「はぁ、はぁ、はぁ……!い、イクよ!イクよ、イチカちゃん!」
イチカ:「うんっ!キて!」
男:「い、イクッ……!あぁッ!」
男はイく直前、チン○を引き抜き、少女の顔にブッカケた。
だが、それが少し外れて少女の着ているセーラー服にも掛かってしまう。
男:「あっ、ゴメンよ!制服に掛かっちゃった……」
イチカ:「もー……!だから制服脱ぎたいって言ったのにぃ……」
男:「ご、ゴメン!JCとヤってる雰囲気を忘れたくなくて……!お、お掃除フ○ラしてくれる!?お掃除……」
イチカ:「うん……」
男:「ああッ、くすぐったい!……ありがとう、イチカちゃん」
イチカ:「ティッシュ。もー、学校の制服なのにィ……」
男:「ご、ゴメン」
イチカと呼ばれた少女はセーラー服を脱いだ。
その下はキャミソールではなく、直にブラジャーを着けている。
左腋の下に何かタトゥーが入っているのを男は見つけた。
男:「なに?イチカちゃん、タトゥーなんか入れてるの?」
イチカ:「うん、まあね」
男:「聖クラリス学院って御嬢様学校なんでしょ?それなのにタトゥーなんて……。何て入れてるの?」
イチカ:「『1』。数字の『1』」
男:「へ、へぇ……。それはイチカちゃんだから?」
イチカ:「そうだね。でも、そういう意味じゃないの」
男:「どういう意味?」
イチカ:「そんなことより、ちょっとオシッコしたくなっちゃった。トイレ行って来るね」
男:「あっ、だったら!」
イチカ:「うん?」
男:「オシッコするとこ見せて!JCがオシッコするところ見たい!」
イチカ:「ええ~?オジサン、ヘンタイだぁ!」
男:「JCとシたいだけでもう十分ヘンタイだってことは分かってるよ!ね?追加料金払うから!」
イチカ:「うーん……。分かったよ。じゃあ、一緒にトイレ行こう」
男:「いや、ここでして!」
イチカ:「えっ?」
男:「僕がベッドの上に仰向けになるから、イチカちゃんはその上に立って、僕の顔の上でして」
イチカ:「それだとオジサンの顔にかかっちゃうよ?」
男:「いいんだ!イチカちゃんみたいな15歳の美少女のオシッコなら飲める!」
すると左脇腹に『1』というタトゥーが彫られ、イチカと呼ばれている美少女はニヤリと笑った。
男:「えっ!?」
男は一瞬、イチカと呼んでいる少女の瞳が赤く光ったように見えた。
が、もう一度見ると、黒い瞳だった。
イチカ:「ん?どうしたの?」
男:「い、いや……」
イチカ:「早く横になって」
男:「う、うん」
少女は男の顔の両脇に自分の両足を置くと、少し間を置いて放尿した。
イチカ:「んっ……!やだ……!足に寄っちゃう……」
男:「わっぷ!」
男は少女の性器から放たれた聖水を喜んで受け止めた。
イチカ:「どう?美味しかったぁ……?」
イチカはまたもやニヤリと笑った。
再び彼女の瞳が赤く光る。
今度は男に対して、それを隠そうとはしなかった。
男:「ああ。幸せ……だ……よ……!?」
男の体に変化が現れ始めた。
ボコボコボコと全身に瘤が波打つように現れる。
イチカ……日本版リサ・トレヴァー『1番』は制服についた汚れを落とし、それを再び着ながら男の変化を見届けた。
自分も第1形態たる鬼の姿になる。
『2番』と違って、角が2本生えていた。
そして最後に脱ぎ捨てた白いショーツを穿くと、男の体は断末魔も上げずに破裂してバラバラになった。
『1番』:「バカなオヤジ。リサ・トレヴァーの排泄物なんて、Tウィルスの宝庫だってのに。あまりにも濃度の高いTウィルスを摂取すると、ゾンビ化すらせずに体が変化に付いて行けず、破裂して死ぬって本当だったんだね。間近では初めて見たよ」
そして『1番』は男の財布から現金を全て抜き取った。
『1番』:「霧生市か……。やっぱり、あそこで戦うのがいいよね。『2番』のヤツ、イイコぶったって無駄だってこと、教えてあげる」
[同日21:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
(ここから愛原視点での一人称です)
リサは明日出発の準備をしていた。
リビングにて善場主任から電話が掛かってきたみたいなので、それを取っている。
リサ:「はぁい。……はい。それじゃ」
リサは電話を切った。
愛原:「善場主任、何だって?」
リサ:「リサ・トレヴァーの下半身から出る物はウィルスまみれだから、絶対他の人には触らせるなだって」
愛原:「何だそりゃ?」
それくらい今の私達には常識だ。
というか私も高橋も、既にTウィルスに対する抗体は持っている。
Gウィルスのことを言ってるのかもしれないが、私の場合、それで変異型Tウィルスの暴走を抑えることができたわけだからな。
