「今回のルイジアナ行きは、No Go(キャンセル)だ」
出発前夜、いきなり写真部のボスから電話がかかって来た。
経営不振のため、来年度まですべての出張取材が延期になった、という。
先週海上石油プラットフォームを訪ねたときに、このプロジェクトのための取材に応じてくれる技術者がみつかったので、彼が家に帰る日に合わせて僕もまたルイジアナに戻る予定だった。
ルイジアナの南岸からヘリコプターでおよそ1時間程の沖合にあるこのプラットフォームで働く従業員達は、2週間続けて職場で過ごし、2週間家に帰って休む、という「2週間交代シフト」で働いている。僕らが取材することになっていたこの技術者は、水曜日(今日)がシフトチェンジの日で、この先2週間を家族とともに過ごすことになっていた。僕は家に帰る彼に同行して、妻や子供達と過ごすひとときを撮影する予定だったのだ。
以前このブログでも書いたように、他の多くの新聞社の例に漏れずトリビューンも経営不振に陥っており、リストラさえもおこなわれるほど事態は悪化していた。出張取材に関しても規制がでているのは知っていたのだが、すでに半分以上取材の済んでいるこの石油プロジェクトにまで影響がでてくるとは思っていなかったので、この知らせは意外だった。
まあキャンセルといっても、新しく予算が組まれる来年度(一月)以降まで待て、ということらしいからまた来月行くチャンスはあるだろう。ベネズエラへも行かなくてはならないし、こんな形でこのプロジェクトを中断する訳にはいかないのだ。
それでも、一抹の不安は残る。。。大企業は怖い、のだ。
いちカメラマンの僕ごときには、この財政問題がどれだけ深刻なものなのか正確にはわからない。しかし、会社のトップが必要と判断すれば、僕ら末端のカメラマンやレポータの事情などおかまいなく決定は下されるだろう。この石油プロジェクトがぶつ切りで中断されることも全くない、とはいえないのだ。
新聞社とはいえ、それが利潤第一主義の「企業」というものなのだから。
そんなわけで、少なくとも1月なかばくらいまではこの極寒のシカゴで過ごさなくてはならなくなった。とほほ。。。
出発前夜、いきなり写真部のボスから電話がかかって来た。
経営不振のため、来年度まですべての出張取材が延期になった、という。
先週海上石油プラットフォームを訪ねたときに、このプロジェクトのための取材に応じてくれる技術者がみつかったので、彼が家に帰る日に合わせて僕もまたルイジアナに戻る予定だった。
ルイジアナの南岸からヘリコプターでおよそ1時間程の沖合にあるこのプラットフォームで働く従業員達は、2週間続けて職場で過ごし、2週間家に帰って休む、という「2週間交代シフト」で働いている。僕らが取材することになっていたこの技術者は、水曜日(今日)がシフトチェンジの日で、この先2週間を家族とともに過ごすことになっていた。僕は家に帰る彼に同行して、妻や子供達と過ごすひとときを撮影する予定だったのだ。
以前このブログでも書いたように、他の多くの新聞社の例に漏れずトリビューンも経営不振に陥っており、リストラさえもおこなわれるほど事態は悪化していた。出張取材に関しても規制がでているのは知っていたのだが、すでに半分以上取材の済んでいるこの石油プロジェクトにまで影響がでてくるとは思っていなかったので、この知らせは意外だった。
まあキャンセルといっても、新しく予算が組まれる来年度(一月)以降まで待て、ということらしいからまた来月行くチャンスはあるだろう。ベネズエラへも行かなくてはならないし、こんな形でこのプロジェクトを中断する訳にはいかないのだ。
それでも、一抹の不安は残る。。。大企業は怖い、のだ。
いちカメラマンの僕ごときには、この財政問題がどれだけ深刻なものなのか正確にはわからない。しかし、会社のトップが必要と判断すれば、僕ら末端のカメラマンやレポータの事情などおかまいなく決定は下されるだろう。この石油プロジェクトがぶつ切りで中断されることも全くない、とはいえないのだ。
新聞社とはいえ、それが利潤第一主義の「企業」というものなのだから。
そんなわけで、少なくとも1月なかばくらいまではこの極寒のシカゴで過ごさなくてはならなくなった。とほほ。。。
同じシカゴ在住ということで興味深く読ませて頂きました。
プロのフォトグラファーの方が日本人でシカゴにいらっしゃったのですね。そういう職業の方もいらっしゃるのだろうなぁと思っていても、実際こうして頑張っていらっしゃる方が実在しているのを感じて、すごいなぁと思ってしまいました。
また寄らさせて頂きます。以後宜しくお願い致します。
この言葉に「なんですと~??!!」とのけぞってしまいました。
最近また、ナイジェリアの石油パイプランの爆破事件があったばかりなのに。
最後の「とほほ。。。」の文字に、なぜかちょっと安心しました。