鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

鉄ちゃん爺や    石光寺の寒牡丹を訪ねて

2013-01-16 20:03:40 | 日記
寒い12月~1月に咲く寒牡丹は華やかさには欠けまっけど良いもんでっせ。

電車と徒歩で約45分ぐらいの所に石光寺(せっこうじ)というお寺がおまんねん。


(国道165号線の 道路標識)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


此処は奈良県の葛城市で万葉集にも登場する二上山の東山麓になりまんな。

春の牡丹シーズンには近くの当麻寺と並んで観光客が多いお寺だっせ。

石光寺(せっこうじ)は春の牡丹も有名でっけど、寒牡丹で知られたお寺でんねんわ。


(石光寺 遠景)


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お寺の背景に見えているのが二上山の雄岳でんな、雌岳はお寺の屋根に邪魔されて
少しだけしか見えてまへんけど双頭の頂きを持つ優雅な山でっせ。


(石光寺 山門)


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お寺自体はそんなに大きくは無いんでっけど、牡丹を中心に庭が広いでんな。

7世紀に創建されたお寺でっけど阿弥陀堂などはそんなに古くは見えまへんけど。


(石光寺境内  想観の沙)


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四角い方は私たちを表しているそうで

丸い方が大日如来さんを表しているそうでっせ。

ほな~  寒牡丹を観て廻りまひょ~


(石光寺境内の 寒牡丹)


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春ボタンより華麗さはないですが、寒い時期に自然に芽生えて可憐な花を
咲かせる寒牡丹には冬の風景に温かみを感じさせてくれまっしゃろ。

此処の寒牡丹は戦争中には非国民だと言われながら、先々代の住職が密かに
寒牡丹を守り通して、現在まで種の保存をされた結果だそうでっせ。



photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


他所では春ボタンを鉢のまま温室で促成栽培し蕾が膨らんだら外へ出し
寒牡丹と称して公開してまっけど、これはニセモンの寒牡丹だっせ。

温室で育てたボタンは「冬ボタン」と呼ぶのが正式なんだそうな。

「冬ボタン」は春だと間違って咲く訳で葉っぱも春と同じように沢山と出まっせ。

本物の寒牡丹は画像のように葉っぱがほとんどこの時期は出まへんな。

ここ石光寺の寒牡丹は古来の品種で12月~1月の冬に咲くと同時に
5月頃にもう一度咲く珍しい品種なんだって。

春にもう一度咲くときは同じように葉っぱも茂りまんな。

藁の帽子を被せて雨や霜を防ぐことはしまっけど、自然に咲くのを待つんで
春ボタンのように一斉に咲くこともなく、咲かない事もあるそうですわ。


(藁の帽子を被った寒牡丹は 冬の風物詩ですよ)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


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このお寺の秘仏と寒牡丹以外の花は次回に貼り付けさせてもらいまひょ。

ほな~ 今日はこれで失礼させてもらいまっさ、さいなら~
コメント (16)
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