通いなれたゴルフ場の隣りの畑で、「おジャガの花」を見つけた。
数日前に、この畑からほど遠からぬ休耕地のポピーを紹介したが、虚庵居士のファイルの中から「私も載せて!」という、おジャガの声が聞こえた。彼の声を代弁すれば「働いていない休耕地の紹介をして、れっきとした畑の紹介をしないのは、オカシクナイカ?」と、理屈をこねる声と共に、「お野菜の花は深みがあるんだぜ!」と主張する声も聞こえた。
それにしても、花を付けている数が何故こんなに少ないのだろう?
写真を写しつつ少々気になったが、ゴルフを終えて帰路についたら、ふと子供の頃の記憶が甦って来た。小学校の校庭の隅の、小さく区画割したジャガイモ畑が瞼に浮かんだ。
「お花を摘んで、おジャガを太らせましょう!」
あの時の百合子先生は、お元気だろうか・・・。
じゃが芋の畑の花見て想い出す
おジャガの花摘む せんせいとぼく
あの頃は未だ村だったふる里の
尋常小学一年生の日
せんせいがおよめにゆくというあのひ
おててをふってさよならしたっけ