中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

意識改革あってこその人材活用!

2018年01月07日 05時03分18秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」526ページ「第2-4-46図 中核人材としての女性の活用状況別に見た、人材の定着や育成のために実施している取組」をみましたが、今日は527ページ「第2-4-48図 中小企業から見た、多様な人材を活用するに当たっての課題」をみます。

下図から多様な人材を活用するに当たって中小企業が認識する課題について見ると、「管理職の意識改革」の回答割合が最も高く 42.3%となっており、次いで「他の従業員との公平性の確保・摩擦の軽減」が 37.6%となっています。

この結果について白書は、多様な人材だけでなく、男性の働き盛りの世代等も含めた様々な人材を活用するに当たっては、個々の家庭事情・能力・適性・希望に応じた対応が必要となることから、マネジメントを直接担う管理職の意識改革や、従業員同士の調整に課題を感じる割合が高いことが示唆される、とあります。

この問の中に、経営者、管理職の「意識改革」という選択肢があることに、思わず笑ってしまいました。人材を活用するためには意識改革が欠かせないということですよね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性やシニアを定着させるための具体的な取り組みとは??

2018年01月06日 05時00分59秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」525ページ「第2-4-44図 就業者から見た、人材の定着や育成のために必要だと考える企業の取組(中核人材)」をみましたが、今日は526ページ「第2-4-46図 中核人材としての女性の活用状況別に見た、人材の定着や育成のために実施している取組」をみます。

下図から中核人材としての女性・シニアの活用状況別に、人材の定着や育成のために実施している取組を見ると、女性を中核人材として活用している企業では、「作業負担の軽減や業務上の安全確保の徹底」を除く全ての項目において活用も検討もしていない企業に比べ実施割合が高く、「職場環境・人間関係への配慮」、「時間外労働の削減・休暇制度の利用促進」、「勤務時間の弾力化」といった、女性が重視する働きやすさにつながる職場環境の整備についてはとりわけ取組状況の差が顕著であることが分かります。

次に、中核人材としてシニアを活用している企業とそうでない企業について確認すると、「他社よりも高い賃金水準の確保」を除き、総じて活用中の企業の実施状況が活用も検討もしていない企業を上回っており、また、第 2-4-46 図と同様、「研修・能力開発支援」についても取組の差が大きいことが分かります。

これらを踏まえ白書は、このように人材の定着や育成のための取組を充実させ、働きやすい職場環境を整備することで、女性やシニアといった多様な人材を活用している中小企業も存在することが指摘できる、とあります。

こういう結果を見て、一概に中小企業と言っても大企業に近い中規模企業と一人親方の小規模企業では、経営資源が大きく異なります。ここに記載した取り組みに限らず、自社の従業員が最も求める何かを探して、それを提供する努力を励行しないといけないということなのでしょうね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性とシニアが求める「働きやすい」とは??

2018年01月05日 04時59分57秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」524ページ「第2-4-43図 就業者が就業先を選ぶに当たって妥協できない点(中核⼈材)」をみましたが、今日は525ページ「第2-4-44図 就業者から見た、人材の定着や育成のために必要だと考える企業の取組(中核人材)」をみます。

下図から女性やシニアが中核人材として働く際に、就業先企業に求める取組、及び現在の職場が「働きやすい」と回答した就業者の就業先企業で実際に実施されている取組について見ると、それぞれの人材が重視する企業の取組を見ると、「能力や適性に応じた昇給・昇進」、「成果や業務内容に応じた人事評価」といった評価に関する項目については男女間で大きな違いが見られない一方で、「職場環境・人間関係への配慮」、「勤務時間の弾力化」といった労働環境に関する項目や「育児・介護に係る補助・手当」といった項目については、より女性において重視する傾向が見られます。

白書は、就業先企業での取組の実施状況と、働きやすさとの相関についても第 2-4-4515 図によって確認すると、総じて「働きやすい」と回答した就業者の就業先企業で最も実施されている取組は「時間外労働の削減・休暇制度の利用促進」であった。

同図を見ると、女性については「勤務時間の弾力化」について実施割合が 34.9%と、労働時間に関する項目がより働きやすさに影響を与えている可能性が示唆される。

シニアについては、「成果や業務内容に応じた人事評価」について働きやすさに与える影響が大きい一方で、「作業負担の軽減や業務上の安全確保の徹底」についても働きやすさと高い相関関係を示していることがうかがえる、とあります。

中小企業経営者は自分を犠牲にすることで経営が成り立っている部分が少なからずあるので、労働者から一方的に働きやすさを求められるのは相当に辛いことだと思います。ですが、どのような声があるのか聞いてあげる場を設定するだけでも、早急に検討した方が良いという時代なのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性やシニアが働きたい職場とは??

