極東不動産の日記

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秘湯

2008-06-21 16:40:53 | アート・文化

「年々歳々、花、相似たり、年々歳々、人、同じからず」と言う言葉があるが、当家の梅畑より採れる梅は、毎年、同じ時期に花が咲き、同じ実が収穫される。毎年、殆ど寸分の狂いもなく、時が流れている反面、家の周りの人間模様は、病気で亡くなったり、大病したりと、少しずつではあるが、変化している。

大量の梅を収穫した労苦? の慰労を兼ねて、妹夫婦と4人で、福島市郊外の高湯温泉を尋ねた。ここは硫黄分の多い源泉で有名である。安妻屋と言う少人数(13名)の旅館だが、家族的なサービスは、行き届いていて、料理も最高である。特に、露天風呂が2ヶ所もあり、大自然の中で入浴する、至福の時を楽しめる。正に秘湯中の秘湯である。フキ・クリン草・ヤマボウシの花を眺めながら、下山した。

いつも、この時期になると、梅を基準にして、大自然のサイクルの神秘さを感じると共に、人間の弱さも感じる季節でもある。