木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

原点回帰の視野で日本そのもののデトックスが必要

2024-08-08 00:05:27 | 随想
今度は一転、資本家の方々が一気に
何かの銘柄を大量に買い漁ったという
事ですね。
それは半導体関係の銘柄だったと推察できます。

私達一般人は株価が暴落したら動揺します。
しかし支配階級や権力者、資本家らは暴落したら
次の買い時だと見なします。
まあ、一喜一憂しない事ですね。

よく思い返せば子供の頃では学校のクラスで
「テストの平均的が低い」
「テストの平均的が上がった」
と先生が言う度に生徒は一喜一憂しましたが、
何となくそれに似ていますね。
クラスの平均的は低くても生徒によっては成績が
良い場合もあり、また平均的が上がっていても
生徒によっては前回よりも点が悪い場合もあります。

マラソンのレースでも先頭集団のペースが
一気に上がってみたり一気に下がってみたり
全体がスローペースになったりしますがその度に
振り回されるランナーは沈んでいきます。
それとよく似ていますね。

日経平均株価は平均株価としてであって、
世の中の実態がどうなっているのかという実体経済
のほうが極めて大切です。
今はそれよりも日本人に大切なお米の流通が
おかしくなっていないか、支配階級が仕掛けている
食料危機が頓挫するように人々が意識を向ける
事が大切ですね。

日本そのものに対するデトックスが必要だなと
感じます。

株価が暴落した今回の場合でも日経平均株価が
暴落という事で、各個別の銘柄によっては
暴落していない銘柄や株価が上がっている
銘柄も当然あります。

不安心理になれば人々は更に売りに走る
場合があり、そうなると更に株価が暴落する
という雪崩現象になりかねませんから暴落が
該当していない方々は平常心で過ごす事が
大切だと思います。

経済を動かす要因は人々の心理です。
不安心理になったり心理が冷え込めば売りに
出したり買い控えたりという「経済行動」に
繋がり、それが総じて購買を左右しますから
元になるのは人々の心理です。
日本人が何故、節約を重ねて消費を控えるかと
言えば大多数の日本人は老後の生活資金の「不安」
があるために節約を重ねて貯蓄に回す人々が
少なくありません。

老後の生活資金の「不安」が無くなれば日本人
の多くはもっと消費に回しますから総じて
景気は良くなる可能性があります。
老後の生活資金の不安を解消する最大の方法は
政府が日本人の年金を手厚く充実したものにする
事が王道です。
年金を手厚く充実した内容に作り直す事が実は
最大の景気対策だと私は思います。

今は年金政策や年金財政の過ちを誤魔化すために
政府が国民に投資を煽るという愚策をしています。
年金政策の失敗から国民の視線を逸らすための
小細工です。
しかも投資ですから損失を出す可能性もあり、
その際は「自己責任」だとして政府は逃げる事が
できますから。
姑息ですね。

日経平均株価が暴落したり一転して高騰した今回
を節目にして私達日本人は原点回帰をしていけば
良いと思います。
つまり優れた技術を生み出す、優れた開発をする、
良いモノを作り良い内容の仕事をするという原点回帰
です。
そもそも株も自分はこの企業を応援するから
株を購入する、自分はこの企業のこの内容が好き
でファンだから株を購入するという本来の姿で
あるべきです。
時に株価は上下しますが、今はマネーゲームとして
の株になりつつある現状を本来の姿としての株に
捉え直す必要がありますね。

業界研究をしっかりする、
企業研究をしっかりする、
自分が支援して株を購入した企業の動向を常に
チェックする、
そのような本来の姿としての株に日本人が回帰
したならば不祥事をしたり人道に反する企業は
人々から厳しい視線に晒されるようになりますから
抑止力にもなるでしょう。

仮想通貨のビットコインも日経平均株価の暴落
に呼応して暴落しているようです。
いずれにしても景気や経済は人々の心理に基づく
経済行動が決めていくという事です。

地に足をつけて良いモノを開発し、良いモノを売り、
良い事を仕事していく平常心でありたいですね。


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