2018年01月04日 05時07分09秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」522ページ「第2-4-41図 男女60歳以上の就業希望がある無業者の非求職理由」をみましたが、今日は524ページ「第2-4-43図 就業者が就業先を選ぶに当たって妥協できない点(中核⼈材)」をみます。

下図から中核人材の就業先選択における現在の価値観について、男女別・年齢別に見ると、男女・シニアの別に違いが顕著であるのは、女性では、「勤務地」、「職場環境・人間関係」、「仕事と生活の両立」、「所定勤務時間・日数」、「残業時間」について妥協できないとする割合が高くなっていますが、他方、シニアについては女性ほど顕著ではないものの、「仕事内容・やりがい」、「職種」について他の区分より重視する傾向が伺えます。

白書は、これらの違いは、女性については家庭等の事情から時間や場所について相対的に制約があり、シニアについては、これまでの職務経験や技能レベルを活かした職務内容に就きたいということが推察される。

こうした傾向も踏まえると、女性についてはワーク・ライフ・バランスに関わる労働条件の整備や、テレワーク等の時間や場所にとらわれない働き方を用意すること、シニアについては、本人の体力や希望を考慮しながら適切な業務領域に配置することで、更に活躍の余地が広がる可能性があることが示唆される、とあります。

中小企業経営者は従業員の労働環境を大事に思いつつも、諸般の事情がそれを許さないために、結果として、「うちの会社は・・・」というグチの根源になってしまいますね。やむを得ないのしょうが、今の女性やシニアはこういうことを求めているという意識を持つだけでも取り組まなければなりませんね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

シニアは知識や技能を生かした職場を求めている!!

2018年01月03日 05時00分00秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」520ページ「第2-4-39図 15〜59歳の⼥性の就業希望がある無業者の⾮求職理由」をみましたが、今日は522ページ「第2-4-41図 男女60歳以上の就業希望がある無業者の非求職理由」をみます。

下図からシニアについて非求職理由を確認すると、「高齢のため」が 3 分の 1を占めており、自身の年齢のために求職を断念している者の割合が最も高いことが分かります。

また、「探したが見つからなかった」、「希望する仕事がありそうにない」といったミスマッチ要因を非求職理由として挙げている者は合計すると 17.3%となっており、この結果について白書はシニアの労働参加の促進には、業務への適性等を考慮しながら高齢者層にも求人の拡大を行うこと、職業訓練や能力開発等により労働移動の促進を図ることが有効だと考えられる、とあります。

次に、下図から職を定年退職した無業者について、今後の就業の意向を確認すると、29.4%が就業の希望を有しており、またそのうち 14.0%が仕事をしたい理由として「知識や技能を生かしたい」としていることが分かります。

白書は。前優秀な人材の確保に苦慮している中小企業にとっては、このような知識・技能及び経験の豊富な定年退職者の潜在能力を活用することも有用であろう、とあります。

十分に戦力となるシニアが職場を求めているということですね。女性やシニアにどのような活躍の場を与えるかが、中小企業経営者の役割と言うことですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性の離職を減らそう!!

