「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「おジャガの花」

2006-06-24 11:03:50 | 和歌

 通いなれたゴルフ場の隣りの畑で、「おジャガの花」を見つけた。

 数日前に、この畑からほど遠からぬ休耕地のポピーを紹介したが、虚庵居士のファイルの中から「私も載せて!」という、おジャガの声が聞こえた。彼の声を代弁すれば「働いていない休耕地の紹介をして、れっきとした畑の紹介をしないのは、オカシクナイカ?」と、理屈をこねる声と共に、「お野菜の花は深みがあるんだぜ!」と主張する声も聞こえた。





 それにしても、花を付けている数が何故こんなに少ないのだろう? 
写真を写しつつ少々気になったが、ゴルフを終えて帰路についたら、ふと子供の頃の記憶が甦って来た。小学校の校庭の隅の、小さく区画割したジャガイモ畑が瞼に浮かんだ。

 「お花を摘んで、おジャガを太らせましょう!」
 あの時の百合子先生は、お元気だろうか・・・。
 





             じゃが芋の畑の花見て想い出す
 
             おジャガの花摘む せんせいとぼく 



             あの頃は未だ村だったふる里の
 
             尋常小学一年生の日 



             せんせいがおよめにゆくというあのひ 

             おててをふってさよならしたっけ