今年もまた、「秋田のさくらんぼ」を頂戴した。
会社勤めを既にリタイヤして久しいが、お世話になったさる会社の社長さんが、こうして今もなお、毎年ご恵贈下さって有り難いことである。この間、久しぶりにオフィスをお訪ねしたら、あろう事か頭を抱えておられた。詳しいことは省略するが、創業社長としては「次世代に如何に引き継ぐか」は、将に最大の課題であろう。会社の幹部を如何に奮い立たせるか、次期社長へどの様にバトンタッチすべきか。悩んでも余りあることと拝察する。
社長さんは肝臓が悪いと伺って、嘗て「秋ウコンの生根」を一袋お送りした。虚庵居士も試みて調子がよろしいので、毎日少しづつ摩り下ろして召し上がれとの、一寸したメモを添えた。
過日伺ったら、生根を少々残して、部下の部長さんの菜園で栽培して貰っていると言う。
何時までも健康で、頑張って欲しいお人である。
二十二時 宅急便の届けしは
生もの故と「さくらんぼ」かな
輝ける桜桃届けば「口づけ」せむ
摘む一つは 手をつなぎいて
翌日のテラスに出でて盛りたてば
さくらんぼ皆 輝きにけり
孫達と共に食べたし さくらんぼ
近くしあれば膝に抱きて