2018年01月02日 05時00分00秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

一昨日は2017年版「中小企業白書」519ページ「第2-4-38図 就業希望がある無業者数の推移」をみましたが、今日は520ページ「第2-4-39図 15〜59歳の⼥性の就業希望がある無業者の⾮求職理由」をみます。

下図から15~59 歳の女性の就業希望がある無業者について、非求職理由を見ると、「出産・育児のため」が 36.8%と最も高く、女性の労働参加において、出産・育児との両立が大きな課題になっていることが明白であることが分かります。

次に、離職理由にかかわらず、前職からの離職期間が女性のその後の就業状態にどのような影響を与えるか、雇用形態・就業の意向別に見ると、離職期間が長期化するほど、正規の職員・従業員として復職する割合は下がっていく一方で、就業希望がある無業者の割合は増加していくことが分かります。

この結果について白書は、就業希望がある無業者を極力減らしていくためには、そもそもの離職を減らす、あるいは離職期間を最小限にとどめることも重要だと考えられる、とあります。

結婚して出産すると退職するという、日本の悪しき慣習を変えなくてはならないということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

無業者を掘り起こそう!!

2017年12月31日 05時54分45秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」518ページ「第2-4-37図 短時間労働者の就業時間増減希望の有無」をみましたが、今日は519ページ「第2-4-38図 就業希望がある無業者数の推移」をみます。

下図から就業希望がある無業者の推移を見ると、潜在的に就業希望がある無業者は男女合わせて 1,000 万人以上存在し、2012年時点で、非求職者は 15~59 歳の男性で 93.2 万人、同じく 15~59 歳の女性で 309.2万人、男女 60 歳以上においては 215.7 万人となっていることが分かります。

白書は、女性の労働参加の進展によって、15~59歳の女性の就業希望がある無業者数は1997年時点と比較し、直近調査年において減少こそしているものの、依然相当数が就業希望を持ちながら労働参加に至っておらず、シニアについては全体に占める割合が増加傾向にある。

このような、潜在的に労働参加の意向のある人材をいかに労働力として活用できるかが、当面の労働力人口の減少に対応するために必須の取組だといえる、とあります。

無業者という言葉の響きが違和感を感じますが、人手が集まらない中小企業は無業者を掘り起こすことを検討せよということなのでしょうね。

ということで、今年も一年間、毎朝欠かさずブログを書きました。いろいろとありながらも無事に一年間仕事ができたことは、当たり前のようですが、実がものすごく恵まれた環境にあるのでしょうね。皆様に感謝申し上げ、今年最後のブログとさせていただきます。よいお年をお迎えください!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

労働時間の増加による人手不足の解消も難しい!!

2017年12月30日 05時13分53秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」517ページ「第2-4-36図 女性・シニアの労働力人口比率と就業率及びミスマッチ解消時の労働力人口比率」をみましたが、今日は518ページ「第2-4-37図 短時間労働者の就業時間増減希望の有無」をみます。

下図から短時間労働者の就業時間増減希望の有無を見ると、実際の短時間労働者のうち就業時間の増加希望を持つ割合は極めて少ないことが分かります。

この結果について白書は、女性やシニアの一人当たりの労働時間の増加による人手不足の解消についても期待は難しいと、とあります。

こうした状況を踏まえ、現状の労働参加が頭打ちの状況であることを踏まえると、完全失業者の定義には含まれない潜在的な就業希望者も含めて労働参加率を高める必要がある。以降では、こうした就業希望がある無業者の労働参加の制約要因を分析する、とあります。

明日から見ていきます!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性もシニアも完全雇用の状態に近い!!

2017年12月29日 04時53分15秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」516ページ「第2-4-34図 男女60歳以上の就業者数と就業率の推移」をみましたが、今日は517ページ「第2-4-36図 女性・シニアの労働力人口比率と就業率及びミスマッチ解消時の労働力人口比率」をみます。

下図から女性やシニアについて、2016 年における労働力人口比率と就業率の実績及び、「適当な仕事がありそうにない」、つまりミスマッチのために求職活動を断念している者まで含めた潜在的労働参加率を見ると、やはり女性もシニアも完全雇用の状態に近いことが分かります。

この結果について白書は、就業率は労働力人口比率に近接しており、ミスマッチにより労働参加を断念している者を含めても、現状のままでは先行きの労働力の供給源としての余地が大きいとは言い難い、とあります。

シニアだけでなく女性労働力にも余力はないということなんですね。となると、完全雇用に近い状況であれば賃金は上がるはずなのに、上がらない。。この原因を突き止めないといけませんね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

シニアの労働参加が進んでいる!!

