運転免許証更新がすごく便利になった。これまでは神戸から伊丹市の阪神更新センターまで出向いていたが、今回は兵庫県警本部別館に神戸優良・高齢運転者更新センターが新たにできたので地下鉄で簡単に行ける。昨日はこの建物に入ってから10分ほどで新しい運転免許証を手にすることができた。私が既に高齢者講習を済ませていたので、ここでの講習を受けなくて済んだからである。
高齢者講習は先週の金曜日に受けた。わざわざポートアイランドにある自動車学校まで出かけて、終わるまで3時間ほどかかった。なんだか退屈な講師の話を1時間も聞かされ、子供だましのようなビデオを見せられ、テレビゲーム機のようなもので運動適性とか動体視力とかの検査があり、そのうえ実車で運転まであった。高齢者であることを自覚させて運転を慎重にと促すことでは意味があるのかも知れないが、高齢者がひきおこすとされている交通事故を減らす効果があるとは私には思えなかった。もし効果があったというのなら、そのデータを知りたいものである。
それよりほんとうに高齢者は事故を起こしやすいのだろうか。身体的機能が加齢と共に低下するとしても、その分、運転が慎重になるのではなかろうか。ここに2000年4月から2001年3月までのデータにもとづいて、社団法人日本損害保険協会がまとめた事故調査結果がある。年齢層別の特徴が記されているので高齢者の部分を引用する。

これによると65歳以上の年齢層で、事故の確率は全年齢層の平均を下回っているとの結果になっている。高齢者だからといって特別扱いする理由はないではないか。現在のとくに70歳以上の高齢者は子供の頃に家でしっかりと躾けられ、学校でも戦前・戦中の立派な教育を受けたから、運転してもまだ大丈夫かどうか、自分でちゃんと判断できる健全な常識を備えているのである。現に当日の受講者12名全員が講習開始の10分前には勢揃いしている几帳面さである。IDのために運転免許書は更新するけれど、もう運転しないという高齢者を何人も私は知っている。私は高齢者講習は不要だと思うが、いまさら制度を変えることは難しいだろうから、この検査に支払った6150円は更新手続き簡便化費用と思うことにした。
更新センターで他にもいいこともあった。これまではお金を払う窓口が一つだったせいか、なんだか断りにくくて、更新手数料と同時に交通安全協会費なるものを払っていた。今回は交通安全協会の窓口が別だったので、そこを黙ってパスすることで余分な会費を払わずに済んだ。「高齢者講習のお知らせ」も「運転免許証更新のお知らせ」も公安委員会から直接郵送されるので、もう交通安全協会はいらない。
もう一つ、運転に眼鏡がいらなくなった。眼鏡の度が合わなくなったので視力が衰えてきたのかと思っていたら、逆によく見えるようになっていたのだった。そういえば高齢者講習での検査でも同年代との比較で5段階評価の「5:優れている」が多かったし、30~59歳との比較でも4とか5が多かったのでちょっぴりいい気分になった。ひょっとしてこれが高齢者講習の効用かもしれない。
高齢者講習は先週の金曜日に受けた。わざわざポートアイランドにある自動車学校まで出かけて、終わるまで3時間ほどかかった。なんだか退屈な講師の話を1時間も聞かされ、子供だましのようなビデオを見せられ、テレビゲーム機のようなもので運動適性とか動体視力とかの検査があり、そのうえ実車で運転まであった。高齢者であることを自覚させて運転を慎重にと促すことでは意味があるのかも知れないが、高齢者がひきおこすとされている交通事故を減らす効果があるとは私には思えなかった。もし効果があったというのなら、そのデータを知りたいものである。
それよりほんとうに高齢者は事故を起こしやすいのだろうか。身体的機能が加齢と共に低下するとしても、その分、運転が慎重になるのではなかろうか。ここに2000年4月から2001年3月までのデータにもとづいて、社団法人日本損害保険協会がまとめた事故調査結果がある。年齢層別の特徴が記されているので高齢者の部分を引用する。

これによると65歳以上の年齢層で、事故の確率は全年齢層の平均を下回っているとの結果になっている。高齢者だからといって特別扱いする理由はないではないか。現在のとくに70歳以上の高齢者は子供の頃に家でしっかりと躾けられ、学校でも戦前・戦中の立派な教育を受けたから、運転してもまだ大丈夫かどうか、自分でちゃんと判断できる健全な常識を備えているのである。現に当日の受講者12名全員が講習開始の10分前には勢揃いしている几帳面さである。IDのために運転免許書は更新するけれど、もう運転しないという高齢者を何人も私は知っている。私は高齢者講習は不要だと思うが、いまさら制度を変えることは難しいだろうから、この検査に支払った6150円は更新手続き簡便化費用と思うことにした。
更新センターで他にもいいこともあった。これまではお金を払う窓口が一つだったせいか、なんだか断りにくくて、更新手数料と同時に交通安全協会費なるものを払っていた。今回は交通安全協会の窓口が別だったので、そこを黙ってパスすることで余分な会費を払わずに済んだ。「高齢者講習のお知らせ」も「運転免許証更新のお知らせ」も公安委員会から直接郵送されるので、もう交通安全協会はいらない。
もう一つ、運転に眼鏡がいらなくなった。眼鏡の度が合わなくなったので視力が衰えてきたのかと思っていたら、逆によく見えるようになっていたのだった。そういえば高齢者講習での検査でも同年代との比較で5段階評価の「5:優れている」が多かったし、30~59歳との比較でも4とか5が多かったのでちょっぴりいい気分になった。ひょっとしてこれが高齢者講習の効用かもしれない。