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もうひとつのアイデア

 交差点で隣に並んだのはポルシェ911。30代後半の渋いお兄さんが運転している。こちらはハイブリット車のプリウスだから信号待ちではエンジンが停止し、全く静かになる。聞こえてくるのは隣の甲高いエグゾースト音だけだ。

 横の信号が黄色に変わったのを確認してからギアをローに入れる。換装された280馬力のエンジンが自動的に息をふき返し、低い排気音が空気をゆらす。ポルシェのお兄さんが驚いたようにチラッとこちらを覗く。そう、このプリウスは超高速仕様の改造車なのだ。

 信号が青になった瞬間にプリウスは飛び出す。280馬力のエンジンパワーと150馬力相当のモーターの駆動力はおよそこの地上では無敵だ。バックミラーにうつるポルシェはどんどん小さくなっていく。甲高いエグゾースト音が追いかけてくるだけだ。

 環境にやさしいと言われているハイブリットカー。ガソリン1リットルで20kmも走るらしい。ハリウッドでも人気でハリソン・フォードやジャック・ニコルソン、二コール・キッドマンやメグ・ライアンなども保有していると言う。

 この環境にやさしいと言うコンセプトで開発されたハイブリットカー。これをチューンするという意外性をねらって、いつかやってみたいと思っている。コンセプトの衝突と言ったらよいか。

RearView コンセプトの衝突と言えば2006年4月、横浜の赤レンガ倉庫の前にこんな車があった。ミニクーパーのストレッチリムジン。後輪が4輪あるのはちょうどその上にジャグジーが付いているから。


FrontView BMWに買われてからはずいぶん大きくなってしまったが、それまでのミニは小さくてかわいい車であった。チューンアップされたミニクーパーはその外見に似合わず、高性能で大藪晴彦の作品に頻繁に登場した。団塊の世代にはいつかミニクーパーを買うぞと思っている人が沢山いるはずだ。


 この小さくてかわいいミニをストレッチリムジンにしてしまうのもコンセプトの衝突と言える。意外性が楽しいのだが、山道でのろのろ走っているミニクーパーに追いついたとしても追い抜くときは注意が必要だ。ストレッチリムジンでないことを確認してから抜かないと怖い思いをすることになる。なにしろ全長6mを超えるらしいから、、、、、




Photo:http://www.drivingfuture.com/car/bmw/nw040817_01/


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