2017年12月28日 04時52分46秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」515ページ「第2-4-33図 男女別・産業別・雇用形態別に見た、雇用者数の推移」をみましたが、今日は516ページ「第2-4-34図 男女60歳以上の就業者数と就業率の推移
をみます。

下図からシニアの就業状況について、60 歳以上の就業者数と就業率の推移を確認すると、2012 年以降一貫して 60~64 歳の就業率、65 歳以上の就業率共に上昇しており、実数で見ると、 60~64 歳の就業者数が足下で減少しているのに対して、65 歳以上の就業者数の増加幅が大きいことが分かります。

次に、下図から、対前年の人口、就業者数に対する増加率を確認すると、60~64 歳、65 歳以上共に、特に 2012 年以降人口の増加率を就業者の増加率が上回っており、就業率の数値以上にシニアの労働参加が進んでいる状況が確認できます。

シニアの労働参加は進んでいないという認識を持っているのは私だけではないと思いますが、それは勘違いであったということですね。改めます!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性やシニアが重要な労働の担い手である!!

2017年12月27日 04時55分07秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」509ページ「コラム2-4-2⑩図 中小企業における仕事と介護の両立支援制度の周知方法」をみましたが、今日は515ページ「第2-4-33図 男女別・産業別・雇用形態別に見た、雇用者数の推移」をみます。

下図からどのような産業においてこのような女性の雇用者数の増加が寄与しているかについて、2013 年から 2016 年の雇用者数の変化を男女別に見ると、我が国経済の緩やかな回復基調の影響もあり、合計について確認すると、男性・女性共に全ての雇用形態において雇用者数は増加していることが分かります。

この結果について白書は、産業の内訳を確認すると、第 1 部第 3 章で指摘した産業構造の変化もあり、「医療・福祉」において正規の職員・従業員(女性)が 29 万人増、非正規の職員・従業員(女性)が 21 万人増であり、とりわけ女性の寄与度が大きい。

そのほかの産業について確認すると、「卸売業」、「生活関連サービス業、娯楽業」を除く全ての産業において、女性の正規の職員・従業員数が増加している。

また、非正規の職員・従業員の女性については、「小売業」、「教育、学習支援業」、「その他サービス業」といったサービスの産業を中心に増加幅が大きくなっている、とあります。

いよいよ白書も終盤にさしかかってきました。多様な働き方を支えるのは、女性とシニアと叫ばれている通り、雇用は増えているようです。白書はどのように考えているのか、読み進んで行きます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

介護について支援制度の設計やその周知を図る!!

2017年12月26日 06時00分55秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」508ページ「コラム2-4-2⑨図 中⼩企業が考える従業員の仕事と介護の両⽴⽀援に当たっての課題」をみましたが、今日は509ページ「コラム2-4-2⑩図 中小企業における仕事と介護の両立支援制度の周知方法」をみます。

下図から中小企業における両立支援制度の社内での周知方法や相談窓口の設置状況について見ると、周知方法については「特に周知していない」とする回答が 26.1%、相談窓口については「特に相談窓口を設けていない」とする回答が 35.5%となっていることが分かります。


白書は、従業員が企業の支援制度の周知不足や相談体制の未整備から、社内で支援制度があることを知らずに自発的に離職を選択することがないよう、中小企業は、平時から相談できる体制を整え、従業員の介護に係る実態把握を進め、支援制度の設計やその周知を図ることが必要だと、とあります。

介護問題は倫理観としては理解できますが、経営が窮迫している経営者が対応するのは困難だと思います。ですが、困難だからできない、やらないというのが最もダメだということなのでしょうね。厳しい問題ですね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

仕事と介護の両立支援の取組を検討せよ!!