私に関しては、リサに対して言えることではない。
するとリサは自分の下半身を指さして言った。
リサ:「この前、ナプキン切らして危うくここが血まみれになりそうになったことがバレたみたい。多分そのお説教」
愛原:「ああ、そうだったのか。男の俺からは何ともコメントしがたいな。明日からまた泊まり掛けになりそうだから、そういう『女の子のアイテム』の弾切れには気を付けろよ」
リサ:「うん、分かった」
リサには悪意が無く、また、高野君や善場主任みたいにアドバイザーがいたから良かったのかもしれない。
後に聞く『1番』の被害状況を見聞きするにつけ、私はそう思うのだ。
私の名前は愛原学。
都内で小さな探偵事務所を経営している。
今日は善場主任の方から私の事務所を訪ねてくれた。
善場:「先日は東京中央学園への捜査協力、ありがとうございました」
愛原:「いえいえ。お役に立てて何よりです」
善場:「便槽から発見された少女の遺体については、新型BOWエブリンで間違い無かったようです。解剖中に石灰化したので、間違いないと思います」
特異菌の特徴として、宿主が生命活動を停止すると石灰化するというものがある。
これ以外にもエブリン自身が寄生先の特異菌を石灰化させることもできるという。
だが、自分が石灰化するとは皮肉以外の何物でもない。
善場:「それと、旧校舎の屋根裏から見つかった鞄についても、『1番』の物というのが分かりました。
愛原:「やっぱり。何か手帳が入っていたと思いますが……」
善場:「その中にエブリンを殺したのは自分であることと、それと『2番』に対する怨嗟の言葉に挑戦的な文章が書かれていました」
愛原:「ほう?ついに『1番』が出て来るということですか?」
善場:「そうかもしれません。どこかで『1番』がエブリンと戦った機会があったのでしょう。『2番』のリサの見立てだと、『1番』は臆病で逃げ回っているということでしたから、エブリンの方から襲ったのかもしれません。しかし、『1番』はそれを倒してしまった。それが自信に繋がり、これなら『2番』も倒せると思ったのかもしれません」
愛原:「リサの見立てでは、『1番』は強いみたいです。最悪、自分より強いかもと言ってました。強いくせに臆病なのだと」
善場:「実はエブリンは、確かに新型ではありますが、コンセプト的には日本版リサ・トレヴァーの方が進んでいるんです。正直、特異菌を使わなくても、強いBOWは作れるんですよ。それが日本版リサ・トレヴァーです」
愛原:「ふむふむ」
善場:「『1番』がどこにいるのかは分かりませんが、私は近いうち『2番』を襲ってくると思います。もしかしたら、『0番』の私も対象かもしれません」
愛原:「どうしますか?どこかで迎え撃ちますか?」
善場:「私は霧生市がいいと思います」
愛原:「霧生市!?」
善場:「霧生市が全ての始まりですし、あの廃墟の町でなら、どんなに暴れても迷惑は掛かりません。それに、最後の危険BOWが倒せたとあらば、政府はようやく霧生市に『安全宣言』を出すことができるでしょう」
愛原:「なるほど。それは名案ですね」
私は早速リサにLINEを送った。
明日は学校が休みで、特に予定も無いという。
中学校の卒業式は3月15日である為、授業もそんなに忙しくないのだろう。
もっとも、今は高等部にだけ影響が出ているが、中等部にもそれが波及しないとは限らないのだ。
恐らく今の高等部の校長並びに理事長辺りは、無事では済まないだろう。
例え黒木や白井が働き始めた後に就任したとしても、立場上の責任を問われるのは致し方ないことだ。
[同日20:00.天候:晴 東京都区内某所 某ラブホテル]
(この項は三人称かつ18禁です)
明らかに援助交際と思しき、歳の差の男女。
女の方はどこかの学校の制服を着ている。
中年男:「はぁ、はぁ、はぁ……!い、イクよ!イクよ、イチカちゃん!」
イチカ:「うんっ!キて!」
男:「い、イクッ……!あぁッ!」
男はイく直前、チン○を引き抜き、少女の顔にブッカケた。
だが、それが少し外れて少女の着ているセーラー服にも掛かってしまう。
男:「あっ、ゴメンよ!制服に掛かっちゃった……」
イチカ:「もー……!だから制服脱ぎたいって言ったのにぃ……」
男:「ご、ゴメン!JCとヤってる雰囲気を忘れたくなくて……!お、お掃除フ○ラしてくれる!?お掃除……」
イチカ:「うん……」
男:「ああッ、くすぐったい!……ありがとう、イチカちゃん」
イチカ:「ティッシュ。もー、学校の制服なのにィ……」
男:「ご、ゴメン」
