おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の278ページ「第2-2-30図 組織形態別に見た、経営者を補佐する人物との関係」をみましたが、今日は279ページ「第2-2-30図 組織形態別に見た、経営者を補佐する人物との関係」をみます。
下図から現経営者と経営者を補佐する人材との関係を組織形態別に見ると、小規模事業者では「子供」や「配偶者」等の親族の割合が高いが、中規模法人では、「親族以外の役員・従業員」が最も多くなっており、組織形態によって違いが見られます。

次に、経営者を補佐する人材がいる中小企業・小規模事業者に対して、その人物を経営者を補佐する人材として考える理由を組織形態別に見ると、「後継者または後継者候補だから」が最も多く、小規模事業者ほどその傾向は強くなっていることが分かります。

この結果について白書は、中小企業・小規模事業者においては、経験の豊富さや人柄もあるが、後継者・後継者候補を「右腕」として登用し、経営を補佐してもらいながら、経営の引継ぎに備えていると推察される、とあります。
以上を踏まえ、白書は、中規模法人では組織的な意思決定が行われている一方で、小規模事業者、特に個人事業者では経営者の判断に依存している者も多い。また、従業員規模や組織形態にかかわらず、経営者を補佐する人材がいる経営者は、後継者を含む「右腕」となる人材とともに経営を行っている。
こうした、組織体制の整備や経営者を補佐する人材を確保することは容易にできるものでないため、経営者は事業承継に直面する前の段階から、後継者の代を視野に入れた組織づくりや経営者を補佐する人材の確保・育成を心掛けることが重要である、とあります。
右腕人材というと「番頭さん」のようなイメージがありますが、それは一定の企業規模があっての話ということですね。
昨日は2017年版「中小企業白書」の278ページ「第2-2-30図 組織形態別に見た、経営者を補佐する人物との関係」をみましたが、今日は279ページ「第2-2-30図 組織形態別に見た、経営者を補佐する人物との関係」をみます。
下図から現経営者と経営者を補佐する人材との関係を組織形態別に見ると、小規模事業者では「子供」や「配偶者」等の親族の割合が高いが、中規模法人では、「親族以外の役員・従業員」が最も多くなっており、組織形態によって違いが見られます。

次に、経営者を補佐する人材がいる中小企業・小規模事業者に対して、その人物を経営者を補佐する人材として考える理由を組織形態別に見ると、「後継者または後継者候補だから」が最も多く、小規模事業者ほどその傾向は強くなっていることが分かります。

この結果について白書は、中小企業・小規模事業者においては、経験の豊富さや人柄もあるが、後継者・後継者候補を「右腕」として登用し、経営を補佐してもらいながら、経営の引継ぎに備えていると推察される、とあります。
以上を踏まえ、白書は、中規模法人では組織的な意思決定が行われている一方で、小規模事業者、特に個人事業者では経営者の判断に依存している者も多い。また、従業員規模や組織形態にかかわらず、経営者を補佐する人材がいる経営者は、後継者を含む「右腕」となる人材とともに経営を行っている。
こうした、組織体制の整備や経営者を補佐する人材を確保することは容易にできるものでないため、経営者は事業承継に直面する前の段階から、後継者の代を視野に入れた組織づくりや経営者を補佐する人材の確保・育成を心掛けることが重要である、とあります。
右腕人材というと「番頭さん」のようなイメージがありますが、それは一定の企業規模があっての話ということですね。