報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

キナ臭い話

2013-09-07 19:20:56 | 日記
 自由に書きたいことが書ける幸せというのは素晴らしい。日本国憲法の“表現の自由”や“言論の自由”には、ただただ感謝するものである。
 前の記事でちょっと紹介した“顕正会版人間革命”を書き始めたのは、実は顕正会に入信したての頃からであり、この時、主人公のユタは高校生になって顕正会に入信した設定になっている。私が経験したことがモデルのため、夏合宿のシーンなどもある。無論、顕正会非公認である。ブログのことはばれ、初代のものは閉鎖令が出て潰されたが、小説のことは守り通した。
 なのでシリーズを通して、主人公達は歳を重ねている。3年前に完結したが、この時点で主人公ユタは社会人になっているし、威吹も妖狐族の重鎮に名前を連ねているほどに出世している。
 スピンオフ作品もいくつか制作できてありがたい話なのだが、問題はこの温めている作品をどうするかだ。リメイクすれば顕正会を持ち上げる小説にできるし(顕正会時代の初期版)、日蓮正宗の一信徒から見た作品(シリーズ中盤以降)にもできるが。ただ、1つ問題がある。作者の私が創価学会畑を歩いたことが無いため、全体を通してあまり創価学会のイメージは良く書いていない。もっとも、妙観講も悪いイメージでしか書いていないが(特に、顕正会時代。中盤以降は、やや緩やかながら……)。
 “ボカロマスター”が完結したら、リメイクしてみるか。“新人魔王の奮闘記”は、別のメンバーに引き継がせればいいだろう。……で、どこから手をつけよう???
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クロノ・ストーリー

2013-09-07 15:19:45 | 日記
 “顕正会版人間革命シリーズ”の“妖狐 威吹伝”より。

「……ふんふん」
 威吹はユタの部屋で、ある本を読んでいた。
「よし。予約できた。“やきそばエクスプレス”1号」
 ユタはパソコンのキーボードを叩きながら呟いた。そして、振り向く。
「威吹。御書、読めるの?」
「そりゃ読めるさ。この時代の字と用法を覚えればね」
 威吹は江戸時代から生きる妖狐であり、顕正会的には都合のいい存在ではないかもしれない。
 何故なら、とある稲荷神社の狐の石像に封印されていたからである。彼が何故、そこに封印されていたのか。それは明かされていない。
「ねぇ、威吹よりずっと年上の妖狐達……」
「うん」
 威吹などまだ若輩者で、威吹の剣の師匠などは齢1000年は数えている。
「鎌倉時代、本物の日蓮大聖人を見たことがあるのかな?」
「どうだかねぇ……。その日蓮とかいう坊さん、色々な所を回ったみたいだね」
「そうなんだ。威吹、鎌倉へは?」
「行ったことないなぁ……。封印前は江戸と青梅街道しか知らない」
 江戸はともかく、青梅街道は大聖人と縁は無かっただろう。ちなみに江戸が取り上げられなかったのは、当時の江戸はただの田舎町でしかなかったからであるし、そこで大聖人が何かされたという伝説も無いからである。
「鎌倉時代に、威吹の知り合いはいる?」
「山の中に住んでいた奴なら知ってるよ。ただ、そいつも鎌倉に幕府があった後の生まれだからね」
「それじゃ、あの光球の正体は知らないか……」
「光球?」
 ユタは腰越での大聖人の伝説を話した。
「ふーむ……」
「何か、心当たりはあるかい?」
「妖術の中に、いくつか似たようなものはあるけど……」
「それかな?」
「ユタの話じゃ、坊さんの周りを多くの武士が取り囲んでいたわけでしょ?その光球がどれだけの大きさにもよるな……」
「あっ」
「小さい玉が複数飛んできたのかい?それとも、大きな玉が1つ飛んできたのかい?武士達にケガ人や死人は出たかい?」
「……後で調べておくよ」
 ユタはそう言って、再びパソコンに目を向き直した。威吹は何故かホッとした顔になった。
(人間にとっては、日蓮が八幡菩薩に命じて起こさせた法力ということにしておいた方がいいんだろう。ヘタに否定して、ユタに嫌われたくないからなぁ……)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 “ボカロマスター”のリメイク前の作品だと、敷島達がタイムマシンで鎌倉時代に飛び、光球の正体を探るというエピソードがある。その際、光球の正体は【自主規制致します】。
 “妖狐 威吹伝”だと、鎌倉時代から生きていた威吹の人生の先輩に話を聞くというエピソードになっている。但し、威吹自身が結構後まで渋るため、かなりストーリーが進んでからである。
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やきそばエクスプレスの思い出

2013-09-07 00:40:31 | 日記
 首都圏方面から大石寺登山に赴く際、お世話になっている信徒は多いだろう。JRバス関東と富士急静岡バスが共同運行している高速バス路線であるが、いかんせんネーミングが【お察しください】。確かこれ、私が脱講する前に登山していた時、布教講演で、
「もう少しマシな名前は付けられなかったのか」
 と、御僧侶が仰っていた記憶がある。登山としての足はありがたいが、という断り付きであった。
 何しろ、下りの始発便は御開扉日の布教講演に合わせたダイヤになっているので、とても便利である。私なら、“卯酉富嶽号”という名前を推したいところだが、東方厨になりかかってるのかな???
 私が脱講している間に、大石寺側のバス発着場が変わったんだってね。
 “顕正会版人間革命”で、受戒した主人公“ユタ”が、このバスで登山する描写がある。国道上のバス停で降りるシーンがあるのだが、これも今は昔ということになるのかな。
 尚、同行した妖狐・威吹は大石寺の清浄なる霊験あらたかさに吐き気を催し、バス停近くの川で嘔吐するほどだった(不浄な妖怪には相当キツいらしい)。一緒にバスを降りた婦人部員(ユタとは別のお寺の人)が見かねて話し掛けてきたが、
「だ、大丈夫です。ちょっとバスに酔っただけでして……」
 と、誤魔化すユタだった……というもの。
 因みにこの章では、ポテンヒットさんとますぶちさんに特別出演頂いている。駐車監視員の役で、軽トラで乗り付けたケンショーレンジャーが境内で妙観講員達に追われている間、ちゃっかり取り締まっている。三門前の国道に堂々と路駐していたため。

 ま、さすがに勧誡後初の登山では、上記のようなおもしろ出来事は無いだろうが、まだ“ボーカロイドマスター”と“新人魔王の奮闘記”が完結していないので、登山自体が新しいネタになることは恐らく無いだろう。
コメント (2)
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