鳩山さんの民主党両院議員総会における辞意表明演説で私が最も注目したのは『日本の平和、日本人自身で作り上げていく時をいつかは求めなければならないと思います。 アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続いていいとは思いません』という発言であった。6月2日の午前10時過ぎにNHKテレビの実況放送で耳にしただけだったので、正確を期すためにその発言をYoutubeで確かめ、その旨を鳩山さんの真意はやはり日米安保破棄だったのかも・・・ 追記ありの追記で記した。私がこの発言にこだわったのは「最低でも県外」は鳩山さんの本心だったと思ったからである。すると翌6月3日の朝日新聞朝刊の第一面に編集委員星浩さんの「理想迫った 古い政治」という署名記事の冒頭に、この発言が次のように取り上げられていた。

鳩山さんには四六時中この言葉を口にして欲しかったと思う。私が心の底から望んでいる「日米安保の破棄」を政治家のオブラートで包みながらでも絶えず発信し続けておれば、アメリカの干渉がどれほど露骨になるかを国民にもっと覚らせたのではなかったかと思う。しかし舞台での最終口上とは言え、時の総理大臣がこの言葉を発した意義はきわめて大きい。国民すべてが自国の安全保障を自分のこととして考えないことには米軍基地問題の根本的解決なんてあり得ない。普天間基地問題に矮小化すべきではないのである。鳩山さんはこの発言で自らの尊厳を取り戻したと私は評価する。
小沢幹事長を道連れにしたのも秀逸であった。「政治とカネ」の問題で特捜部が小沢幹事長を不起訴にしたことで国民が失望感を抱き、検察審査会の判断に一縷の希望を抱いたのも、要するにカネまみれの胡乱臭い政治家が依然として政界に居直り権力を振るうことへの嫌悪感があったからである。政治の舞台からとにかく去って欲しかった。必ずしも刑事罰の罪人としたかったわけではない。その意味では検察も出来なかったことを鳩山さんは民主党代表の権力で一挙に断行したと言える。幸い次期民主党代表・総理と目されている菅さんも小沢さんいついて「しばらく静かにして頂いた方がいい」との意向を明らかにしているのが心丈夫である。
♪啼くな小鳩よ 心の妻よ なまじ啼かれりや 未練が残る・・・、
なんて古くさい流行歌がなぜか口をついて出た。

鳩山さんには四六時中この言葉を口にして欲しかったと思う。私が心の底から望んでいる「日米安保の破棄」を政治家のオブラートで包みながらでも絶えず発信し続けておれば、アメリカの干渉がどれほど露骨になるかを国民にもっと覚らせたのではなかったかと思う。しかし舞台での最終口上とは言え、時の総理大臣がこの言葉を発した意義はきわめて大きい。国民すべてが自国の安全保障を自分のこととして考えないことには米軍基地問題の根本的解決なんてあり得ない。普天間基地問題に矮小化すべきではないのである。鳩山さんはこの発言で自らの尊厳を取り戻したと私は評価する。
小沢幹事長を道連れにしたのも秀逸であった。「政治とカネ」の問題で特捜部が小沢幹事長を不起訴にしたことで国民が失望感を抱き、検察審査会の判断に一縷の希望を抱いたのも、要するにカネまみれの胡乱臭い政治家が依然として政界に居直り権力を振るうことへの嫌悪感があったからである。政治の舞台からとにかく去って欲しかった。必ずしも刑事罰の罪人としたかったわけではない。その意味では検察も出来なかったことを鳩山さんは民主党代表の権力で一挙に断行したと言える。幸い次期民主党代表・総理と目されている菅さんも小沢さんいついて「しばらく静かにして頂いた方がいい」との意向を明らかにしているのが心丈夫である。
♪啼くな小鳩よ 心の妻よ なまじ啼かれりや 未練が残る・・・、
なんて古くさい流行歌がなぜか口をついて出た。