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河童の学校 2011

2011年09月07日 | 山が好き!

さぁ、もうひと頑張り。 土曜日の午後は海森学校の講師、テーマは河童の学校 2011です。 子供は水遊びが大好き! 今回は今まで海森学校に参加した事がある人達ばかりで、会うなり感激しました。 皆さん素晴らしくちゃんとした、安全な服装での参加だったのです(受付スタッフが電話でキチンと説明してくれたのもあります)。

オイラを先頭に石ガキ達がついて来ますが、本当はドンドン先に行きたくて仕方ありません。 それを制しながらテナガエビを見たり、ユゴイが逃げないようにソ~と近づこうって言ったり、穴の中のカニをライトで照らして覗いて見たりもしました。 サガリバナもまだ花が落ちてて嗅いでみると「良い匂い!」。 落ちてる種を見せたら「これ、庭にまいたら育つ?」って言うから、「愛情込めて上手くやらないとどうなるかはわからないけど、やってごらん」、と言ったら「わかった!」って目がキラキラ!   

そしていつも石ガキどもが一番エキサイトする終点のプールでは、参加者のお父さんお母さんが中に入ってくれて、思いっきり遊んでくれました。 ゴーグルを持って来て、浅い所で泳いでたら踏まれてた子(笑)も、やっとまともに泳げる場所に来て、はしゃいでます。 

一遊びしたらおやつの時間ですが、今年は誰も「あげる~」って来なかったなぁ。 女の子が少なかったからかな? オイラ小さい娘にも(娘には?)、モテるから(笑)。 

今回は台風の影響で海には近づけませんでしたが、恒例のゴミ拾いではこんなに集まりましたよ! これから選別して道路際まで運んで行きます。 もちろん人力です。 

最後に記念撮影。 今回もカメラマン仲間のOさんが取材に来てくれたので、写真を撮ってくれました。 しかもアシ(脚立)まで使って上から撮ってくれたので良い感じです。 午前中の県民カレッジに続いて午後もみんなと一緒に写る事が出来るなんて奇跡だ!

関係ないけど、パソコン変えたらなんだか画像がカチッとこない。 
画像編集の仕方、変えなきゃ。

今回もスタッフ以外にT小中学校の校長先生、環境省のS君や、大学の勉強で来島してたサキちゃん等、皆さんの支えで成り立ちました。 サキちゃんを送り込んでくれた役所のSさんもありがとうございます。 現場に来れなくても裏で支えてくれる人が沢山いるんですよね、
感謝。

と言う事で、あんまり希望者が多かったので第2回を今年もやる事になりました! オイラが2回やれば良いじゃんって言った時は「厳しい」と言ってたくせに、まったくそんなの忘れて皆やる気になってました。 ただ募集はもうしません。 定員オーバーでお断りした方達に対しての2回目ですのであしからず。

これからちょっと能書きたれます、良かったら読んで下さい。
かなり、こっぱずかしい事書きます(笑)。 

 
「オイラの自然体験って」

自然体験と言うのは教室や家では出来ない、
現場でしか出来ない体験をするものだと思います。
修旅でもオイラの班になった子供達はあんまり説明を受けません。
それよりも、
手で触ったり、匂いを嗅いだり、空を見上げたり、ドロドロの中を歩かされたり(笑)。

では今回の現場、「河童の学校」では、どうでしょう?

フネアマガイと言う貝がいますが、
この貝は渓流で岩に卵を産みつけ、孵った幼生は川の流れにのって海に出ます。
(卵塊ごと海に流れて行くとか、卵から直接稚貝として産まれる物もいるとか、色々な説があります。 実はまだ謎だらけなんです)
しばらく育つとえっちらおっちら川を遡上し、大きくなると結婚してまたあらたな命を育みます。
つまりこの川は、海と何の隔たりも無く繋がっている自然のままの川、
少なくともこの貝が行き来できる程度の正しい川なんだ、と言う証拠になるんです。
と言う事は他の川でもフネアマガイがいれば、「正しい川」、と言う事がわかります。

「おぉ~、素晴らしい!、ウチの子にも覚えさせたいわ~」

そうじゃない! そんな小難しい事、小さな子供にはどうでも良いのです。

子供の頃、勉強しようと思って遊んでないよね。
でも覚えてる事ってたくさんあるよね。
何となく頭に入ってる事が大人になった今、いがいと覚えてるよね。

子供の頃遊んでない親は子供に何も教えられないから困ってる。
お金出してまで体験スクールとか入れて。
でも、子供達より自分が体験した方が良いんじゃん?
子供の頃遊べなかったお父さん教室?
子供に遊び方を教える為の教室?
実際、本業のツアーでお母さんと子供だけで来て、
「主人も私もこう言う事、教えてあげられなくて」
と言うお客様、結構います。

お勉強なんか学校や家に帰ってからすればいい。
どんな生き物がいたかぐらい教えておけば、
いやいや、それすら教えないで良い、頭で覚えて家に帰ってから
「羽はこうだったね」「足は何色だった?」「違う違う!」
とか言いながら家族や兄弟、友達が集まってワイワイ言いながら、
図鑑をめくれば一番良いのです。


現場でしか出来ない体験をしようよ
☆山中の川の水は冷たいんだ
☆濡れた岩は滑るんだ
☆ふざけてたら友達みんなに怒られた
☆そっと近づかないとエビや魚は逃げちゃうよ
☆落ち葉や根っこが出てる下や、岩の下にエビや魚がいるんだ
☆はじめて見る虫がいたよ!

そんな事の方がよっぱど大事!

覚えたらその場で即実践!
☆滑らないように岩と岩の間を歩けば良いんだ
☆あっ、また根っこがあったから、下に網を入れてみよう。今度はうまく取れるかな?
☆自然の中では、ふざけ過ぎてちゃぁいけないんだ

そしたらまた新たな体験が
☆強くやり過ぎたら網が壊れちちゃった
☆もう、スイスイ歩けるよ

お家に帰ってから
☆お父さん、この網直せる? 一緒にやってみようか
☆捕まえた生き物をこっそり持って帰ったら死んじゃった
ここでしか生きられないって言われたのに持って帰ったからだ、ごめんなさい
☆拾ったサガリバナが芽を出した!
☆お母さん、あの虫どれかなぁ?
☆お土産に拾ったキレイな貝殻、また行きたくなったね


今までも時々言ってたんですが、特に海森学校では今度から毎回最後に言う事にしましょう。
「お父さんお母さん、ぜひお家に帰ってから「何を見たね」とか、「何がいたね」とか、お子さんといっぱいお話して下さい」、ってね。 

★ちなみに海森では、大きい子や大人の為に別解説をしてますから、ご安心を。

コメント
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