イチカと呼ばれた少女はセーラー服を脱いだ。
その下はキャミソールではなく、直にブラジャーを着けている。
左腋の下に何かタトゥーが入っているのを男は見つけた。
男:「なに?イチカちゃん、タトゥーなんか入れてるの?」
イチカ:「うん、まあね」
男:「聖クラリス学院って御嬢様学校なんでしょ?それなのにタトゥーなんて……。何て入れてるの?」
イチカ:「『1』。数字の『1』」
男:「へ、へぇ……。それはイチカちゃんだから?」
イチカ:「そうだね。でも、そういう意味じゃないの」
男:「どういう意味?」
イチカ:「そんなことより、ちょっとオシッコしたくなっちゃった。トイレ行って来るね」
男:「あっ、だったら!」
イチカ:「うん?」
男:「オシッコするとこ見せて!JCがオシッコするところ見たい!」
イチカ:「ええ~?オジサン、ヘンタイだぁ!」
男:「JCとシたいだけでもう十分ヘンタイだってことは分かってるよ!ね?追加料金払うから!」
イチカ:「うーん……。分かったよ。じゃあ、一緒にトイレ行こう」
男:「いや、ここでして!」
イチカ:「えっ?」
男:「僕がベッドの上に仰向けになるから、イチカちゃんはその上に立って、僕の顔の上でして」
イチカ:「それだとオジサンの顔にかかっちゃうよ?」
男:「いいんだ!イチカちゃんみたいな15歳の美少女のオシッコなら飲める!」
すると左脇腹に『1』というタトゥーが彫られ、イチカと呼ばれている美少女はニヤリと笑った。
男:「えっ!?」
男は一瞬、イチカと呼んでいる少女の瞳が赤く光ったように見えた。
が、もう一度見ると、黒い瞳だった。
イチカ:「ん?どうしたの?」
男:「い、いや……」
イチカ:「早く横になって」
男:「う、うん」
少女は男の顔の両脇に自分の両足を置くと、少し間を置いて放尿した。
イチカ:「んっ……!やだ……!足に寄っちゃう……」
男:「わっぷ!」
男は少女の性器から放たれた聖水を喜んで受け止めた。
イチカ:「どう?美味しかったぁ……?」
イチカはまたもやニヤリと笑った。
再び彼女の瞳が赤く光る。
今度は男に対して、それを隠そうとはしなかった。
男:「ああ。幸せ……だ……よ……!?」
男の体に変化が現れ始めた。
ボコボコボコと全身に瘤が波打つように現れる。
イチカ……日本版リサ・トレヴァー『1番』は制服についた汚れを落とし、それを再び着ながら男の変化を見届けた。
自分も第1形態たる鬼の姿になる。
『2番』と違って、角が2本生えていた。
そして最後に脱ぎ捨てた白いショーツを穿くと、男の体は断末魔も上げずに破裂してバラバラになった。
『1番』:「バカなオヤジ。リサ・トレヴァーの排泄物なんて、Tウィルスの宝庫だってのに。あまりにも濃度の高いTウィルスを摂取すると、ゾンビ化すらせずに体が変化に付いて行けず、破裂して死ぬって本当だったんだね。間近では初めて見たよ」
そして『1番』は男の財布から現金を全て抜き取った。
『1番』:「霧生市か……。やっぱり、あそこで戦うのがいいよね。『2番』のヤツ、イイコぶったって無駄だってこと、教えてあげる」
[同日21:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
(ここから愛原視点での一人称です)
リサは明日出発の準備をしていた。
リビングにて善場主任から電話が掛かってきたみたいなので、それを取っている。
リサ:「はぁい。……はい。それじゃ」
リサは電話を切った。
愛原:「善場主任、何だって?」
リサ:「リサ・トレヴァーの下半身から出る物はウィルスまみれだから、絶対他の人には触らせるなだって」
愛原:「何だそりゃ?」
それくらい今の私達には常識だ。
というか私も高橋も、既にTウィルスに対する抗体は持っている。
Gウィルスのことを言ってるのかもしれないが、私の場合、それで変異型Tウィルスの暴走を抑えることができたわけだからな。
私に関しては、リサに対して言えることではない。
するとリサは自分の下半身を指さして言った。
リサ:「この前、ナプキン切らして危うくここが血まみれになりそうになったことがバレたみたい。多分そのお説教」
愛原:「ああ、そうだったのか。男の俺からは何ともコメントしがたいな。明日からまた泊まり掛けになりそうだから、そういう『女の子のアイテム』の弾切れには気を付けろよ」
リサ:「うん、分かった」
リサには悪意が無く、また、高野君や善場主任みたいにアドバイザーがいたから良かったのかもしれない。
後に聞く『1番』の被害状況を見聞きするにつけ、私はそう思うのだ。