アテネ五輪金メダリストの野口みずき選手が2年ほどのブランクのあと東京国際女子マラソンに出場し、最初から快調に飛ばして最後は2位以下を大きく引き離して大会新記録の2時間21分37秒でゴールインした。北京オリンピックへの出場をほぼ確実であろう。
期待のかかった選手が前評判通りの力を思う存分発揮して、今年度歴代2位の新記録で優勝という、プレッシャーをはねのけての偉業をいともやすやすと成し遂げることに心が震えた。私の嫌いなペースメーカーのいないことで引き締まったレースがまたよかった。ただテレビで観ていると、まさにその映像を送るためであろうが、カメラマンを乗せた二輪車がランナーにきわめて接近して動き回っているのが気になった。そこまでしなくてもいいのではなかろうか、もう少し節度を保て欲しいと思った。
同じく期待のかかった渋井陽子選手は30キロ手前で失速してしまったのは残念であったが、ケニアのサリナ・コスゲイ選手がバス事故で足を7針縫うという大けがをしながら23分台の記録で2位になったのは立派で、二人の最後までの並走が試合を大きく盛り上げた。尾崎選手、大南選手、挽地選手が4位から6位までを占めたのがまた立派であった。
オリンピック連続2制覇を野口選手に期待したいものであるが、この女子の安心できる強さの前に、男子マラソン選手がどうしても見劣りのするのが残念である。
期待のかかった選手が前評判通りの力を思う存分発揮して、今年度歴代2位の新記録で優勝という、プレッシャーをはねのけての偉業をいともやすやすと成し遂げることに心が震えた。私の嫌いなペースメーカーのいないことで引き締まったレースがまたよかった。ただテレビで観ていると、まさにその映像を送るためであろうが、カメラマンを乗せた二輪車がランナーにきわめて接近して動き回っているのが気になった。そこまでしなくてもいいのではなかろうか、もう少し節度を保て欲しいと思った。
同じく期待のかかった渋井陽子選手は30キロ手前で失速してしまったのは残念であったが、ケニアのサリナ・コスゲイ選手がバス事故で足を7針縫うという大けがをしながら23分台の記録で2位になったのは立派で、二人の最後までの並走が試合を大きく盛り上げた。尾崎選手、大南選手、挽地選手が4位から6位までを占めたのがまた立派であった。
オリンピック連続2制覇を野口選手に期待したいものであるが、この女子の安心できる強さの前に、男子マラソン選手がどうしても見劣りのするのが残念である。