今回は観察会当日の報告です。参加人数は25人で大盛況です。全部で5キロちょいのコースで途中3キロ地点、4キロ地点に車を停めておき、いざと言う時に備えました。かなりの大人数になりましたが皆さんマスクをして、最初の注意事項で「歩きながら話す場合は後ろに3m飛沫が飛ぶのでマスクを外して話したくなった時は後ろに注意して下さい」とお伝えしました。
スタッフも久しぶりの大人数で9人も手伝いに来てくれました。今回はオイラが講師と言う事でしたがメンバーには各種、島のトップクラスの専門家がいるので参加者にとってはかなり贅沢な観察会となったでしょう。だって動植物はもちろん、地学、農業、化学他、誰かしら答えられる人がいるんですもん。余りにも解説者が多いのでなかなか歩が進まず、そちらに苦労したくらいです(笑)。
カショウクズマメ、シマサルナシ、炭焼窯跡、ヤマガニ、オオハナサキガエルの卵塊、花崗岩の秘密、シマギンレイカ、オオキバナムカシヨモギ、ヤエヤアマオガエルの卵塊、ガジュマルの巨木、クバ(ビロウ)の秘密、水の話など、書き出すのに苦労するくらい色々な物を見て頂きました。
シマサルナシの花(マタタビ科)キウイの原種の一つ
残念なのは集合場所に行く途中、違法採取者が2組もいて注意したんですが、観察会中も1組、「見てるだけだ!」と言われました。観察会が終わった後も行く前に注意した採取者が戻って来ていてまた注意しました。ここの林道・農道には採取禁止の看板が沢山あり、環境課、文化財課、農政経済課、地元農高の演習林もあるので農高の生徒たちも採集しないで下さいの看板をつけているのに、承知の上で採取者が絶えない事です。最後の採取者は看板の直ぐ横での注意でした。
最終的には約4時間の観察会となりましたが、小さい子供も含め全員完歩。とても楽しかったと言って頂きました。SNSでも行きたかった!と数人からの声を頂きました。健康と自然観察。季節や場所を変え、またウォーキング観察会をやりたいと思います。F先生が参加者に「林道を散歩する人が増えれば採取者がやり辛くなるので、普段から来て下さい」と言ってくれました。本当にそうですね、パトロールは難しくても散歩なら気軽に来てくれるはずです。
皆さんもスタッフもいなくなりオイラ一人で帰る時に、イノシシとすれ違いました。毎年その場所で見かけるメスのイノシシだと思います。この時はまだ1頭でしたが、いつも5月くらいになるとウリ坊を連れて歩いています。
この日の夜は直ぐに寝つき、8時間キッチリ眠れました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます