中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

風評被害の恐ろしさ

2013年03月20日 05時51分03秒 | 地域の経済2012を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日「地域の経済2012」 「第2章 東日本大震災からの復旧・復興 第2節 被災3県の経済動向」の91ページ「水産加工業のサプライチェーン」をみましたが、今日は「第2節 被災3県の経済動向」の96ページ「福島県産の農産物価格」をみます。

被災地における農業の再生に関し大きなネックとなるのが原子力災害に伴う風評被害であり、特に福島県産の農産物価格の動向をみることにより、影響がどの程度となっているのかをみてみます。

まずは東京都築地市場に入荷した福島県産アスパラガス【図左】をみると、その価格は震災前の2010年は全国平均よりも10%以上高く、震災後の2011年もやや高い価格で推移していたが、2012年は10~20%価格が全国より低くなっています。

【図右】のさやえんどうも同様で全国平均を下回っています。

この値動きはきゅうり、さやいんげん、ミニトマト、トマト、ピーマン、ももについてもほぼ同様であり、福島産の農産物は概して風評被害を受けているとみえます。

私は会津産の米を近所のスーパーで購入していましたが、原子力災害後にその姿を見ることがほぼ皆無になったことを考えると、風評被害の恐ろしさを改めて感じますね。
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