熊本熊的日常

日常生活についての雑記

テンピュール

2009年02月15日 | Weblog
新居が決まり、ベッドはロンドンで使っていたものと同じにしたのですぐに決まったのだが、枕をどうしようかと考えていた。よく巷で「テンピュール」というロゴをよく見かけるので、どんなものか扱っている商店で話を伺ってみた。要するにポリウレタンフォームなのだが、セルの形状を工夫することにより使う人の体温と体重に反応するものらしい。「ポリウレタン」というと安っぽい響きがあるのだが、値段を見ると誤植ではないかと疑ってしまうような数字が並んでいる。商品の説明をしてくれた店員も自分で使っていて、たいへん具合が良いというので、思い切って購入することにした。

これは不思議な枕である。今の時期、室内の温度も低いので枕が硬い。かまわずに床に入ってしばらくすると枕に乗っている自分の頭が沈み込んでいく。体温と重量に反応して、頭のある部分だけが柔らかくなったのである。手を伸ばして枕の端のほうに触れてみるとなおも硬い。頭の位置をずらして硬いところにのせてみると、そこも柔らかくなる。こいつは面白いと2度3度と頭をずらしているうちに意識がなくなる。

これが本当に身体に良いものなのか、どうでもよいものなのか、まだ使い始めなのでわからないが、なかなか愉快な枕であることは確かである。枕やクッションを使ってみて、それが気に入ってベッドもテンピュールのものにしてしまう人が少なくないのだそうだ。私は、頭が沈むのはよいのだが、身体が沈むベッドというのは少し抵抗を感じる。どちらかといえば硬い寝床が好きなので、テンピュールは枕と、もし買うとすればせいぜいクッションくらいで終わりそうだ、と今は思う。

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