中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

復興関連投資はスピルオーバーが大きい?!

2013年03月18日 05時35分46秒 | 地域の経済2012を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日「地域の経済2012」 「第2章 東日本大震災からの復旧・復興 第1節 復旧・復興へ向けた基盤の整備」の82ページ「ボランティア数」をみましたが、今日は「第2節 被災3県の経済動向」の87ページ「東日本大震災関連公共事業がもたらす波及効果」をみます。

総務省「平成 17 年産業連関表」によると公共事業は合計約5兆円の投資が行われ、約9兆7千億円の波及効果があるものと考えられるそうです。

産業ごとに見ると、一番大きいのは建設業で約52%を占め、金属製品や鉄鋼など原材料にあたる産業や対事業所サービスや運輸、金融・保険、情報通信といったサービス業にも効果が波及することがわかります。

また建設業への公共投資は建設業のみならず、製造業への生産押し上げ効果が大きく、その他にも商業や金融・保険、運輸、物品賃貸サービスなども押し上げます。

しかし建設業の生産誘発効果は東北中心であるが、製造業などの生産誘発効果が関東など他地域で多くなっているとのことです。

このように被災地に発生した復興需要が、被災地以外に与える経済効果をスピルオーバーというそうです。
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