2017年12月25日 05時01分26秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」507ページ「コラム2-4-2⑦図 就業者から見た、介護をしながら仕事を継続する上で必要だと考える企業の取組」をみましたが、今日は508ページ「コラム2-4-2⑨図 中⼩企業が考える従業員の仕事と介護の両⽴⽀援に当たっての課題」をみます。

下図から中小企業が認識している従業員の仕事と介護の両立支援に係る課題を見ると、「従業員間の公平性の確保・摩擦の軽減」が最も高く、35.8%となっており、そのほか、「休業者の補填が難しい」、「急な遅刻・早退・欠勤等のリスク」、「仕事の配分・管理が複雑化」のような、介護を事由とした休暇・休業に伴う業務の補填や調整についても課題として認識する傾向が強く、また、「支援に当たってノウハウが不足」と回答する中小企業も 2 割超存在していることが分かります。

白書は、中小企業においても、実際に介護を行いながら働く従業員の有無にかかわらず、将来を見越して仕事と介護の両立支援の取組を検討することが求められるが、突発的な事由による労働時間の変動や、他の従業員との公平性の担保等の課題へ対応するためには、両立支援のための人事制度等の設計だけでなく、運用面での事前の準備や、平時から全ての従業員へワーク・ライフ・バランスへの理解を浸透させること、不足しているノウハウを補完するような取組等の、側面的な支援の取組も必要であると考えられる、とあります。

中小企業は介護について見て見ぬ振りをしていた現状があるかもしれませんが、もうそれでは通じないということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

フレキシブルな勤務を求めている!!

2017年12月24日 07時01分50秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」505ページ「コラム2-4-2⑤図 介護事由による離職時の就業意向と離職後の変化」をみましたが、今日は507ページ「コラム2-4-2⑦図 就業者から見た、介護をしながら仕事を継続する上で必要だと考える企業の取組」をみます。

下図から勤務時間や勤務日数に関する企業の取組について、家族に要介護者がいる者といない者の別に必要だと考える企業の取組を集計した図を見ると、家族に要介護者がいる者では、「半日や 1 時間単位の年次有給休暇」や「突発的な事由による遅刻・早退・欠勤の許可等の労働時間・労働日数の弾力的運用」について、相対的に重視する傾向があったことが分かります。

この結果について白書は、介護・看護に当たっては、予期せぬ突発的な事象が発生することも想定されるため、このようなフレキシブルな対応を企業に求めていることが考えられる、とあります。

次に、従業員規模別に勤務時間や勤務日数に関する制度や取組の状況を確認すると、制度面での対応については、規模が大きくなるほど整備が進んでいることが分かります。

白書は、他方で、「突発的な事由による遅刻・早退・欠勤の許可等の労働時間・労働日数の弾力的運用」については規模間の差は縮小しており、6~20 人規模の企業について最も取り組まれ
ている割合が高かった。

なお、従業員規模にかかわらず、就業者が重視している「フレックスタイム制を含む変形労働時間制」については、取り組まれている割合は 2 割以下となっている、とあります。

私自身も大企業での勤務時代は気軽に「フレックスタイム」をとっていましたし、クリスマス明けは「大型連休」をいただいていた記憶があります。中小企業に行くと、このようなキーワードを聞くことは皆無に等しいので、こういうところが働きづらさになっているということでしょうね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

介護離職者の経済負担が増している!

2017年12月23日 05時01分05秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」503ページ「コラム2-4-2③図 介護をしている者の就業状態」をみましたが、今日は505ページ「コラム2-4-2⑤図 介護事由による離職時の就業意向と離職後の変化」をみます。

下図から40~59 歳の介護を機とした離職者で、離職前の雇用形態が正社員だった者について、離職時の就業意向や離職前後の変化を見ると、就業の意向については、男女共に半数以上が継続就業を希望しており、また、離職後の変化については、特に経済面について「非常に負担が増した」、「負担が増した」とする回答が 7 割を超えていることが分かります。

次に、前職を介護・看護のために離職した正社員の労働移動について見ると、男女共に、離職による無業期間が長期化するほど、就業希望のある無業者となる割合が高く、女性については、復職する場合、非正規の職員・従業員となる割合が、男性に比べ相対的に高いことが分かります。

これについて白書は、介護離職により経済面において負担が増える傾向があること、多くの介護離職者が継続就業の希望があることから、仕事と介護の両立を可能にする取組が中小企業にも求められるだろう、とあります。

少子高齢化の先進国である日本がこの問題に対してどのように取り組むのかを、我々世代が考えていかないといけないということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