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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

事業承継にはネガティブな印象がある!?

2017年09月29日 05時01分10秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」279ページ「第2-2-30図 組織形態別に見た、経営者を補佐する人物との関係」をみましたが、今日は281ページ「コラム2-2-1①図 組織形態別に見た、事業を引き継いだきっかけ」をみます。

下図から組織形態別に事業を引き継いだきっかけを見ると、中規模法人や小規模法人では、「先代経営者の引退」をきっかけとして事業を引き継いでいる一方、個人事業者では 59.9%が「先代経営者の死去」や「先代経営者の体調悪化」をきっかけに事業を引き継いでいることが分かります。

白書は、こうした割合は、中規模法人や小規模法人でも一定割合おり、事業承継についてネガティブな印象を持つ背景と考えられる、とあります。

次に、中規模法人について、事業を引き継いだ際に問題となったことを親族内外承継の別に見ると、経営全般に関しては、「社内に右腕となる人材が不在」、「引継ぎまでの準備期間が不足」が上位になっており、親族内承継に比べて、親族外承継で割合が高くなっていることが分かります。

白書は、資産面に関して見ると、親族内承継では「相続税・贈与税の負担」と回答する割合が高い一方、親族外承継では「資産や株式等の買取りのための資金負担」と回答する割合が高い、とあります。

こうしてみると、事業承継にはネガティブな要素が極めて多いことが感じ取れますね。。。

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