HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

五銃士

2008-10-27 21:42:25 | bike
以前、競輪のトークショーで、解説者の方が昔のあるレースについて語り「でも…ファンが覚えているのは、勝者のことだけなんですよね」というような、レースの持つ残酷性で締め括ろうとしたら、客席から「いや、あの時の2着は○○だったよ」とか「あのレースは…」って声が飛び、ファンは思い思いに“勝者”以外のことを語り出し…(笑)。

覚えていることは皆違う。

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2008年のジャパンカップ、自転車ロードレースの最も高みにあるプロ選手たちが本気の戦いをした素晴らしいレースだった。しかし、私の心を掴んだのは日本ナショナルチーム(U23)の面々だ。

日本ナショナルチーム JAPAN NATIONAL TEAM
121 ITO Masakazu/伊藤 雅和JPN19880612
122 UCHIMA Kohei/内間 康平JPN19881108
123 YOSHIDA Hayato/吉田 隼人JPN19890519
124 AOYANAGI Kazuki/青柳 憲輝JPN19890221
125 HIRATSUKA Yoshimitsu/平塚 吉光JPN19881113
Team Manager: MIURA Kyoshi/三浦 恭資

ツール・ド・北海道を見事な逆転で新人賞を獲得した伊藤、神宮クリテのポディウムで「東京、最高!!」と明るいスピーチをした沖縄出身の内間、北海道ではアシストに徹していたが、オリオンスクエアのプレゼンではマイクを奪い取り、まさかの積極性を魅せた(笑)1年生の吉田(彼にはビックリするほど華がある!!)、ツール・ド・北海道Stg. 5で大学生ながらステージ3位の青柳(ポディウム慣れしてるだろうに、いつも真面目で表情が硬い・笑)、修善寺の若き星平塚(@修善寺は野寺だけじゃないぞ)。

以前、レースで観て心に残った若い選手たちが、プレゼンの大観衆に物怖じもせず、ビッグレースに望む意気込みを披露した。熱い何かを感じた。

そして三浦監督。プレゼンではいきなり立ち位置を間違えてるしー(笑)。キングがいろんなレース会場で、身を粉にして駆けずり回っている姿をこれまで目撃してきた。U23は強い奴、調子のいい奴を次々と入れ替えていくぞ!と、厳しい弱肉強食の世界を強調していたが、プレゼンの壇上で選手を見つめる温かい眼差しはいかにもキングらしかった。

輝く未来を感じさせるU23の面々。全員がこのハイレベルなレースで完走した。

来年の世界選U23が楽しみだ。出場枠を賭けて、もう勝負は始まっている。


1年生ながら堂々のスピーチの吉田選手


梅丹の中島選手と日本ナショナルチームの吉田選手
二人は鹿屋体育大学の卒業生&現役の先輩後輩の間柄


【リザルト】
1 Damiano Cunego (Ita) Lampre 4.04.57 (37.1 km/h)
2 Giovanni Visconti (Ita) Quick Step
3 Ivan Basso (Ita) Liquigas
:
27 Masakazu Ito (Jpn) Japan National Team 4.44
28 Yoshiyuki Shimizu (Jpn) Nippo - Endeka
29 Olivier Bonnaire (Fra) Bouygues Telecom
30 Kazuya Okazaki (Jpn) Meitan Hompo - GDR
31 Hayato Yoshida (Jpn) Japan National Team
32 Jai Crawford (Aus) Trek-Marco Polo
33 Kazuyuki Manabe (Jpn) Nippo - Endeka
34 Kazuki Aoyanagi (Jpn) Japan National Team
35 Tomoya Kano (Jpn) Skil-Shimano
36 Naoki Mukaigawa (Jpn) Matrix Powertag
37 Yoshimitsu Hiratsuka Japan National Team 4.48
:
HD Kohei Uchima (Jpn) Japan National Team

(photos by kumataro [上写真: 左から]青柳、三浦監督、吉田、平塚、内間、伊藤@オリオンスクエア プレゼンテーション)